概要
CV:松岡茉優
八神太一と同い年の22歳、アメリカ合衆国コロラド州出身。
好奇心旺盛で若干9歳で最大素数を発見したことでアメリカ全土にその名が知られるようになり、250年の歴史と多くのアカデミー賞、ノーベル賞受賞者を輩出してきたニューヨークの名門校リベリカ大学に14歳で飛び級で入学した神童。
在学時代は生物学を専攻し、現在はリベリカ大学でデジモンの研究をしている科学者にして教授。
太一たちに合わせて英語交じりの日本語を喋る。
未知のデジモン、エオスモンによって世界中の選ばれし子供達の意識が奪われる事件が発生し、過去に幾度となく世界を救った太一たち、日本の選ばれし子供たちに協力を求めようとする。
助手の井村京太郎と共に、世界中の選ばれし子供たちとコミュニティを築いている泉光子郎の元に赴き、太一、光子郎、石田ヤマトと高石タケル兄弟に協力要請をし、エオスモンを叩くために電脳空間に潜った太一たちのサポートをする。
本編での行動
電脳空間でエオスモンを追い詰めた太一たちだが、突如としてオメガモンの進化が解けて、エオスモンを逃がしてしまう。
メノアは選ばれし子供たちの成長と可能性のパワーが失われると、デジモンとのパートナー関係が解消される、即ち大人になるとデジモンがいなくなるという事実を告げ、オメガモンの進化が解けたのはパートナーである太一とヤマトのタイムリミットが迫っているためと述べた。
実はメノア自身も元選ばれし子供で、8歳の時にパートナーデジモンのモルフォモン出会っていた。
しかし8年前、メノアが14歳で有名大学への入学を果たし早く大人になってしまい、モルフォモンはメノアの目の前から消えてしまったという辛い過去があった。
メノアの髪につけた蝶の髪飾りは元々彼女がモルフォモンにつけていたもので、今もモルフォモンのことを思っている。
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この先、ネタバレを含みます、ご注意ください |
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その正体はエオスモンを作り出した事件の黒幕であった。
メノアはかつてモルフォモンを失った苦い経験からデジモン研究に没頭し、デジタルデータに命を宿らせることを長年かけて試みていたメノアだったが、アメリカ西海岸で発生した謎の異常気象、蝶の形を象ったオーロラが顕れた夜にメノアのデジタルデータに命の火が灯る。
そして、誕生したエオスモンには奇しくも人の意識をデータ化するという特殊能力が存在し、メノアはこの能力を用いて自分とモルフォモンのような思いをする選ばれし子供たちとパートナーデジモンたちが現れないようにとモルフォモンが言っているのだと妄信し、行動を起こした。
事件の目的は、選ばれし子供たちの救済であり、彼らの意識を電脳空間へと送り、子供の時の記憶に浸らせパートナーデジモンたちと幸せに過ごさせるという現実逃避そのもの。
メノアはこの懐古主義の電脳空間を理想郷、ネバーランドと形容し、光子郎の持つ世界中の選ばれし子供たちのデータを入手し、全ての選ばれし子供たちの意識を電脳空間に送り、子供のままにしようと試みる。
メノアを止めようとした太一とヤマトは弟妹や仲間たちの幸せそうな様子と、アグモンとガブモンと過ごせる時間に限りがあるという現実から心が折れそうになるも、パートナーたちからの叱責を受け、メノアを含む全ての選ばれし子供たちを救出するために残りの成長と可能性の力を使って戦うこととなる。
抗おうとする太一とヤマトに自らが作り上げた理想郷を壊されていく中、絶望するメノアの心と数千体の完全体のエオスモンが共鳴し、一体の巨大な究極体のエオスモンへと進化し、メノアは取り込まれてしまう。
囚われた空間の中、大人になろうと選択したことが間違いだったのかとずっと苦しみ続けるメノアのもとに駆け付けた太一とヤマトはその選択が誤りだったとしても自分たちは自分で選んだ可能性の先で生きなければならない、大人になるとデジモンと別れると言う宿命は変えられないかもしれないが運命は変えられる、だから諦めない(デジモンとの再会を諦めない)という言葉と共にメノアは光に包まれた。
その光の中でずっと大切にしていた蝶の髪飾りから成長期のエオスモンが重なって映し出され、そして8年前にモルフォモンが最後に述べた言葉ずっと、一緒だよという言葉と共に人工デジモンゆえに表情がなかったエオスモンが小さく微笑んだ。
そんなエオスモンにメノアは泣きながら何かを呟くと、究極体のエオスモンは消滅し、メノアを含む世界中の選ばれし子供たちは救済された。
そして現実世界に戻ったメノアは助手として数年前からメノアの下で彼女を調べていたFBIのエージェント井村もとい山田京太郎に逮捕されるが、その表情は長年の苦しみから解放され穏やかなものだった。
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