演:吉田友一
概要
特別指定凶悪犯罪対策捜査官、通称「特キョウ」のエリート刑事。
デカブレイクに変身する。ニックネームは「テツ」。
幼い頃、アリエナイザーの起こした事件により両親を失い、宇宙警察の保護下で育てられた。その悪を憎む心で警察官を志望し、訓練生時代を含めると15年近いキャリアを持つため、バン達より年下なのに経験も階級も上回っている。
当初はエリート風を吹かせ生意気な態度を取っていたが、根は明るく素直な性格の為、地球署駐在になってメンバーの一員になってからはバンを「先輩」と呼び、敬意を示している。
最初は出向という形だったが、最終回で正式に地球署に転属になった。最終回時点では通常捜査官となっていたが、『マジレンジャーVSデカレンジャー』では地球署に所属しつつ特キョウに復帰している。
『10YEARS AFRTER』ではボスの汚職疑惑の事件に伴い地球署の署長代行を務めており、その後スペース・スクワッドではボスの復帰に併せて副所長となっている。
女装
女装は彼を語る上で欠かせないネタとなっている。
第26話でタイラー星人ダーテンの取り仕切る違法賭博「イリーガルマッチ」の会場に潜入する際に、特キョウであることがばれていたので、敵の目をごまかす為に女装したのが始まりだった。
この時、観客の一人のエイリアンが一目惚れしたことにテツはまだ気づいていなかった…。
そして第45話。大晦日の真っ只中、デカベースに謎のストーカーから不気味な人形が贈りつけられ、一同は送り主が誰なのかを調査することとなった。
決定的な手がかりが見つからぬまま、贈り主は白鳥スワンを狙っているのではないかという考えが浮上し、テツが女装しておとりを務めた時、ついにその贈り主が現れた。
しかしそのストーカーことアモーレ星人バーチョの狙いは、なんとテツだったのだ。
猛烈に自分に対する好意をぶつけるバーチョに対し、自分が男であることを明かすテツだったが、バーチョは雌雄同体である為まったく諦めることなく追い掛けてきた。
変身して迎え撃つテツだが、バーチョは一介のエイリアンとは思えぬ恐るべき戦闘力で逆に追い詰め、その唇を奪ってしまった。
そんなことをそっちのけでバンたちが視聴者の皆さんに新年に向けたメッセージを贈る中、「助けて下さい!!」というテツの悲痛な叫びが響いたのであった。(この時彼はヤケクソで「こうなったらデリートしてやる!」とまで言っていた)
そしてデカレンジャー本編が終了しても、テツの女装ネタは終わることはなかった。
『マジレンジャーVSデカレンジャー』でもテツはまたしても女装することとなったのだ。しかも今度はヒカルも一緒で。
そんな二人を見たスモーキーが吐き気を催したのは言うまでもない。
更に「ボウケンジャーVSスーパー戦隊」で、高丘映士がアカレッドから受け取った住所録を頼りにテツに会いに行くこととなったのだが、その住所録には「備考:女装」とひどい書かれ方をされていた。(幸いと言うべきかこれについて言及されることはなかった。)