CV:無し
概要
カブトムシに似た重厚な姿を持ち、鎖付き鉄球と盾て武装している。ロブスターの様な角が特徴で、黒と赤のカラーリングもそれぞれ重さと強さを示しているかの様だ。
因みに鳴き声こそ発するが人語は喋らない。
銀河博士ドルドラ配下の銀河闘士であり、カブトムシらしくその甲殻はファイブマンの攻撃を物ともしない程高い防御力を誇り、その堅牢さは彼女をして「宇宙一の不死身」と評される程。戦闘では武器である鎖鉄球であらゆる物を粉砕すると言う、パワーファイターらしい戦い方をする。その威力たるや、叩き付けた衝撃で地割れを発生させると言う驚異的な物である。加えてカブトムシに化ける能力も見逃せない。
活躍
川原でバーベキューに興じる星川兄弟の元にドルドラ達と共に現れると、早速ファイブマンを強襲。鉄球を地面に叩き付けて地割れを起こし、その中に文矢を巻き込む。助けようとする他の兄弟達をザザとバツラー兵が妨害した為、4人は変身して交戦する。
直後に地割れからブラックに変身して飛び出した文矢にバツラー兵を一掃されるも、カブトギンはブラックとブルーの連携攻撃やレッドのファイブラスターを寄せ付けない圧倒的な防御力を見せ付ける。
「無駄だ!カブトギンは宇宙一の不死身。お前等の攻撃など、降り掛かる雪の様な物!ハハハハッ!」と高笑いするドルドラにブラックが向かって行くと、突然何者かがブラックを攻撃する。相手はゾーンが1番最初に滅ぼした星であるロマノ星最後の生き残りで、同星の王子のレイ・ゾーバだった。復讐心からドルドラに襲い掛かるゾーバをカブトギンは妨害。その隙に乗じてドルドラは彼と共に撤退した。
その後、文矢と言い争うゾーバの元へ彼の妹のララーを人質に取り(※勿論ララーは偽者で本物は既に死んでいる)、ゾーバにファイブマンを攻撃させようと言うドルドラの作戦が失敗すると、カブトギンはドルドラの盾となってゾーバの攻撃をガード。逆に鉄球でゾーバを攻撃するも、今度は文矢がゾーバの盾となる。残る学達4人が変身して立ち向かうも、相変わらずの防御力でレッドとイエローのVサーベルをへし折って一蹴すると、今度はザザと共に文矢とゾーバに襲い掛かる。
鉄球をゾーバに喰らわせて致命傷を負わせ、続けざまにファイブマンを苦戦させるカブトギン。其処へ文矢との言葉を思い出したゾーバに飛び付かれ、自爆に巻き込まれるも無傷で済んだ事で文矢の怒りを買う。そして彼が変身して5人揃ったファイブマンのブラザーアタックを受け、敗北。
直後にドルドラが呼び寄せたゴルリン9号に吸収されて巨大化すると、巨大戦ではファイブロボを鉄球で攻撃する。だが、ツインカノンで反撃された所へキックを喰らい、その衝撃で鎧を破壊されてしまい、最期は超次元ソードで止めを刺され爆散した。
余談
戦隊怪人のモチーフにカブトムシが使われたのは『超電子バイオマン』のビートルカンス以来、6年振りとなった。
また、篠原氏は『百化繚乱[上之巻]』にて「頭の兜が分離してロブスター状の攻撃生物になるギミックを考えていたがオミットされた」旨のコメントをしている。
デザイン自体は平成初期になされた物だが、その姿は21世紀の現在でも十分通用し得る程秀逸と言えよう。