演:ブリちゃん
概要
園咲家で飼われているペット。品種はブリティッシュ・ショートヘア。
いつもは琉兵衛の膝に乗っており若菜にも懐いているが、冴子や霧彦には懐いていない。
元は琉兵衛が3歳当時の来人に買い与えた猫。名付け親も彼である。
14年前に園咲家にやってきたため、年齢は14歳と推定される。人間に換算すれば70代でありかなりの高齢だが、猫らしく街や屋敷を徘徊するなどまだまだ元気であり、ミュージアムが壊滅し左翔太郎に引き取られた後も堂々としていた。
ちなみに亜樹子が作った特製猫まんまを食べた時にはあまりの不味さから具合が悪くなったらしい。
風都探偵
本編終了後、青年漫画誌ビッグコミックスピリッツに舞台を移しての正当続編「風都探偵」でも、鳴海探偵事務所の飼い猫として過ごしている。上の記述及び「風都探偵」の時系列考察に則れば少なく見積もっても16歳オーバーという猫としては立派な老齢(人間換算で80歳以上)でありながらも、まだまだ知力・体力ともに旺盛。一度外出したらなかなか事務所には戻ってこないが、風都の猫たちの間でも一目置かれるくらいの存在である模様。
その猫離れした知性的かつ気骨のある立ち振る舞いは、フィリップや亜樹子に言わせれば「翔太郎よりもずっとハードボイルド」とのことらしい。やはり年の功か。
基本あまり人間に懐かないが、美人のときめには初対面ですり寄っていた。(その様子に亜樹子は「私の時と全然態度が違う!!」と驚愕していたが、亜樹子の場合上記の変な餌を無理矢理食べさせた件から嫌われているのだと思われる)
また、今作で性別がオスだと判明した。
ちなみにミックを演じたブリちゃんはメスである。
ネットムービー
AtoZで爆笑26連発より、「Pの悪戯/ミックは手くせが悪い」
この先は物語の重大なネタバレを含みます。
裏の顔はスミロドン・ドーパントに変身する、ミュージアム最強の処刑人。
猫ならではの隠密性を駆使して諜報活動を行う他、琉兵衛の命令があれば例え他の家族相手であろうとも容赦なく抹殺の対象として追跡・始末する。ただし、あくまでも命令にしか応じない上に自らの意志で戦うこともないので、状況の突然の変化には対応できない。
変身する際は琉兵衛にガイアメモリを首輪型のガイアドライバーに入れてもらう必要があるが、変身解除は任意で行える。
Wやアクセルとも幾度となく対決したが、終盤でメモリブレイクされた後はテラー・ドーパントの出現を受けて逃走。ミュージアム壊滅後はフィリップ=来人のために、猫探しにかけては天性の素質を持つ翔太郎が発見してきて保護した。
以後の経緯は上述の通り。
なお、記事の構成上ネタバレ扱いとしているが、作中では第2話で園崎家が全員揃った時点で「ミック=スミロドン・ドーパント」である事は明かされていた。
前述の猫離れした知性や体力も高い適合率を持つガイアメモリを長く使ってきたが故の副作用であるらしく、ある種の人間性を感じさせることすらある模様。
猫でありながらゴールドメモリの一本と高い適合率を持ち、毒素に脅かされるどころか猫以上の知性や力を獲得しているあたりは流石は飼い猫とはいえども地球に選ばれた家族の一員と言える。(最も肉体はともかく毒素による精神への影響は複雑な感情や悪意を持つ人間だからとも言えるので、猫の彼にはあまり関係は無かったのかもしれないが)
ドーパント=正体は人間という思い込みがあったために正体を判明したときは翔太郎達もかなり驚愕していた。風都探偵でも幹部に飼い猫があったことや、その猫がドーパントになっていたということには驚かれている。
ちなみに作中ドーパントだった者の中で唯一、罪に問われていない存在だが、そもそも人間の法律が適応されない存在だから当然である。(そもそも彼に罪があるのかと言われればそれは微妙である)