「……この町に、アタシの家を……店を……めちゃくちゃにした妖狐が居る……!!」
この記事はコミックス5巻後半のネタバレを含みます
プロフィール
年齢 18歳
人物
関西弁で喋る赤髪の魔法少女。
金魚の姿をしたナビゲーターのジキエルを連れている。
オートマ限定の免許証からリリスが遠くから来ていると発言しているのと、
名前から海の向こうの生まれの可能性がある。
かつてリコが働いていた定食屋を営む祖父に面倒を見てもらっていた。
将来の夢はファッションデザイナーらしく、誕生日に祖父から中華鍋をプレゼントされた際は服の方が良いと不満を漏らしていたが、唯一の肉親である祖父のことを大事に思っているようで、欲しくはなかったが祖父が送ってくれた中華鍋を気に入っていたりリコの料理で店が繁盛した時は「じいちゃんが身体を休める暇がない」と心配していた。
また、リコに対しては(誤解とはいえ)祖父や店の客をたぶらかしたことに怨みを抱く一方、何でも器用にこなし、誰に対しても愛嬌を振り撒く彼女に嫉妬や劣等感のような感情も抱いている。
経歴
幼少時代、店で働き始めたリコのことをあまり良く思ってなく、彼女の料理を食べた客を見て怪しんでいた。そこに現れたジキエルに彼女は人々をたぶらかすまぞくだと唆され、紅玉はリコを退治する為にジキエルと契約して魔法少女になる。
しかし、実力は雲泥の差でありあっけなくボロ負けしてしまい、その上誕生日に貰った中華鍋を持っていかれてしまう。
そして紅玉に残されたのはリコがいなくなってがらがらになった店と彼女の静止も聞かずとりつかれたように無心で厨房に向かう祖父だけだった。
この件によりリコへの復讐を誓った彼女は数年間リコを探し続け、喫茶店あすらの引越しにより魔法少女除けの結界が切れたリコの魔力を感じ取り多魔市へとやってくる。
そして、リコの働く喫茶店あすらを見つけ単身乗り込むが、そこにリコを(渋々)護衛するために待ち伏せていた桃とミカンによる返り討ちに遭い地に伏す。
相手が油断したその一瞬の隙を突いて今までに溜めてきた封印魔法を放つも白澤店長が庇ったことにより失敗。関係ない人を巻き込むつもりはないと落胆する。
その後、シャミ子と小倉の連携により気絶させられシャミ子が夢に潜った際に前述の過去が明かされた。
事情を汲んだシャミ子は憎しみに溺れる紅玉に「おじいさんは洗脳されたんじゃなくて大切な貴方(紅玉)のために台所に向かっていた」と諭し、彼女の「ドロドロの夢」をきれいにしてあげた。
その後の説得により「リコが自分に謝る」「奪った中華鍋を返す」という条件で封印を解くのを手伝うこととなる。
リコの夢で一悶着あった後は目覚めてから互いに和解し自身の血を分けて白澤の封印を解いた。
全てが済んだ後はジキエルに魔法少女の解約を告げ魔法少女を辞めたのだった。
ちなみにその後彼女は喫茶店あすらで住み込みで働くことになり(曰く、「鍋盗まれた仕返し」で「アンタの味盗んでじーちゃん所帰る」とのこと)、一方ジキエルは良子を新たな魔法少女として勧誘しようとした結果、防犯ベルで召喚された小倉にアブダクションされてしまった。
魔法少女として
封印魔法が使えるらしいが、素の戦闘力はさほど高くなく、桃やミカンほど実戦慣れしていない。
また、特に何の対策を練ることもなくノープランで堂々と乗り込んで来る辺り桃には慣れてないなと評され、魔法少女としての活動をするごとに貯まるポイントカード(12ポイントでポイント満了)のポイントも白澤店長を封印した時点で得た2ポイントだけだったこともあり、そもそもリコの捜索と彼女への復讐の為の活動以外魔法少女としての活動は特にしていなかった可能性がある(逆に今まで少なくとも一回以上カードにポイントを満たし、「あすら」に訪れた際に所持していたカードが2枚目以降の可能性もなくはないが)。実戦もリコに敗北した一戦のみの可能性がある。
武器らしきものも袋に入れている状態では登場したものの、使わせてもらえなかったので不明。
余談
『朱紅玉』という名前は同名のメダカの品種などもあるが紅玉の祖父が彼女のことを「紅玉」と呼んでいたこと、本作の他の魔法少女たちが果物や花に関する名前をもつこと、魔法少女としての衣装が赤系なことなどから彼女の名前のモチーフは林檎の一品種『紅玉(こうぎょく)』だと思われる。