概要
アナルファックとも。
通常のセックスとの大きな違いは妊娠の可能性が無いことであるが、衛生上の理由でコンドームは付けることが推奨される。
肛門はあくまでも排泄器官であり、何かを入れるようには出来ていないため、通常のセックスと同じ感覚で行うことは出来ない。
アナルセックスを行う前には必ず浣腸や温めのお湯(可能なら温泉)で腸内を掃除し、指やアナルビーズ等の器具でアナルをマッサージして慣らしていく必要がある。これを怠ると肛門や直腸が損傷する恐れがあり、括約筋が緩くなったり、損傷が酷いと人工肛門を取り付ける羽目になる。
また腸内は菌だらけであり(これは膣も同様)、掃除後であっても生で肉の棒を入れるのは非常に危険。同性や異性に問わずにHIVに感染するリスクが高い為にコンドームは付けるべきである。下痢など腸内環境が悪い場合は無論避けたほうがよい。
なお欧米やアジアの一部の国等では、PrEP(Pre-exposure prophylaxis 日本語では「暴露前予防投与」)というHIVに感染していない人間に対して投与される予防法があるが、日本では承認されていない。
イスラム教のうち宗派によっては、アナルセックスは同性愛を彷彿とさせるという理由で(男女間であっても)タブーとされている場合がある。
一方、キリスト教の国々では、近代まで教会が中絶を禁忌としていた歴史的背景のため、現代でもアナルセックスは(同性・異性間を問わず)メジャーな性行為の1つと言われている。