花屋の花が美しいのは当然。私はその花よりも美しい野に咲く花になるの
公式プロフィール
(単行本2巻記載)
人物像
斉木と同じクラスの美少女。そのあまりの美しさに、彼女に相対した男はもれなく挙動不審状態に陥り、「おっふ」という奇声を上げて赤面してしまう。街を歩けば芸能人のごとき人だかりができて、石油王や作中屈指の大富豪たる才虎芽斗吏にすら求婚させるほど。人当たりがよく優しいマドンナである。
しかしその本性は、己の美貌に絶対の自信を持つあまり、自分以外の全人類を見下している天上天下唯我独尊の高慢な女王様。当然プライドは非常に高く、「誰もに愛される完璧な美少女」を自認して憚らず、万事を自分本位で考える。さらに常に計算づくで行動して「完璧美少女」を演じ続けているため、腹黒い正体を知る者は誰もいない。
しかし、テレパシーで他人の思考を読み取れる斉木にとっては、照橋の心の声は丸聞こえであり、男が自分に傅くのが当然と思っている彼女になびくわけもなく、距離を置きたがっている。自分に興味を示さない存在がいることが気に食わない照橋は、斉木の気を引こうとあれこれ策を弄する内に、気が付くと、自分では認めていないが斉木を強く意識するようになってしまった。恋する美少女の誕生である。
斉木視点だと内心の企みが丸見えであることに加え、斉木へのアタックがほとんど全て空振りに終わっているため、性格が悪くても読者からの応援は決して少なくない。
それでも斉木は何かと目立つ彼女とは関わり合いになりたくないため、あれこれ手を尽くして彼女との遭遇を回避しようとするのだが、恐るべきことに照橋は神様にも愛されているので、行く先行く先で彼女と出くわし、斉木がいくら逃げ回っても結局出会う運命になっている。この点に関しては、さすがの斉木も「神には勝てない」と諦め気味。
当初は上記のように高慢腹黒キャラだったが、斉木に恋してあたふたしている内に次第に性格も丸くなっていった。美し過ぎて、女子からも遠慮されて話しかけられず友達がいなかったのも、誰にでもフレンドリーに接する夢原知予と仲良くなったことで改善され、目良千里とも友達になっている。そうした仲間を大切に思う気持ちも芽生えてゆき、才虎に求愛された時も、彼の財産に心揺さぶられつつも、「斉木や私の友達を馬鹿にしたのが許せない」という理由できっぱり拒絶した。
また、「完璧な美少女」になるための情熱や努力も並大抵ではなく、時には半泣きになりながらも決して困難に対してへこたれないポジティブな性格は、むしろ立派・健気とも評され、この点に関しては斉木も高く評価している。
兄の照橋信は「六神通」の芸名で芸能活動しているトップアイドル。妹に輪をかけて性格が悪く、しかも重度のシスコン。そのため彼女も兄の異常なシスコンぶりには度々頭を悩ませている。斉木も時々とばっちりで迷惑を蒙っている。
因みに、石化した明智を元に戻すために斉木がタイムリープを繰り返して偶然できた異世界では、斉木の彼女になっていた。
「おっふ」しない者達
だがそんな彼女にも苦手なものがある、それは子供である。子供には「おっふ」どころか、自分の魅力が通じないからである。斉木の隣に住んでいる入達遊太がその典型で、裏で照橋対策として斉木に利用される遊太に「おばさん」呼ばわりされ、自分が一生言われないであろう言葉に少なからずショックを受け、軽く殺意さえ芽生えたほどである。更に遊太が彼女の魅力に気づくであろう10年後に復讐してやると妄想して目が完全にイッてしまっていた(斉木曰く「こんな情けない照橋さんを見たくなかった」)。
他にも、妻の事しか目に入らない極度の愛妻家の斉木國春、誰にでも平等に接する博愛主義の灰呂杵志、弟以外の全人類が猿にしか見えない斉木空助も、「おっふ」しない数少ない例外である。
名前の由来
「テレパシー」「心を見る」から。
関連イラスト
完璧な美少女という自負に違わぬ麗しい容姿が最大のアイデンティティのため、とにかく美少女であることを前面に押し出したイラストが多い。
関連タグ
梨歩田依舞・・・仲の良い後輩。
照橋信・・・血縁者(である事を断ち切りたい人物)
沢北・・・照橋ファンクラブ「ここみんズ」会長
モモ・ベリア・デビルーク、天使ヶ原桜、里美真桜・・・照橋さん同様、男子から高い人気を集める美少女かつ、盲信的なファンクラブまで持つジャンプのヒロインキャラ(特に里美はファンクラブ結成までとは言わないが、自分と親しい主人公がファンから理不尽な暴力に晒されたり、主人公不在時にはとんでもない勢いでファンに迫られるなど、異常な人気と言える)。