本稿では2.の方について解説する。
概要
アシュリー救出のため、出動したレオンがヨーロッパの片田舎(スペイン)で出会った人物。
お金と引き換えにレオンに様々な武器を売ってくれたり、持っている武器を改造してくれる。
青い炎を灯した燭台が彼のシンボルで、彼の居るところには目印としてこの燭台が置いてある。
オレンジ色に輝く瞳に黒いフードをかぶっているという姿は不気味ではあるが敵ではない。
その正体はガナードではあるが、何故かレオンやエイダを襲わずに金さえ渡せば武器を提供してくれる。サドラーの命令よりも商売魂が勝ったということだろうか。作中で拾える文書中では幾度となく「ルイスの裏切り」「第3の組織の暗躍」などと教団側が警戒態勢を見せてくるが、(薬をレオン達に渡したルイスの功績も大きいとは言え)どう見ても教団にとって一番の戦犯はこいつらである。
一応商人達も教団に対して商売がバレてはいけないとの意識があるのか、武器商人の近くに「仲間」であるガナードがいると、話しかけても武器を売ってくれない。
ガナードと同様に武器商人に攻撃することもできるが、彼の体は非常に貧弱で、弾一発はもちろん、ナイフの一振りでも即死してしまう。当然、殺してしまったらもうその場所で武器の取引はできなくなる。
ただ例外もおり、射的場での武器商人はどんな攻撃でも絶対に倒せない。
また、何故かガナードのくせにP.R.L.412を撃っても死なない。P.R.L.412も条件を満たすことで武器商人から貰える武器なので、レオンに渡す前に自分たちに対しては効果が無いよう改造していたのかもしれない。
品揃えは豊富で、黒いフードのいたる所に武器という武器を隠し持っている。
レオンからもその品揃えの異常なまでの豊富さをツッコまれており、「戦争ができるな…」と半ば呆れられている。
基本は行商人の体でいるが、中には小屋に店舗を構えている商人もいる。
商人なのに人通りの極端に少ない場所で商売していたり、下水道の中で営業しているのはご愛嬌。
武器を購入する時や装弾数を増やすカスタムをする時にはちゃんと銃弾を込めてから渡してくれるが、支払いの際にはキッチリ弾代も含めて請求する。さすが商人!
…とは言え、銃弾は単独では売って無いので落ちてる物を拾うしかない事を考えると良心的なのには変わりない。
特に殆ど拾えないマグナムの弾の貴重な補給手段として利用した人も多いだろう。
独特の発音である英語とダミ声が特徴的で、国籍は村人と同じスペインだと思われる。
なお、レオンらを「ストレンジャー(stranger)」と呼び、何かにつけてこの単語を連呼するため、取引成立時のお礼の言葉と共に妙に印象に残る。
ちなみに「ストレンジャー」は「知らない人」や「よそ者」といった意味が一般的だが、「客」という意味もあるため、彼の口調から言って「兄(姐)さん」とか「若いの」ぐらいのニュアンスと思われる。
『ヴェルカム!』・・・Wellcome!
『イゼルオール、ストレンジャー?』・・・Is that all,stranger?
『ヒッヒッヒッヒェ…センキュウ!』Hee-hee-hee thank you!
『アァ~…アイル、バイ、イデド、ハイ・プライス!』・・・Ah,I'll buy it at a high price!
『カンバック、エニィト~イ…』・・・Come back anytime.
余談
- 武器商人の声はレオンと同じ声優(Paul Mercier)があてている。
- 攻略本によると、武器商人は一人ではなく集団で活動しているらしい。ゆえに、村には村の、古城には古城の、孤島には孤島の武器商人達がいるということになる。
- 換金専用のアイテムも買い取ってくれるが、肥溜めに落ちたものはキッチリ価値半減と鑑定する。さすが商人!
- この作品以降も何度か武器の売買システムが採用されているが、後の作品では全てメニュー画面上でのやり取りであり、こうして実際にマップ上に取引してくれる商人が存在するのは『4』だけである。
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同業者?
冒険家(ブレイブリーデフォルト) - 彼もまた至る所でアイテム売買をしている。