概要
ゲッターロボGの地上戦用形態。身長(頭頂高)50m、重量330t。出力は80万馬力。
初代ゲッターロボで言う所のゲッター2に当たる形態であり、スピードに重きを置いている。ゲッター2の分身技「ゲッタービジョン」から更なるスピードアップをした分身技「マッハスペシャル」が使用可能。右腕はゲッター2とは異なり普通のマニピュレーターの形をしているが、必要に応じてドリルに変形する。左腕からはライガーミサイルというミサイルを発射するほか、手首から先を鎖で射出し鎖分銅のように振り回して殴りつけるチェーンアタックが使える。
派生作品では
ゲッターGの3形態の中では唯一劇場版に出演できず、『第2次スーパーロボット大戦α』では旧式であるゲッター2にやられた恐竜帝国に馬鹿にされるなどあまりいい扱いではなかった。
それ以外の作品でも、反撃用に便利だったゲッター2のドリルストーム系武装が削除されることで削り役としての価値が大幅に低下するため、強化機体にもかかわらず単なる移動用形態にまで落ちぶれてしまう有り様。 自慢の回避性能も、中盤以降では群れを成してくるガンダム系やオーラバトラー系のエース機には全然通用しないため、継戦能力の低さも相まって二軍扱いも同然のユニットであった。
(実際はゲッター1のオマケ扱いで出撃することになるが)
とはいえ『Z』では浮いているだけでENを消費するという仕様上、地上の地形適応で優位なライガーを使うメリットが十分にある。地上の敵が多いためメインをライガーにしてボス戦をドラゴンに任せる、といった運用を行う機会も増えている。危なくなったら地中に潜って知らん顔できる。
オープンゲットできる作品なら、分身とオープンゲットという複数の特殊回避技能を備え、さらに運動性を高めることでスーパー系の中でもかなり高い回避能力を得ることができるのもライガー(というかゲッター2系統)の売り。発動率を高めるため、隼人の技量を伸ばしておこう。
しかし
『ロボットガールズZ』の人気投票では公式擬人化キャラ「ライガ様」が並み居る主役機たちを押さえ1位となった。
苦労人であったライガーがようやく報われた瞬間である。
OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』では、大量生産されて登場。微妙にカラーリングが変更されており、右手はドリルアームに変型しない。また、チェーンアタックはチェーンミサイルという飛び道具になり、その中にドリルがある構造へと変更されている。このドリルはライガーミサイルとしても使用している。
メタルビースト・ドラゴンでスティンガーがチェンジしたときは、彼の顔がトレースされるという演出もあった。