概要
1937年に名古屋鉄道が優等列車用として導入した車両。2両編成2本。
同時期に新造された3400系(流線→いもむし)と並び前頭部を流線形状とした外観を特徴とし、押切町駅を起点に岐阜方面へ運用された。
豊橋方がモ850形、岐阜方がク2350形である。
前面左右窓上から側面にかけての幕板部に3本施された白色の飾り帯がナマズのヒゲに見えたことからなまずの愛称を持つ。
ロングシート化を経て、1988年まで運用された。
なお851編成の車番標記は1の文字板を3400系3403編成の改番のために流用された。
最初に廃車された852編成は南知多ビーチランドに保存されたが、海の近くという立地から塩害が酷く、1992年に解体されてしまったため現存していない。
関連項目
800系···本線で使用する際、中間に両運転台車のモ800形もしくは、片運転台車のモ830形のいずれかを挟んだ3〜4両編成が組まれることも多かった。