概要
1.1984年に公開されたアニメ映画で、TVアニメ「超時空要塞マクロス」の劇場版。脚本および小説版の執筆はテレビ版で主要サブとして多くの脚本を務めていた富田祐弘。
2.同作品に登場する架空のアイドル歌手リン・ミンメイ、及びCVを担当した実在のアイドル歌手飯島真理の楽曲であり代表曲の一つ。「楽曲」の項目を参照。
映画
映画化にあたっては全く新しいストーリーが再構築され、全篇新作として製作された。
マクロスシリーズは「フィルム作品はクリエイターがフィクションに置きかえたもので、現実に起きた事件の真実は別にある」という設定が行われている。この設定上”史実”に近いのはTVシリーズで、劇場版はドラマ面が強調された作品という事である。
- 本作はシリーズの劇中でも「映画化され劇場公開されている作品」となっている。
- シリーズ作品の「マクロス7」や「マクロスΔ」等において、TVシリーズと劇場版の両方の設定(相違点)が混雑しているのは、劇中の映画としての「愛・おぼえていますか」が影響を及ぼしたため、という設定も存在している(例えば「愛・おぼえてますか」だけの名称であるメルトランディという呼称は本作の影響でゼントラーディ女性を「メルトラン」と呼ぶのが流行った、等)。
登場キャラクター・メカニック
超時空要塞マクロスを参照。
楽曲
作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦
編曲:清水信之
「マクロス」と「ミンメイ」を象徴する代表する伝説的なヒットソングであり、現実でもリン・ミンメイを演じた飯島真理の代表的楽曲であり、日本アニメ史上に残る屈指の名曲として知られている。
後の続編でも、『マクロス7』のミレーヌ・ジーナス(ただし、歌唱は声ミレーヌである桜井智)、『マクロスF』のランカ・リー(中島愛)、『マクロスΔ』のワルキューレ(鈴木みのり・JUNNA・安野希世乃・東山奈央・西田望見)など、歴代のヒロイン・歌姫を演じた声優に歌い継がれている。
さらに桃井はるこ、下川みくに、m.o.v.e.などのアーティスト達をはじめ、中川かのんや初音ミクなどのアイドルキャラ、ボーカロイド達にもカバーされている。
2019年にNHKで放送された『全マクロス大投票』の歌部門において第1位に選出され、名実ともにマクロスシリーズの代表曲となった。
余談
- 上映当時すかいらーくとのコラボレーションが実施されていた。キャッチコピーは「味・おぼえています!」。