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モンキー(バイク)の編集履歴

2020-02-21 16:24:57 バージョン

モンキー(バイク)

もんきー

ホンダが生産していた原付バイク。

概要

ホンダが生産していた原付バイク

単に「モンキー」と呼ぶと50ccの事を指し、本項でも基本的に50ccについて記述する。


特徴は何といってもその小ささであり、成人男性の膝程度の高さしかない。

重量も60kg程度と非常に軽く、ハンドルが折り畳めるようになっている。

これは、自動車に積載して目的地まで運び、そこで降ろして走るという使い方を想定した為である。


元は、ホンダが経営していた遊園地「多摩テック」のアトラクション用の乗り物であったが、1963年にイギリスから「一般販売してほしい」という要望を受けて輸出したところヒットし、更にアメリカからもオーダーが舞い込んだ。

1967年からは日本でも販売されるようになる。


商標としての歴史はカブベンリィに次ぐ長さを誇り、発売された車体色の種類は日本のバイクで最も多い。

年式によって細かな改良、変更が施されており、最終的に電子制御燃料噴射装置(インジェクション)搭載となった。


原付なのでランニングコストが安く、簡素な構造故に素人でも容易に改造できる。

このためアフターパーツが非常に充実しており、DOHCヘッドや乾式クラッチなど、原付ながら上級クラスに迫る高性能化が可能。

更にフレーム本体までアフターパーツに交換可能であり、金に糸目をつけなければ際限なく手を加えられる。

一説にはアフターパーツだけで一台組み上げられるとも言われている。

但し、小さく軽い車体は持ち運びをも容易にしているため盗難率が高く、保管には注意を要する。


2017年3月、排ガス規制の強化をクリアできない事を理由に生産終了を公表。

同年の8月をもって生産終了した。

当時はホンダ社長から「50ccの限界」「2030年にガソリンエンジンの原付一種が存続できるのか疑わしい」との発言もあり、先行きは不透明であった。


しかし、2018年7月に後継であるモンキー125を発売。

原付二種にサイズアップして復活を遂げた。

先に発売されていたグロムがベースとなっているため、モンキーの名を受け継ぐものの50ccとの共通点は皆無。

車体サイズは大型化され、50cc時代の特徴だったハンドルの折り畳み機能も省略された。

詳しくは当該項目参照。


モンキーの派生車種

ゴリラ

ホンダ ゴリラ

モンキーをツーリング向けにしたモデル。当該項目参照。


モンキーR

2016

モンキー唯一のスポーツモデル。当該項目参照。


モンキーRT

モンキーRのオフロードバージョン。


モンキーBAJA

MONKEY BAJA

オフロードバイクXLR250BAJA風のモデル。2灯ライトが特徴。


モンキー125

後継車種。当該項目参照。


プレミア化

本車の生産終了のアナウンスと共に、全国の新車在庫に需要が殺到し、たちまち供給不足に陥った。

これに乗じて定価の何倍ものプレミア価格をふっかける店も現れた。

ファイナルエディションである「50周年スペシャル」は抽選で販売され、500台限定生産に対し45333件の応募があった。倍率90倍以上である。


生産終了後には年式問わず中古車の相場も上昇し、まともな個体であれば新車価格を下回ることはまず無い。

これは先述の派生車種も同様で、その過熱ぶりは冷める気配を見せていない。

モンキーがいかに愛されていたかを象徴する現象である。


関連項目

HONDA バイク 原付 モンキー125

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