レザボア・ドッグス
れざぼあどっぐす
あらすじ
裏社会の大物ジョーの手引きで、悪漢6人が宝石強盗に参加した。お互いの素性は知らず、メンバーは色のコードネームで呼び合う。
計画は簡単に済むはずだったが、宝石店に警察が待ち構えていたことで銃撃戦になってしまう。ホワイトは重傷を負ったオレンジを車に乗せ、倉庫に逃げ込んだ。次第にメンバーが合流する中、合理主義的なピンクはメンバーの中に警察のスパイがいると騒ぎ出す。
概要
タランティーノのデビュー作。タランティーノが自ら主演(ホワイト役)した自主制作版から、ハーヴェイ・カイテルの支援を受け、ハリウッドで新たにリメイクしたもの。
香港映画『友は風の彼方に』をはじめとした多数のオマージュ、合間に差し挟まれる無駄話、スタイリッシュなバイオレンス描写といったタランティーノの色はすでに健在で、世界中の度肝を抜いた。
タイトル"Reservoir Dogs"の意味は明快ではなく、諸説ある。
ちなみに今作で使われている掘っ立て小屋は使われなくなった死体安置所である。
キャスト
スタッフ
監督・脚本 - クエンティン・タランティーノ
製作 - ローレンス・ベンダー
製作総指揮 - リチャード・N・グラッドスタイン / モンテ・ヘルマン / ロンナ・B・ウォーレス
音楽 - カリン・ラクトマン
主題歌 - ジョージ・ベイカー「リトル・グリーン・バッグ」
撮影 - アンジェイ・セクラ
編集 - サリー・メンケ
配給 - ミラマックス(アメリカ) / 日本ヘラルド映画(日本)
ゲーム版
2006年と2017年にゲーム化されている。2006年版は日本未発売であり、尚且つ一部の地域ではその暴力性から販売禁止となった。
映画を見た人は「この映画のどこを映画化できるんだ。」と思うかもしれないが、2006年版は倉庫につくまでの警察相手の銃撃戦、2017年版は映画を下地にした強盗を固有の能力を持つ今作のキャラクターたちを使ってプレイする見下ろし方のシューターゲームである。
両作とも俳優の肖像権が取れなかったのか2006年版のミスターブロンドことマイケル・マドセン以外は全員別人の顔に変えられている。
両作とも評判はかなり悪いが2006年版については映画では「豚みたいな死に方」と言われるだけで明かされることが無かったミスター・ブルーの本当の死因が明かされたりするため、ファンには2006年版をプレイすることをおススメする。
また、おなじく2017年には同じ銀行強盗を題材としたFPSゲームであるPAYDAY2が今作とコラボし、タランティーノ映画を意識した時系列を逆にする手法が使われたミッションや武器としてミスターブロンドが警察官の耳を切り落とすために使っていた剃刀が追加された。