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舒栄の編集履歴

2020-11-13 21:03:28 バージョン

舒栄

じょえい

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。

CV:小山茉美

概要

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。


慶東国の王となった予王舒覚の妹。

政治に向かず平凡な女の人生を願った姉・舒覚とちがい、舒栄には政治的な才覚があり野心も富んでいたが、景麒が選んだのは彼女ではなく平凡な姉の方であった。

挫折を味わう妹とちがい、舒覚は王宮に入り、政治を知らないながらも施政にはげんだが、彼女の前に国を統べた王が2人とも無能な女性であったこと、「また女王か」との失望の声が耳に入ったこと、厳格な景麒のあきれたようなため息がつづいたにより、次第に国政への意欲をなくし、和州州候・呀峰から献上された庭園に引き籠るようになっていった。


この間、舒覚とうまくいってない景麒は、蓬莱(日本)から帰ったばかりの泰麒の教育を女仙の長・玉葉から依頼され、彼と触れあったことにより不器用ながらも優しさを覚え、舒覚に対する態度も寛容なものとなっていった。

このことにより、だれもが舒覚の情緒が安定し、国政も安定すると期待したが、不器用な優しさに彼女は恋し、ついには嫉妬のあまり国内の女性を殺す命令を下すにいたった。

もちろん、このような舒覚の行いを「天」が許すわけがなく、景麒は余命いくばくもない失道の病にかかってしまう。

嘆き悲しんだ舒覚は、景麒を助けるため禅譲、ほどなく崩御した。


一命をとりとめた景麒は、しばらくすると蓬莱(日本)に新たな王気を感じ、1人の女子高校生に忠誠を誓う。後の景王・中嶋陽子である。

慶国に帰った景麒は陽子とはぐれ、巧州国と結んだ舒栄一党に角を封じられ捕らえられる。

巧州国国王の後ろ盾を得た舒栄は慶国の新たな王として立ったが、前王の血縁にある者・同じ姓にある者が王に立つことは「天の理」に反しており、明らかな偽王であった。


一方、わけもわからずに異国につれてこられた陽子は塙麟が放った使令に襲われ、東の大国・雁州国に逃げ込み、延王・尚隆と会う。

尚隆は、陽子が「慶東国の新たな王である」ことを明かし、偽王を討つために「雁州国の国軍を貸す」ことを申し入れた。

この結果、雁州国軍を借りた陽子は、舒栄を討ち取って乱れた慶国を統一した。

関連タグ

十二国記 予王舒覚 景麒 中嶋陽子

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