ピクシブ百科事典

斉木空助

さいきくうすけ

斉木空助とは、漫画『斉木楠雄のΨ難』の登場人物。
目次[非表示]

概要

漫画『斉木楠雄のΨ難』の登場人物。斉木楠雄の兄。

公式プロフィール

身長179cm
体重63kg
誕生日6月16日
血液型B型
平均睡眠時間17分
声優野島健児


人物像

94χにて楠雄の回想で顔半分下のみ登場。
彼の事を思い出した楠雄は「嫌な奴を思い出した」と、彼の事を良く思っていない様子を見せた。
その上回想では
「止めといた方がいいよ 普通の人間があいつを受け入れるわけないよ」
「あいつが化物だって知ったらじーちゃんばーちゃんビックリして心臓止まっちゃうぜ」
などと一貫して実弟に冷たいもの言いをしており、読者の間で物議を醸した。
そして最後のページで、彼が楠雄の兄だという衝撃の事実が発覚。

……が、それから彼の事には一切触れられないまま2ヶ月間が過ぎた頃。
103χ(2周年)にてついに本人が登場。

彼の正体はマッドサイエンティストであり、弟の制御装置を「殆ど」作り上げた製作者だった。

髪型は(いわゆる片目かくれ)たまに作中で片目が隠れる漆黒の翼を連想した人も多いようだが、顔立ちは弟とよく似通っている。髪色は白緑。やたらとツヤツヤした髪質をしている。
頭に楠雄の制御装置と似たデザインのカチューシャを装着しており(その話の柱は「ついに空助キター!頭に何つけてんだコレ!!」)こちらはテレパシーを妨害する装置となっている。
また魔法使いを連想するようなアカデミックドレス姿が印象的であり、たまにコラボしている某教室の先生を連想する人も多かった。もちろん普通の格好もする。
他方、発明の特許やライセンス料で巨万の富を築いている資産家でもある(本人曰く、「遊ぶ金が欲しかった」とのこと)。

ともすれば根暗に思われる口数の少ない弟とくらべ、兄はにこやかに人と接するために周りからの覚えはめでたい。そのため大学や日常生活の対人関係は充実している模様。
斉木自身については強い執着や劣等感を覚えているものの、家族仲は比較的良好のようで、祖父や祖母の事は「おじいちゃん」「おばあちゃん」(回想の通りなら昔はじーちゃんとばーちゃん?)、両親の事は「ママ」「パパ」と呼んでいるなど、優男の雰囲気が強い。ただし父については楠雄とは違うベクトルでからかうなど、ひと癖あるのは同じ。

名前の由来は弟と同じ「サイキックス(超能力者)」。
彼自身に超常的な能力は無いが、後述のずば抜けた才能などの理由から、彼もある意味超能力者かもしれない。


衝撃的な登場

この話が掲載された後、あまりにも突然すぎる展開のためその話の最後の柱が

「空助って誰だよ!そんな話連載始まってから一回も聞いた事ないんですけど!」
から始まったのが切っ掛けで、実際登場する前から存在感を見せつけていた。
具体的にはその週のアンケート結果が良くなったり、つぎの週の話の「前回までのあらすじ」が
「空助(ルビに『誰?』)」となったり、作者の麻生先生がこういったツイートをしたり、「名前と楠雄の兄である事」「あの斉木ですら嫌な奴と称している」「顔半分下」などの少ない情報を基にあちこちで彼の人物像を想像する遊びが始まったりなど、今まで楠雄を一人っ子だと思っていた多くの読者に大きな衝撃を与えていた。

今まで回想にも話題にも上ることがなかったため、「後付け設定では?」と思う読者も多くいたが、上記のツイートの直後で麻生先生が「はるか昔から考えていた設定」と言っていたため、初期からの構想であったらしい。その後2か月間ほど、本誌では彼の事には全く触れずに話が展開されていき、ファンの間では空助が何者なのかという予想が繰り広げられていき、ファンの期待は高まっていった。


そして、顔半分下だけの初登場から2ヶ月たった連載2周年χにてついに顔全体を見せた。
その時は楠雄の事を「かわいい弟」と呼んでいた。が、その時のモノローグは描かれていないうえに目が楠雄以上に濁っているように見えており(後のシーンでは楠雄と同じ目つきになったりハイライトが入ったりなどしているが)、装着していたカチューシャのシュールなデザインと「化物」呼ばわりとはまるで違う「かわいい弟」呼びに困惑した読者も多かった。

生い立ち

一見するとそんなに「嫌な奴」には見えないが、生後一か月にして言葉を発したのを始まりに、日常会話を流暢に話し、赤子ながらうんちをしても泣かずに「恥ずかしながら」と丁寧に報告。絵本を読んでもらっているところでオチを予測したり、そのあと小学校低学年までに習う文字の読み書きをしたり、簡単な計算などは二歳でマスター。そして知能テストの結果はIQ218などと、早い話が天才だったために、驕り高ぶり、同年代はおろか父すら余裕で小馬鹿にするなど、わかりやすいほど性格が悪かった。あと語尾に何故かやたらと「し」をつけていた。(今もたまにつける)

