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泣いて謝ったって、絶対に許さないんだから―――!


概要編集

小説『空の境界』の第六章。

この章では黒桐幹也に代わって黒桐鮮花もう一人の主人公を務め、彼女の母校・礼園女学院を舞台に物語が進む。

メインとなる人物や舞台が変わったこともあって、他の章とは少々毛色が異なっている。


あらすじ編集

1999年1月。年明け早々、黒桐鮮花は師である蒼崎橙子の依頼により、礼園で起こった妖精による忘却事件を調査することになった。

だが、妖精を見れない彼女の眼として宛がわれたのは、恋敵の両儀式であった。

偽りの転校生として潜り込んだ式と共に調査を進める鮮花だったが、そこには礼園で起こった別の事件との繋がりがあり……


劇場版編集

監督は後に『Fate/stay night[Unlimited Blade Works]』を担当する三浦貴博。


前述の通り、他の章と毛色が違うせいか、BGMも明るめな曲が多いのが特徴。

内容としては真相部分が大人の事情的にまずい要素を含んでいることもあり、大筋は残しつつも大きく様変わりすることになった。また、尺の都合により、黒幕が動機や過去を語るシーンもバッサリ切られた。

このため、特に「原作再現に拘るタイプのファン」からは評価が芳しくないが、予告や冒頭での鮮花のウィンクや原作よりも格段に派手になったバトルシーン、水樹奈々の熱演による黄路美沙夜の「よくってよ」連発などなど、評判の良い部分もある。


前述の通り、様々な事情から鮮花を主軸を絞り、原作から最も改変された章である。そこのことから、事件を原作よりシンプルにするため、事件の内容や黄路が操る大妖精、黒幕である玄霧の能力に対する回避方法など全体の大まかなアイデアを奈須が出している。


なお、この章は2013年夏に放送されたTV版では全面カットされた。

それゆえ黒歴史と揶揄される事もあるが、1クールという尺の都合と「式と幹也の物語を中心にする」という主旨から外れている点を鑑みると仕方ない面もある。


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空の境界


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