概要
十脚目テッポウエビ科に属するエビ。
ザリガニに似た姿をしており、左右非対称なのが見ただけで分かるほどに肥大化したハサミ(第一鋏脚)を持っているのが特徴。ちなみに大きい方のハサミが損傷、脱落したりするともう片方のハサミが肥大化する。獲物を狩る際や自己防衛の時にはその鋏を「バチン!」「ガチン!」と鳴り合わせるのが特徴であり、人間が聞いてもクソやかましいと感じるほど巨大な爆音が発生する。しかし、この音は水中では爆発的に膨張して衝撃波を発生させ、気泡が当たっただけで同サイズの生物なら一撃で気絶するという凄まじい効果を持つ。水中では爆発音により発生する泡は瞬間的に1000気圧に達し、内部では水分が蒸発した上にプラズマ化する。もはや鉄砲どころの騒ぎではない。
しかしこのテッポウエビ、非常に目が悪いため、イカやら大型の魚やらに発見されると逃げる前に喰われてしまう。そのため、目のいいハゼと共生し、同じ穴で暮らしていることが多い。
※ヤシャハゼと共生するコトブキテッポウエビ
なおpixivにおいては本来のテッポウエビではなく、メイン画像も含めた機械化アレンジおよび擬人化されたエビのイラストにこのタグがつけられている。
創作
へんないきもの大活躍漫画『テラフォーマーズ』では、ジェットの改造ベースとしてニシキテッポウエビが選出されている。
関連項目
エビラ:似てなくもない