が、そんな向かうところ敵なしの生活に、超能力者の弟という大きな壁が立ちはだかる。
超能力を駆使して自分より格上の事を平然とやってのける弟に対して、嫉妬や劣等感、嫌悪などの感情を持ち、そんな感情を向けられた楠雄の方も彼の事を嫌いになっていった。
それゆえに、彼の一番古い記憶は「敗北感」となる。

何度も何度も、弟が自分を煩わしく思おうとかまわず勝負を仕掛けたが、じゃんけんすらも勝つことができなかった。中学一年の頃、さすがに正攻法では勝てないと気づき、楠雄の脳や体を調べて制御装置を作り上げた。が、それでも勝てなかった。

そして、14歳になった時、「兄より優れた弟など存在しないのだ・・・」と、どこかで聞き覚えのある言葉を残して逃げるように高校を飛び級し、イギリスのケンブリッジ大学に留学した。それから4年間、楠雄とは一度も会わなかった。

それからは毎日を自堕落に過ごし、修士号を取得し、次は博士号取得のため研究に明け暮れていたが、研究の過程で、「楠雄を読めなくするんではなく、僕が読まれなくなればいい」という逆転の発想に至り、テレパシーを封じる方法を閃き、研究を重ねた。

ゆえに、周囲からも「天才」として認識されているが、本人は楠雄こそが「天才」だと認識しており、それに勝てない自分を「凡人」自嘲気味に呼ぶ。
が、國春は空助を「楠雄とは違った意味で凄ぇ」と評している。


ここまで通算0勝4254敗であることを覚えており、それについて楠雄は「マジキモイんですけど」と評していた。

そして彼は、弟にロンドン中を舞台にした鬼ごっこでの勝負を申し込む。

と、ここまでの姿が描かれたところで、どんなにコテンパンに負けても長い間めげずに勝負を申し込んでいく健気にも見える姿に、彼を応援する読者も少なくなかった。


関連タグ

斉木楠雄のΨ難 斉木楠雄 マッドサイエンティスト 燃堂力・・・同じく楠雄が心を読めない人間枠。



鬼ごっこの結着

結局、鬼ごっこ対決は楠雄の勝利で終わる。
またしても彼は弟に勝つことができなかった。國春は「負けて落ち込んでるんじゃないかアイツ」と言い、多くの読者もそう考えていた。しかし、楠雄は否定する。

「4000戦全敗してまだ挑んでくる奴だぞ むしろ逆だ 早い話が

あいつはドMだぞ  だから嫌いなんだアイツ」

つまり空助は、弟に敗北することで快感を得る性癖を持っていた。

その証拠に、別室で「本当大嫌い 次は絶対に勝つ」と口では悔しがるような言葉をいいつつも顔はアヘ顔とも思えるような悦びの表情を浮かべていた。その時のモノローグは描かれていないが、テレパスキャンセラーは解除されており、おそらく楠雄には届いていたことだろう。
楠雄が彼を嫌う本当の理由であった。
これを踏まえて、楠雄の「マジキモいんですけど」の場面を見ると、そう言った理由がよりわかりやすい。

ここに至るまで多くのものが空助を負けず嫌いの努力家だと思い込んでいたため、
またもや彼は読者の度肝を抜いたのであった。

「やっぱり僕に勝てるのはお前だけだよ楠雄ぉぉ~・・・」

ちなみに後日、「憂さ晴らし」という名目で楠雄ですら手におえない海藤や燃堂にそれぞれの性格に合わせた方法で精神的ダメージを負わせており(具体的な真意は不明)、ドSとしての側面も持ち合わせていることをうかがわせる。

彼の言う「僕に勝てるのは楠雄だけ」は、逆に言えば「楠雄以外になら勝てる」とも言えるのである。つまり、どちらの力が上というというよりも適材適所ということかもしれない。

その後

暫くはそのままロンドンに留学していたが、大学を卒業した後に母方の田舎で行われる夏祭りに参加し、楠雄と射的対決をした事を契機に母方の実家である祖父の斉木熊五郎の家に住むことになる。

それ以降は日本を拠点に、度々楠雄や両親に発明品を送っては家族を振り回したり、楠雄にちょっかいを掛けたりして過ごしている。


関連タグ

ドM ドS 照橋信・・・同い年の18歳で、こちらとはベクトルの違う変態兄貴枠。



史上最強の兄弟喧嘩の勃発。

一度、楠雄の学校に楠雄そっくりのロボット・楠Ωを送り込んだことからもう一人の能力者である鳥束零太の存在を知り、彼を仲間に引き入れ洗脳し、本格的に楠雄との勝負に結着をつけるために動き出す。
鳥束の能力をうまく使いこなし、楠雄の頭にある左の制御装置を破壊して行動不能にすると、右についている装置を抜くことで勝利を宣言しようとする。
楠雄を今までになく追い詰めた空助だが、そこで今までの勝負の真意とその真の目的が明らかになる。

