第4世代ジェット戦闘機に加え、さらに第5世代ジェット戦闘機の特徴を備えた戦闘機のこと。
といっても、さすがに後付でどうこうできるモノではないので、その特徴の一部のみを備える戦闘機。
第5世代ジェット戦闘機の特徴といえば、
・スーパーソニッククルーズ(アフターバーナー無しでの超音速飛行能力)
・より高度な電子機器(編隊相互リンク装置など)
などが思い浮かぶが、上のふたつは従来の戦闘機(第4世代ジェット戦闘機まで)への適用は困難である。
よって、後付け拡張が可能な電子機器など一部のみを適用させた戦闘機が『第4.5世代ジェット戦闘機』と呼ばれる。
(「第4+世代戦闘機」とも)
ロシアではMiG-29やSu-27系統の発展型を「第4++世代ジェット戦闘機」とも呼称している。
また「第4.5世代」という呼び方からも判るとおり、第5世代ジェット戦闘機までを繋ぐ過渡期の戦闘機である。
だが第5世代ジェット戦闘機の開発は軒並み遅れており、当面は第4.5世代戦闘機が世界の主流を占めることだろう。
主な4.5世代機
- F-15E
- F-21
- F/A-18E/F
- KF-X - ロッキードマーチン設計のF-22派生型ステルス戦闘機。KF-X用技術移転承認により『GE-Aviation F414-EPE』エンジンを純国産化した『F414-GE-400K』(推力:120kN)エンジンを2基搭載。2023年に初飛行後、量産化する見込み(国内のみで120機納入予定)GE Aviation Press Center 『GE Aviation delivers first F414 engine to South Korea for KF-X program』(2020年6月4日公式発表:英語)。
記述した内容が虚偽か判断する材料(公開情報)
韓国航空宇宙産業(KAI) 公式サイト『KF-X Korea Fighter eXperimental』(外部リンク)(英語)
※韓国航空宇宙産業(KAI:KOREA AEROSPACE INDUSTRIES, LTD.)は大韓民国の航空機メーカー