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勧善懲悪の編集履歴

2020-05-11 19:45:51 バージョン

勧善懲悪

かんぜんちょうあく

「善を勧め、悪を懲しめること」を意味する四字熟語。

概要

正義)が勝ち、が滅びる」というような意味。

往年のヒーロー物・時代劇にはよくあった物語のテーマであるが、最近では「水戸黄門」や「長七郎江戸日記」をはじめとする時代劇が激減、平成ライダーシリーズなど必ずしも敵側が絶対悪と呼べる作品の方が少なくなり、時代遅れ・形骸化しつつある概念である。


とはいえ、最後に悪が勝って善が滅びるような作品とてそう多くはなく(あっても主流とは見なされ難い)、主人公側が一般的な正義観を行動の前提としていない所謂ダークヒーローアンチヒーローものであってもそれに相対する方がさらに強大な悪だったり、また悪側にもそれなりの事情があろうと結局は善側によってその目的を阻止されたりと、どんな形であれ最終的にはなんだかんだでこれに近い結末に落ち着く傾向が強く、今だに作劇の上ではある種の王道として扱われている。


しかし、中にはこの勧善懲悪を根拠に過激な言動や行動に出る人間が実際に現れることもあり、悪を懲らしめるのも節度を守らなければただの蛮行ということを忘れないようにしたい。


その一方で、アメリカンヒーローが活躍するハリウッド映画ではいまだにヒーローは正義の味方、敵キャラは悪の権化で描かれることが多く、「銀河英雄伝説」のように帝国軍が悪の軍団ではないという概念は、他国の読者にとって驚きとなっている(もっとも、海外も海外でヒーロー側が掲げる正義や価値観に疑問を投げかけるような展開の作品も少なくはない)。


子供向けのヒーロー番組などでもシンプルな勧善懲悪より、複雑な善悪の概念を取り入れたシナリオやキャラクター造形が一般的になってきている一方、まだ複雑な設定への理解力に限度のある幼年層にとっては、シンプルな勧善懲悪から入る方がわかりやすく望ましいとする意見も存在する。


関連タグ

四字熟語 / 漫画 / 2ch脳

哀しき悪役 / 罪を憎んで人を憎まず

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