名古屋鉄道にかつて在籍していた吊り掛け駆動の旧型電車を呼称するグループ名の一つ。対になるのはHL車。
概略
抵抗器をつなぎ替えることでモーターへ流れる電流を変化させて加速していくが、AL車は自動的に切り替えて加速させていく。これを間接自動加速制御と呼ぶ。一方HL車は手動で切り替えていく。
このAL車はメインイラストにもある3400系いもむしや、850系なまず、車体更新車の7300系や6750系などがあった。現在は全廃されている。
(但し、駆動装置こそ違えど、直流主電動機でカルダン駆動している電車の主制御器は、基本的にこの系列の原理によっている)
記事のあるAL車
前述の通り、メインイラストにも設定されている車両。愛称いもむし。
1937年デビュー。2002年全廃。
運輸省規格に則って製造されたAL車。
名鉄で廃車後も一部の車両は富山地鉄、豊橋鉄道、大井川鐵道に譲渡されて活躍を続けた。
1948年デビュー。1989年全廃。
完全新造のAL車としては名鉄最後の形式。
1951年デビュー。1990年全廃。
東急電鉄から3700系の譲渡を受けたという異色の経歴の持ち主。
1975年デビュー。1986年全廃。
4両固定編成を組んだAL車で、SR車初代5000系の基礎となった車両。
1952年デビュー。1987年全廃。
瀬戸線へ導入された車体更新とは言え正真正銘名鉄最後のAL車。
1986年デビュー。2011年全廃。
本線系に導入された最後のAL車。
1987年デビュー。2003年全廃。