概要
『初代ドラゴンクエスト』より登場したヘビの胴体を持つハゲワシ。
まだRPGが一般的では無かった時代の初代TVCMでは、不思議な姿が目を引くと主役を張っていた(ドット絵が表示され、「キメラ」とキャプションが出るのみの攻めた内容)。
当初は魔法によってハゲワシとヘビを合成して生み出したキメラという設定だったが、後々のシリーズでは元からこのような姿した生物または怪鳥として扱われている事が多い。
(『モンスター物語』ではあくましんかんの外法で、ヘルコンドルとキングコブラから合成されたという設定)
雷に打たれて死んだキメラのつばさは神秘的な飛行力を保持し、ゲーム中でアイテムとして使用可能。投げ上げるとルーラの呪文に類似した効果を発揮する。
このキメラの翼はシリーズ皆勤のアイテムであり、モンスターのキメラが登場しない作品にも何故か登場している。
ナンバリングタイトルでは『DQ5』以降から仲間にする事も可能になった。
タイトルによって強さに差異はあるが、「ブレス系」の技や「ベホイミ」以降の回復魔法を習得し、素早さの数値が伸びやすい点が共通する。
『モンスターズシリーズ』でもほぼ全てのタイトルで仲間にできる。こちらも作品によって能力の伸び方にばらつきがあるが、ジョーカー以降は味方の状態異常を回復する魔法や特技を習得しやすいスキル「いじょうかいふく」を所有するようになった。
なお『DQ6』のみ、頭部がニワトリのような形状をしているキメイラという変種が登場している。
キメラ系のモンスター
メイジキメラ
名前の通り魔法を使ってくるが、登場作品ごとに使用魔法は異なる。なお『DQ7』ではアニメーションの関係からか魔法は使ってこない。
スターキメラ
能力的にはドラゴンと同等のモンスターで、「ほのお」と「ベホイミ」の使い手。
1作目以外では外伝作品にしか登場しない。
メタルキメラ
リメイク版の『DQ3』に登場する、高い守備力を持つモンスター。
メタルというだけあり経験値が高く魔法耐性も高いがデイン系には弱い。
ムーンキメラ
『DQ10』から登場した転生モンスター。多数の最上位魔法とブレスを使ってくる難敵である。