恵比寿
えびす
七福神の一柱・東京都の地名など。
概要
神格としての恵比寿
日本神話や民間伝承に登場する神で、ふくよかな体に福耳を備え、朗らかな顔をした男性の姿で描かれる。七福神にも数えられ、彼だけは唯一の純国産。
別名を「えべっさん」とも言い、外来の神や漂着物またはクジラを神格化した存在を表す単語でもある。
現在知られている商業の神としての側面は中世以降に現れたもので、元々が漁業の神だった為に釣竿と鯛を抱えている。
また、ジンベエザメの別名「えびすざめ」も彼に由来しており、これは恵比寿神と関連付けられるクジラと同様に出現すれば豊漁を齎すと考えられていた為、ジンベエザメも信仰の対象とされた事に起因する。(余談だが、奇しくも英語でジンベエザメは「whaleshark」と表現される。)
蛭子(えびす、ひることも。)と同じ発音である為、ヒルコ神と同一視される事もあるが、大国主の息子だとも言われており、実は非常に謎の多い神様でもある。
恵比寿神が元ネタのキャラクター
東京の恵比寿
東京都渋谷区に所在。恵比寿ガーデンプレイスで知られる場所。
恵比寿駅は概要にもある通り、ヱビスビール工場があったことが由来である。ただし、駅の住所は恵比寿ではなく、恵比寿南である。これにちなんでJR東日本恵比寿駅の発車メロディには、ヱビスビールのCMソングである第三の男が導入されている。山手線・埼京線・湘南新宿ラインと日比谷線が利用できる。
「我が家のお稲荷さま。」の恵比寿
CV:小野大輔
高上昇と高上透がよく行くコンビニで働いている青年だが、実は高上家が居を構える鈴ノ瀬地区の土地神である。本人曰くコンビニオーナーが本業であるらしい。恵比寿神の名に相応しく基本的には温厚であるが、鈴ノ瀬地区にやって来るものは何であろうと自らの銭勘定のネタにする腹黒さも併せ持っている。