曖昧さ回避
- 高い所から見下ろした光景のこと。
- 小説『空の境界』のエピソードの一つ。
本稿では2.について解説する。
俯瞰の視界から得る衝動はただ一つ───
それは遠い、だよ。
概要
小説『空の境界』の第一章。ただし、時系列順に直すと4番目に当たる。
原作小説は叙述トリックや曖昧な表現が多いことから、難解とまでは言わないものの、文量が少ない割に癖が強くて読みづらい。
鈴村健一が奈須きのこから聞き出した所によれば、「読者を振るい落としにかけるためにわざとこうした手法を採っている」らしい。
そのせいか、各メディアミックスではそれぞれのアレンジが加えられており、微妙に展開が異なっている部分がある。
ちなみに最大の叙述トリックは「両儀式が実は女だということ」らしいが、式のパーソナリティがそれなりに知れ渡ってしまった現在では意味をなさないものになっている。
また、単品でドラマCDも出している。
ドラマCDキャスト
ストーリー
8月の初め。「巫条ビル」と呼ばれる廃ビルで、少女達が次々に飛び降り自殺するという事件が繰り返されていた。
さらに一部の通行人によって目撃される、ビルの屋上に浮遊する少女達の幻影。
生の実感が持てない両儀式は、拠り所を取り戻すために浮遊する幻影の女と対峙する。
劇場版
2007年12月1日より公開された。監督はあおきえい。
長期シリーズの一発目というのもあって、原作よりも分かりやすい構成になっている。
派手なアクションの他にも、式がハーゲンダッツを無心に食らっている場面やセイバーの着ていたのと同じカッパを纏っていたりと話題になったシーンも多い。
ファンからの評判もよく、好調な出だしとなった。
また、2013年7月13日からは3Dバージョンが公開。
こちらは短編『Fate/ゼロカフェ ~Fate/zero cafeに集う英霊達~』も同時上映された。
……もっとも本編開始前に行われた『Fate/staynight』新作アニメ制作決定CMの方に目が行った人も多いだろうが。
2016年3月23日にはBlu-rayが発売。特典映像として『Fate/GrandOrder』とのコラボCMが収録されている。
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