精霊と共に歩む日々。
舞えよ一輪、華やかな彩りを添えて。
概要
霊使いとは、遊戯王OCGに登場するキャラクター(モンスターカード)達の総称である。
「地霊使いアウス」、「水霊使いエリア」、「火霊使いヒータ」、「風霊使いウィン」の四霊使いに「闇霊使いダルク」、「光霊使いライナ」を加えた6人の、それぞれ容姿も性格も異なる魔法使い族の少女(少年)達。
名前の通り6人でそれぞれ異なる属性を持ち、同属性の使い魔を連れている。
各属性に関する共通の効果を持っており、「憑依装着」という使い魔モンスターとの合体バージョンや「霊術」という対応する属性専用の特殊な術を有している。
その他、現在のところ、リンクモンスター以外は守備力1500で統一されているのも特徴。
なお、霊使いとは「精霊使い」、霊術とは「精霊術」の略であるらしい。
他のモンスターカードとは趣の異なる、可愛らしいイラストが特徴。
そのため遊戯王OCGプレイヤーに多くのファンを持っている。
彼女(彼)らに関連したカードのみで構築された『霊使いデッキ』なるものも存在する。
ただしそのカードは初心者には大変扱いづらいカードもあるので注意すること。
2014年11月には霊使い(&憑依装着)全体をサポートする永続罠カード「憑依解放」が登場。
これに伴い「霊使い」と「憑依装着」が遊戯王OCGの正式なカテゴリー化を果たした。その後も、2019年には永続魔法カード「憑依覚醒」も登場した。
2020年には『ストラクチャーデッキ 精霊術の使い手』が発売される。シャドール、三幻魔に続く霊使いのストラクチャーデッキで、新規には四霊使いを意識したイラストが多い。ストラクチャーデッキに付属する『霊術覚醒パック』にも四霊使いの「憑依装着」の絵違いが収録される。
四霊使いに関しては該当項目を参照。
基本ステータス
霊使い
リバース・効果モンスター
星3/○属性/魔法使い族/攻 500/守1500
(1):このカードがリバースした場合、相手フィールドの○属性モンスター1体を対象として発動する。このモンスターが表側表示で存在する間、そのモンスターのコントロールを得る。
憑依装着
効果モンスター
星4/○属性/魔法使い族/攻1850/守1500
(1):このカードは、「○霊使い×××」1体と○属性モンスター1体を自分フィールドから墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。
(x):このカードの(1)の方法で特殊召喚したこのカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
大人状態
効果モンスター
星4/○属性/魔法使い族/攻 800/守1500
このカードを除く自分フィールド上の○属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、手札から○属性モンスター1体を特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。この効果によって特殊召喚されたモンスターは、「(自身の名前)」が自分フィールド上から離れた場合破壊される。
霊術
罠カード
自分フィールド上の○属性モンスター1体をリリースして発動する。
(以下の効果は霊術により異なる)
リンクモンスター
リンク・効果モンスター
リンク2/○属性/魔法使い族/ATK1850/リンクマーカー:左下/右下
○属性モンスターを含むモンスター2体
このカードはルール上「憑依装着」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手の墓地の○属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールド上に特殊召喚する。
(2):リンク召喚したこのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。デッキから守備力1500以下の○属性モンスター1体を手札に加える。
霊媒師
効果モンスター
星5/○属性/魔法使い族/攻1850/守1500
このカード名はルール上「霊使い」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカードと○属性モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから「(自身の名前)」以外の守備力1500以下の○属性モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は○属性以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが手札に存在する場合、自分の○属性モンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを特殊召喚する。
キャラクター
四霊使い
地霊使いアウス、水霊使いエリア、火霊使いヒータ、風霊使いウィンの4人の事。
後述の二人にはない成長した大人状態やリンクモンスター化などの派生カードが多い。
闇霊使いダルク
闇属性。使い魔は「D・ナポレオン」。
「闇霊術-「欲」」は、相手が手札から魔法カードを見せる事で無効化されるが、そうされなければカードを2枚ドローできる効果を持つ。ダルクより先に登場したカードであるため、イラストにダルクの姿は見られない。今後、ダルクがイラストに登場する新たな「闇霊術」が登場するかどうかは微妙なところ。
- 霊使い唯一の男の子。四霊使いが登場してから3年後、2008年4月「THE DUELIST GENESIS」で登場した。
- そのほか憑依装着や大人状態も存在しない等の理由から若干不遇な扱いを受けていたが、2011年11月に「ORDER OF CHAOS」にてめでたく「憑依装着-ダルク」が追加された。さらにこの憑依装着は、先に出ていた4体の効果に加え、特殊召喚に成功した時、デッキからレベル3または4の魔法使い族・光属性モンスター1体を手札に加える事ができるという効果を持っている。なお、大人状態のカードはまだ登場していない。
- 登場当初は性別に関して議論がされたが、PSPソフト「タッグフォース4」にて男性モンスターフィギュアとして登場し、男性であることが明らかになった。
光霊使いライナ
光属性。使い魔は「ハッピー・ラヴァー」。
彼女の使う「光霊術-「聖」」は、相手が手札から罠カードを見せなければ、ゲームから除外された自分か相手のモンスターを自分の場に特殊召喚する効果を持つ。
- ダルク以降に登場が待ち望まれていた「光霊使い」。「ダルク」の2年後に「THE SHINING DARKNESS」にてついに登場し、6属性全てに霊使いが揃うこととなった。
- 唯一霊術を持っていない霊使いだったが、2012年2月に「GALACTIC OVERLORD」にて「光霊術」が登場した。
- 憑依装着ダルクの登場から約5年の月日を経て、2017年1月、遂にライナの憑依装着が登場した。
ともあれ、これで
使い魔以外の6属性全ての憑依装着カテゴリが揃ったのである。