実は楠雄の頭についている右の装置は、起爆装置にもなっており、引き抜かれると全世界中に楠雄の超能力について暴露される仕組みになっていた。
しかしこれは決して嫌がらせなどの利己的な理由ではなく、楠雄の超能力の凄さを誰よりも深く理解しているが故の行動だった。

空助は、楠雄の超能力が研究されれば科学や医学は飛躍的に発展し、世界から貧困や戦争、犯罪と言った社会悪は激減するであろうことから、「世界の半分を楠雄に渡して僕らは残り半分で暮らすべきなんだ」という、やややりすぎであるが、真っ当な思想を持っていた。
加えて、制御装置を製作した当初はたまたま空助が楠雄の能力を押さえることに成功したが、これ以上楠雄の能力が強くなってしまえば、結局は日常生活を送ること等できない。という、自分達の行動が単なる時間稼ぎでしかない。という事も理解していた。

その為、楠雄の超能力は隠すべきではなく、寧ろ世界に公表すべきであるという主張を幼い頃からしていたが、その一方で楠雄自身が嫌がることを一方的に押し付けることはフェアであるとは思っておらず、楠雄の頭にある左の装置を抜けば空助の勝ち。抜けなかったら楠雄の勝ち。という勝負で、お互いの主張を通すかどうかを決めていたのだ。

つまり、空助は空助なりに全人類と楠雄の将来にとって最善となる方法を模索していたのだ。

そこで、今までの戦いに結着をつけるべく、霊能力者である鳥束や自分の科学力を使って楠雄に戦いを挑み、遂に最後の切り札であるねこ戦車を繰り出す。

最後の切り札であるねこ戦車はエネルギー兵器であり、弾切れの恐れも無く一発一発の威力も強力であり、楠雄ですら手を焼く代物だった。

勿論、制御装置の取れた楠雄からしてみれば、身の危険を感じる程の威力ではないが、能力の制御の利かない楠雄では、反撃はおろか少しばかり触れただけでも、ねこ戦車はおろかそれに乗っている空助すらもを巻き込んで破壊してしまいかねないために、対処は困難を極めた。

こうして、自分の命を人質にしてでも食い下がる空助の猛攻に、遂に楠雄は追い詰められていく。

そんな激戦の最中、鳥束が目覚めたことで状況が変わる。

目覚めた鳥束は、楠雄が傷だらけになってまで自分を庇っているのを見て、洗脳から解放され、楠雄を助けるべく、空助から制御装置を奪うとするが、どれだけ洗脳しても楠雄の事を心から憎めなかった鳥束の事を知っていた空助により筋弛緩剤を打たれて行動不能になってしまう。

しかし、鳥束の行動によって制御装置を楠雄に奪われてしまい、またしても空助は敗北することになる。

喧嘩の結末


こうして、敗北した空助だったが、この喧嘩を通して楠雄の中で心境の変化が生じていた。

最終的には空助に勝利した楠雄ではあったものの、その内実は最後の鳥束を初め、相卜などの自分の能力を知って協力してくれる仲間達の手を借りて漸く掴んだ物だった。

何より、楠雄自身、空助の作った制御装置が無くなったことでここまで苦戦を強いられたことから、自分が今まで兄に本当に助けられていたことを実感し、自分が勝利したわけではなく、これは引き分けである事を明言し、自ら起爆装置の方を取り外した。

これにより、楠雄の超能力が全世界に広まることになった。










……と思ったが、そんなものとっくに解除されていた。

空助としては、楠雄の超能力が世界中の人間に公表されること自体は望んでいたが、そもそもの話し、空助にとって家族以外の人類など所詮他人でしかなく、どうでもよかった。

そんなどうでもいい赤の他人の為に、わざわざ大切な自分の弟が犠牲になる事の方がおかしい上に、元々、楠雄の超能力を公表しようとしていた目的の一つは、楠雄の超能力を完全に封印する方法を研究する為に世界中の研究者の力を借りようとするためでもあったが、それですら空助は自力で見つけていたので、そもそも公表する意味がなくなっていた。

無論、この事実に楠雄が喰いつかない筈がなく、空助は超能力を封印する装置を楠雄に渡すが、そこで衝撃的な事実が発覚する。

「この装置は楠雄の超能力を完全に封印する。一度付けたら、例え取り外したとしても二度と超能力を使うことができなくなる」

こうして、超能力の完全封印装置を手に入れた楠雄であったが、今はやり残したことがあるとして、あくまでもこの装置をもらい受けることはしながらも、暫くは超能力を使用することを選ぶ。

その後、楠雄は去り際に、超能力を失うまでの間、空助の遊び相手になってやることを宣言して帰る。

そんな弟の生意気な言葉に対して、空助は「こっちのセリフだし」と、嬉しそうに呟いたのだった。



関連タグ

うちはイタチNARUTOの登場人物の一人。実弟のうちはサスケと敵対しながらも、心から弟の事を愛していた兄であるという共通点がある。

pixivに投稿された作品 pixivで「斉木空助」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1859060

コメント