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FMの編集履歴

2020-12-06 10:16:13 バージョン

FM

えふえむ

周波数変調方式(frequency moduLation)のこと。ここでは主な応用例であるFMラジオ放送を中心に解説する。

曖昧さ回避

FMA:略称

FM音源シンセサイザーレトロPCゲーム機携帯電話などに使われる音源。音色合成(シンセサイズ)に周波数変調を用いた。


FM放送

FMはfrequency moduLation(周波数変調)の略称。音声の強弱に合わせて搬送波の振幅を変化させるAMに対して、搬送波の周波数を変化させるのがFMである。


周波数に超短波(87.5~108MHzのVHF。日本のみ76~95MHz)を用い、放送用途としてはラジオのみならずアナログテレビにも用いられていた。昔(戦後間もない頃まで)のラジオは全てAM放送であり、FM放送が始まったのは昭和30年代以降のことである。


中波放送であるAMラジオに比べて波長の短い超短波を用いる。地形や建物の影響を受けやすい一方で音質は良く、ノイズによる混信には強い。またAM放送に比べると送信施設が小さくてよく、放送局の投資が少なくてよい。機器の小型化も容易なため、古くはウォークマンなどのヘッドホンステレオ、デジタルオーディオプレーヤー、携帯電話などにチューナーを搭載することもあった(現在のスマートフォンではインターネット経由で配信されているラジオを聴くことができる)


FMラジオのアンテナは、ポータブルラジオなどでは伸縮できるダイポールアンテナが用いられる(AMの電波を受信するアンテナは一般的に機体に内蔵されている)。八木アンテナを接続するとより安定する。


日本で現在新規に開局するラジオ局はほぼ全てFMラジオ局であり、また送信設備更新の際にAMは施設の維持や更新に膨大な費用が掛かるとしてFM放送に転じる局もある。ヨーロッパなどでは国内向けラジオ局が既に全てFMという国もある。中にはノルウェーのようにアナログ式のFMラジオすら廃してデジタル化した国もある(フィヨルドという特殊な地理条件のためもあるが)。日本でも2000年代以降デジタルラジオ放送が行われていたが、既に地上波は終了している(BSラジオ放送は継続)。


関連タグ

6月13日アルファベットの順番から「FMの日」とされている。

FMラジオ局一覧

:音色づくりに周波数変調(FM)を用いた。

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