「絶望!支配!全テヲ!」
CV:佐々木誠二
概要
人間世界の支配を目論み、エネトロンを強奪する組織「ヴァグラス」の首領。エンターからは「マジェスティ」、エスケイプからは「パパ」と呼ばれる。
髑髏のような姿で登場しているが、陣曰く「飾り」らしい。
来歴
元は転送研究センターのスーパーコンピューターを管理するメインプログラムだったが、13年前、謎のコンピューターウイルスに感染し、人間世界を支配しようと暴走。
その後、所長である桜田ヨウスケによってセンターごと亜空間へと転送されるが、そのままセンターを乗っ取り、自身のアバターであるエンターや研究センターのメガゾード等を利用し、亜空間からの侵略を開始する。
また、13年前の転送によってセンターの研究員全員をデータとして吸収、「創造する者達」として使役し、メガゾードを作らせていたことが明らかとなった。
性格は極めて自己中心的で我欲も甚だ強い。その為、現実世界を支配したいという渇望から非常に気性が荒く、度々暴走しそうになってはエンターに嗜められるパターンがお決まりになっている。これが元の自我の性格か、ウイルスによるバグの影響なのかは不明。
また、人間を苦しめることに快楽を見出しているため、エンターのエネトロンを効率よく集める作戦を無視することもある。そのためエンターも度々「子守は大変だ」などとぼやいている。彼や後に生み出されるエスケイプの働きに対して労いの言葉も全く掛けない所から、自身のアバターのことは単なる自己の欲求や願望を満たすだけの駒としてしか見ていない。
Mission25でエンターが現実世界に擬似亜空間を展開したことで一時的に現実世界に出現。
それ以来、快楽嗜好は一層高まり(※擬似亜空間を作るのにもエネトロンを消費するため、何度も作っていると現実世界に戻るのが更に遅くなる)、より自身に都合のいいアバターであるエスケイプを作り出す。
以降、エンターには引き続いてエネトロンの収集を、エスケイプには人間を苦しめ、自分を満足させることを命じる。
その後エンターの策略によって「進化」を遂げ、本格的に現実世界へと乗り込もうとするが、ゴーバスターズが亜空間へと侵攻。分身体・メサイアセルを作り出し、再生メタロイドやアバター達と共に迎撃するが、レッドバスターに本体を破壊され、分身体も他の4人の攻撃によって破壊された。
しかし、エンターがあらかじめバックアップを取っておいたため、完全に消滅しておらず、13枚のメサイアカードになっていた。そのうち、11枚がばら撒かれ、次々とメサイアロイドと呼ばれる強化型メタロイドを生み出している。このタイプのメタロイドは、各種データを取り込むことで進化を続け、最終的に新たなメサイアのボディになるとのこと。
Mission42でメサイアカード「06」が成長を遂げメガゾードζから遂に新たな肉体を手に入れ、Mission43にて「09」「12」を取り込み両腕が変化し、更にMission44で転送された素体メガゾード、周りの建造物、ひいてはエスケイプをも吸収し最終形態とも言えるメサイア・リブートに変貌を遂げ、地球上のありとあらゆる無機物と融合しようと目論むが、ゴーバスターズ3人とバディロイド3体のワクチンプログラムを叩き込んだゴーバスターライオーのイグニッショントルネードで再び倒された。
同時にメサイアを構成していた「06」「09」「12」も破壊されたと思われ、残りのエンターが取り込んである「04」と「07」、ヒロムの中にある「13」にはメサイアの人格は現れる事は無くなった事からメサイアそのものはこの戦いで完全に滅んだ様子。
メサイアセル
メサイアが生きた細胞と融合し、肉体を得た姿で本体と同格の分身体。
無機物を吸収して、自分の肉体にする能力で肉体の修復やバスターギアを使用不可にすることができる。また、過去のメタロイド製造データからメタロイドを複製することができる。
メサイア・リブート
メガゾードζを核に周囲の建物やメガゾードを吸収してさらに成長・進化した姿。
嘗てメサイアが転送研究センターをベースに起動しようとしていた時の姿によく似ている。
全長960mと言う巨体で、圧倒的な攻撃力と防御力を誇る他、あらゆる物体を吸収する事が出来る。
関連タグ
特命戦隊ゴーバスターズ 転送研究センター ヴァグラス エンター エスケイプ
救星主のブラジラ:2年前の作品のラスボスで自称救世主繋がり。
デズモゾーリャ:『爆竜戦隊アバレンジャー』のラスボスで、メサイアと同じく実態を持たない首領繋がり。
凱力大将ブランケン:『魔法戦隊マジレンジャー』の幹部怪人で、こちらも人間界に出たくても出れず欲求不満が鬱積した繋がり。