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エンキ(メソポタミア神話)の編集履歴

2020/11/27 03:37:53 版

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概要

メソポタミア神話に伝わる水、知恵、生命、魔術などを司る神で、原初の神アヌの子供たちであるアヌンナキの一柱に数えられる。また、一般的にはエアという名前でも知られる。

叙事詩「エヌマ・エリシュ」においては自分たちを疎ましく思っていた深淵の神アプスーを魔術で眠らせた上で念入りとばかりに殺害し、残された深淵に神殿を建てて、そこでダムキナとの間にマルドゥーク神を儲けたという。別の説話ではニンフルサグという妻がいて、彼女との間に儲けた娘ニンサルとの間にニンクルラという娘を、さらに彼女との間にウットゥという娘を儲けている性豪っぷりを見せつけている。流石に浮気性で有名なあのゼウスでさえ、ここまで連続して近親相姦はやらかしていない。

人類文明を営む為の知恵を与えた神であるともされ、その後も度々人類に介入しており、エンリルが人間たちが鬱陶しくて仕方ないので大洪水で人類を滅ぼす計画を立てていたことを知ると、ジウスドゥラ(ウトナピシュティム)に命じて箱舟を作らせて、彼らを助けた。このように人類の味方をしたかと思えば、叙事詩「エンメルカルとアラッタ市の領主」では元々は一つの言葉を話していた人類の言葉を分散させて争いを招いたというエピソードもある。これが旧約聖書で見られる「ノアの箱舟」伝説や「バベルの塔」伝説のモデルとされている。

古代トルコのヒッタイト神話においても登場し、そちらでは天地を切り分けた神剣を用いて神々を苦戦させた巨人ウルリクムミの足を砕いている。

後世でこそ、山羊座は魚に化けるのに失敗したギリシャ神話の牧神アイギパーンとされるが、元々はヤギと魚を象徴としていたエンキ(エア)をモデルにしていたとされる。

創作作品では

小説作品「真・女神転生デビルサマナー外伝 鎮魂の哀歌」にて彼をモデルにしたエンキが登場。原典とは違ってこちらは人間である。

メソポタミア神話の英雄ギルガメッシュの宝具としてエンキやエアの名前を冠する「乖離剣エア」、「終末剣エンキ」が登場。

エンキを元ネタにしたヴィラルの専用ガンメンエンキ」が登場。

エンキを元ネタにしたエンキ(シンフォギア)が登場。

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