概要
「車高」と「短い」を掛け合わせた俗語。
「ローダウン」とも言う。
そもそもはモータースポーツに由来し、車高を下げることで重心を下げ、直進安定性とコーナリング性能を向上させるのが目的であった。
しかし、同時に重厚感が生まれ見栄えも増すことから、一般にもファッションとして広まった。
昭和時代には暴走族の改造手法の定番であり、快適性を一切無視した無理なシャコタンが横行した。
車高を下げ過ぎると、公道において車体下部を擦りやすくなるため法律で規制されており、自動車においては最低地上高を9cm確保しなければ違法となる。
ヤンチャな人たちの間では、煙草の箱(だいたいセブンスター)が車体と地面の間に入るかどうかが指標とされることも。
純正シャコタン
平成時代に突入すると、ファッション目的でメーカー純正でシャコタン状態に仕上げた車両が発売されるようになる。
ホンダのS-MXやダイハツのムーヴがその起源で、量販車から車高を15mmほど下げたグレードを設定した。
以降他メーカーにも普及したが、いずれも改造車のような思い切ったものではなく、せいぜい15mm~20mm程度の変化しかなく目視では判別しづらい。
また、バイクにおいても低身長者の足つき性を確保するため、主にオフロードタイプで純正のシャコタンが設定される車種がある。