概要
福岡県福岡市西区姪の浜四丁目にある鉄道駅。JR九州・福岡市交通局の共同使用駅で、福岡市交通局が管轄している。
JR筑肥線と福岡市営地下鉄空港線の起点駅であるが、両線との間で相互直通運転しており、中間駅の要素が強い。空港線の駅番号はK01。
筑肥線はもともと博多駅までを結んでいたが、地下鉄線の延伸に合わせて1983年3月22日に博多駅~当駅間が廃止され、現在の形態となった。
駅構造
島式2面4線の高架駅。
JR線直通は1・4番乗り場を使用し、地下鉄線折り返しは2・3番乗り場を使用する。
当駅でJR筑肥線唐津方面への折り返しは設定されていない。
乗り場 | 路線 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 地下鉄空港線 | 天神・博多・福岡空港・貝塚方面 | JR筑肥線、唐津方面からの直通 |
2・3 | 地下鉄空港線 | 天神・博多・福岡空港・貝塚方面 | 地下鉄線内の折り返し運用と始発・車庫や待避線方面への回送列車向けのホーム |
4 | JR筑肥線 | 筑前前原・唐津方面 | 福岡市営地下鉄空港線からの直通 |
利用状況
福岡市営地下鉄
- 2019年(令和元年)度の駅の1日平均乗車人員は22,128人、乗降人員は44,250人である。尚、直通人員は含めない。
- 尚、直通乗車人員は28,722人、直通乗降人員は57,444人である。
利用状況比較表
事業者名 | 福岡市営地下鉄 | |||
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直通人員 | 駅利用人員 | |||
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 22,863人 | 45,726人 | 18,500人 | 37,000人 |
2009年(平成21年)度 | 22,625人 | 45,250人 | 18,723人 | 37,446人 |
2010年(平成22年)度 | 23,397人 | 46,794人 | 18,762人 | 37,524人 |
2011年(平成23年)度 | 24,463人 | 48,926人 | 19,164人 | 38,328人 |
2012年(平成24年)度 | 25,408人 | 50,816人 | 19,466人 | 38,932人 |
2013年(平成25年)度 | 26,547人 | 53,094人 | 19,727人 | 39,454人 |
2014年(平成26年)度 | 26,729人 | 53,458人 | 19,989人 | 39,978人 |
2015年(平成27年)度 | 27,299人 | 54,598人 | 20,388人 | 40,776人 |
2016年(平成28年)度 | 27,673人 | 55,346人 | 20,984人 | 41,968人 |
2017年(平成29年)度 | 28,269人 | 56,538人 | 21,548人 | 43,096人 |
2018年(平成30年)度 | 29,249人 | 58,498人 | 22,128人 | 44,256人 |
2019年(令和元年)度 | 28,722人 | 57,444人 | 22,125人 | 44,250人 |
余談
福岡市営地下鉄1号線(現・空港線)開業当時(1981年7月26日、天神駅~室見駅間開業)、室見駅から当駅までは未開業(地下鉄開業に合わせて当駅の改良【高架化・2面4線化】が必要となったため)で、車両基地(下山門駅付近に所在)から室見駅までは筑肥線の旧線を介して出入庫させた(現駅に隣接して旧駅【地平駅】があり、出入庫の際は旧駅構内を通過していた)。当然ながら旧線は非電化なので、バッテリーロコ(蓄電池車)で車両を牽引させて出入庫させた。この特異な出入庫は1983年3月の姪浜駅新駅開業および筑肥線との相互乗り入れ開始まで続いた。
かつては、特定都市制度の福岡市内の駅だったが、地下鉄開通に伴う筑肥線博多-当駅間廃止に伴ない、福岡市内の駅から除外された。