概要
2016年12月に販売を開始。
製造は子会社のトヨタ自動車東日本岩手工場が請け負う。
車名の由来はトヨタによると、
・「Compact High Rider」(コンパクトでリフトアップされた格好いいスタイル)
・「Cross Hatch Run-about」(ハッチバックのようにキビキビと気持ちよく走るクロスオーバーSUV)」
という意味合いの文中3頭文字を取ったものとの事。
4代目プリウスと同じGA-Cプラットフォームを共有する。
エンジンは1,200ccターボ付きと1,800ccハイブリット仕様があり、駆動方式はFFと4WDが設定されている。
安全装備として、衝突防止、車線はみ出し警告、ハイビームとロービームの自動切り替え、一定の車間での追従走行の4つの機能をセットにした「Toyota Safety Sense P」(2018年5月販売分から「Toyota Safety Sense」に変更)を標準設定している。
2019年10月のマイナーチェンジでは、TOYOTA GAZOO Racingチューンの『GR SPORT』グレードが新設定され、加えて海外で先行発売されていたiMT(自動ブリッピング機能付きマニュアル・トランスミッション)仕様が国内導入された。
モータースポーツ
正式発売前の2016年6月に開催されたドイツのニュルブルクリンク24時間レースに、TOYOTA GAZOO Racingが市販車プロトタイプで参戦、悪天候化のコースコンディションの悪さやチームのケアレスミスによるガス欠にめげずにクラス3位で完走を果たした。
2019年にも、タイの子会社がエンジンを3Sに換装したもので参戦してクラス3位に入っている。
またアジアパシフィックラリー選手権(APRC)参戦のために、TRDとCUSCOが共同開発したラリー仕様が存在している。
2019年9月に開催されたAPRCの一プログラムである北海道の大会でデビューと勝利を飾っている。
ただし上記のモデルはあくまで専用改造されたものであり、市販モデルは設計上オフロードや悪路での走行には全く向いていない。
TOYOTA GAZOO Racing・ラリーチャレンジに市販モデルが出場した事はあるが、実際は専門業者の手で大幅な改造でもしなければ色々と不足するスペックである。