つまるところ、自分さえ生まれなければ、世界(ワタシ)はこんなにも平和だった
概要
CV:置鮎龍太郎
黒桐鮮花が通っている礼園女学園の男性教師で、外国語を担当している。
放火事件でやめた教師の代わりに働くことになった。
人物
笑顔の絶えない、覚えやすいのに覚えにくい、という印象をもたれている。
ただ、いつもニコニコと優しく笑っているが、本人によると笑っているわけじゃなく、それが素の顔らしい。生徒達からは、「どこか抜けていて忘れっぽい人」と評されている。
ウェールズの片田舎の生まれで、神童と言われるほど頭が良かった。10歳の時に妖精に攫われ、戻ってきた後に日本人の元へ養子に出された。「玄霧」は彼を養子にもらった日本人の姓で、皐月もその日本人がつけた名前。それ以前の名前は不明。
妖精に攫われて以来物事を「再認」することができなくなっており、彼にとって過去は「情報の集合体」と化してしまっている。
式と鮮花曰く黒桐幹也に似た雰囲気らしい。
正体
その正体は封印指定を受けているアトラス院出身の魔術師。
本名はゴドーワード・メイデイ。(※養子に出される前の名前ではない。)
「忘却録音」における黒幕であり、黄路美沙夜に魔術を教え、妖精事件が起きる切っ掛けを作った。
また、荒耶宗蓮から「式の記憶を再生する事」を依頼されていた。依頼実行前に荒耶が敗れてしまったが、妖精事件を調査する式と対面した事もあり、式が忘れていた「昏睡する直前の記憶」を強制的に思い出させた。
劇場版では、事件の直後に行方をくらませたが、原作ではその後、生徒に刺され命を落としている。(※誰に殺害されるかは不明。)
能力
能力はバベルの塔で神々に言葉を乱された以前に使われていた統一言語を話すことができる。
そこから「偽神の書(ゴドーワード)」、「統一言語師(マスター・オブ・バベル)」とも呼ばれ、神話時代を唯一再現出来る、現在最も魔法使いに近い魔術師。
しかし、もともと彼自身には魔術の才能が無く、正確には鮮花と同じ変異的な遺伝体質。
また、彼が話すこの言葉は世界そのものに話しかけるような類の物であるため、彼の言葉はそのまま世界の真実となる。
起源は『望郷』。