白純里緒
しらずみりお
【高校当時の容姿】
第七章「殺人考察(後)」の主要登場人物。二章から登場自体はしていた。
2年前の連続通り魔事件の真犯人で、荒耶宗蓮が式のために用意した3つの駒のうちの一人、「死に逃避して自我する起源覚醒者」。
黒桐幹也の高校時代の先輩。卒業を間近に、学校を辞める。
元々は高校で生徒会に所属していたことから、少なくとも表向きはまじめな生徒であったことがうかがえる。かつて式に想いを寄せ告白するも「弱い人は嫌いです」と拒否された。
強さを認めてもらうべく人を殴り、勢いあまって相手を殺害してしまう。
その際に死体の処理に困り、最終的にとった方法は「食人」であった。
その狂気に目を付けた魔術師の手解きと自覚で起源に覚醒した。
そうして「特別な存在」となった彼は四年後、再び式と幹也の前に現れた。
ちなみに性別は「先輩」(となっているが肉体的には男)。
天性のアニマ(男性のなかの無意識の女性的嗜好)を持ち、幹也に惹かれ、式に惹かれたのは実は織の方だったのかもしれない。月刊コンプティークのインタビューで、奈須氏は「里緒は性同一性障害であり、織に惹かれ、幹也に惹かれた」と答えている。
ちなみに幹也はファーストキスの相手となる。
「食べる」という起源を覚醒している。人間一人位なら一時間程で食べきる事が可能。
戦闘時は肉食獣の様な動きで襲い掛かる。得物はナイフの他、爪や牙、拾った武器まで扱う。
TYPE-MOONに登場する起源は、大抵二文字の漢字や単語として表現されているが、白純のみ動詞として表現されている。単に食べることを意味する単語で表せば「摂食」だが、作中ではもはや「暴食」の域に達していたりもする。それらを一括りにして「食べる」と表現したのではないだろうか。
薬屋の息子だったためか、薬学やドラッグに詳しく、起源覚醒者を増やすため自分の血液を混ぜたオリジナルの覚醒剤「ブラッド・チップ」を精製し広めていた。
ちなみに、本人は起源覚醒者である自分の血には起源を覚醒させる効果があると思っていたが、劇場版DVDに付属した奈須氏のコメントによれば、ただ単に麻薬としての成分がやばかっただけで、血の意味に関しては「里緒の妄想」らしい。
「空の境界という物語」のラスボスは荒耶宗蓮だが、「黒桐幹也と両儀式の物語」のラスボスは、彼という殺人鬼でなくてはならなかった。
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台無しだよ橙子さん! 二話供養
フォルダ見てたら意外と書いてたので供養。 小説家になろう、にてこんなの書いてます。 「異世界ヤクザ千明組」 http://ncode.syosetu.com/n9491eb/ お読みいただければ幸いですん。2,818文字pixiv小説作品 穴だらけの自己分析/帰路
空の境界より里緒先輩の独白のようなものを二つ。単体でアップするには短かったので二つ合わせてますが、時間軸が違ったりと関連はありません。 ・穴だらけの自己分析 まだ高校生の頃の先輩。式に恋をして黒桐に出会った頃の話。腐向けではありませんが先輩→式のほかに先輩→黒桐の表現があります。 ・帰路 式との路地裏での一戦の後。このあと黒桐に再会。5,535文字pixiv小説作品