「全宇宙の皆さん、思い出してください。ゴズマに侵略されるまでは、貴方達の星にもこんな幸せがあった筈です。平和に暮らすことは素晴らしいことです!」(第21話『ゴズマの大スター』より)
演:浜田治希(現・浜田治貴)
※ちなみに浜田は1960年代生まれで初の戦隊レッドを演じた俳優である。
人物像
地球守備隊航空部隊出身。年齢は24歳。高知県出身。(演じる浜田も高知県出身。)
チェンジマンのリーダーだが、これまでのレッドと比べると些か直情気味に描かれており、平成、特に2000年代のレッドに良くみられる猪突猛進タイプの先駆けといえる。
高知南国高校時代は野球部に所属しており、魔球「ドラゴンボール」で甲子園を目指していたが、親友の捕手を大怪我させたことから長く封印していた。
彼の立てる作戦は「ギョダーイに扮する」(第24話)、「記憶喪失のシーマを介抱する」(第46話)といったように(特に疾風翔から)反発を食らうが、結果的に彼らは生き残り、母星復興の助力となった。
その一方で、リゲル星人のナナと初めて会う13話&14話では、地球人でありながら大星団ゴズマに身を売った熊沢博士に激しく怒り、彼が自分の起こした行動が元で死んだときはナナに「天罰」という言葉を教えている。
(尤も、この一連の脚本を担当した曽田博久の作風は、「自分にとって嫌な政治であっても世間の多くが望んでいるのなら素直に受け入れるしかない」という、いわば『長い物には巻かれろ』ということわざを具現化したものが多いのも特徴である。)
逸話
剣飛竜は前述の通りこれまでのレッドとは違う直情型の性格として描かれている事に加えて、青年将校という設定から変身前でも例年以上のアクションができる事を要求された。そのためキャスティングは非常に難航し、適任者が見つからない場合は過去2回戦隊ヒーローを演じた春田純一が演じる事になっていた。その後、クランクイン直前になって浜田治希という適任者が見つかったため、春田の3度目の登板は幻となったのだが、既に1年分のスケジュールを押さえてしまった後だった。そこで、春田はそのまま同年に東映が製作していた別の番組にレギュラー出演することになる。その番組で春田が演じたキャラクターがマッドギャランである。
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