CV:一木千洋
概要
木の葉の里一番の大企業「雷門カンパニー」社長の御曹司。眼鏡をかけた少年。
うずまきボルトの同期で、同じ油女シノを担任としたクラス出身。登場当時は気弱ないじめられっ子だった。興味のあることや得意なこととなると人格が変わり、饒舌になるヲタクな一面もある。
戦闘力は低めだが、第四次忍界大戦後に発達したIT関係の技術に強く、ハッキングでロック解除する、能力のデータ化など機械関係で活躍をみせる。
結乃イワベエとは性格も得意分野も対照的だが馬が合い、入学当初こそお互いの印象が悪かったが、彼が忍者学校の授業に真面目に取り組むきっかけを作ったり、定期試験間際には互いの苦手分野解決のために協力していた。
アカデミー卒業後は下忍となり、担当上忍伊勢ウドンの指導のもと、イワベエ、メタル・リーと共に第5班として活躍している傍ら、父の会社の営業にも関わっている。
容姿
黒髪の髷で、青淵の眼鏡をかけた少年。
身長は低く、身長138cm、とボルトたち同期のメインキャラ男子の中では一番背が低い。
アカデミー時代は長い袖の青色の服に、同色の半ズボンというスタイル。
下忍となってからは、服が半袖となり手袋と水色のスカーフを身につけた服装をしている。木ノ葉の忍の額当ては通常通り額に装着。
劇中の活躍
雷門カンパニーの社長である父・雷門エレキ(声 - 宮本淳)は第四次忍界大戦に参戦していた元忍であり、「会社を継ぐには勉強だけでなく忍術も学ばなければならない」という意向で本人の意思なく忍者アカデミーの忍術科に入ることになった。
当初は忍になりたいとは思っておらず、不良にいじめられても反撃も出来ないでいた。うずまきボルトと出会い、彼の助言から父親に反論するも、受け入れてもらえず傷心していた所を鵺に操られ、入学式当日に自分をいじめていた少年たちを巻き込んで雷車を暴走させててしまう。
居合わせたボルトの説得と「親父なんか関係ねぇ!」という言葉に救われ、正気に戻り、この事件を切っ掛けに自分の意志で忍者となることを目指し、忍者アカデミーに入学する。
アカデミー入学当初は忍の知識は無知で、クラスメイトからの情報やパソコンで知識を得ていた。
また、当初は壁上りに苦戦するなど忍術面でも苦戦しており、霧隠れでの修学旅行でも霧隠れの忍相手に人質に取られるなど、実力はあるとは言えなかったが、卒業試験の頃にはイワベエやメタルとのスリーマンセルでシカダイら猪鹿蝶とも対等に渡り合えるほどの実力を身に着けている。
アカデミー卒業後は無事下忍となり、第五班の頭脳担当として、得意のパソコンでイワベエやメタルに的確な指示を行なっている。
白夜団の事件では、白夜団の幻術によって「雷門カンパニー」に対してデモ騒ぎを起こされた。その後、第五班でテレビのCM出演の依頼が来た際、先生であるウドンが、かつて落ちこぼれだった事実を知った。
中忍試験では第一次試験は突破するも、第二次試験では砂隠れのシンキ・ヨド・アラヤたちの班に実力で完敗し、敗北した。大筒木モモシキが襲来した際は、的確な判断でイワベエやメタルに指示をして里の人々を避難させた。
中忍試験後は、シカダイが母親の風遁の術を解禁するきっかけを作ったり、七代目火影のうずまきナルトは一般人から忍になった彼の後方支援能力を高く評価し、中忍候補として推している。
『殻』の行動が活性化してからは、「殻」のディーパに完敗したボルトの見舞いに第五班の面々で訪れた。気球を作り他国との通信に成功し、ナルトが木ノ葉の感知システムを新設する決断をするきっかけを作った。
BORUTO-ボルト- -SAIKYO DASH GENERATIONS-
最強ジャンプ連載の『BORUTO SD』では、アニメ同様第1話から登場。
雷門カンパニーの関連商品
第四次忍界大戦後に製立した木ノ葉隠れ一の大企業であり、電化製品や鉄道事業、外食産業など事業内容は多岐に渡り扱っている。
会社のマークは黄色い四分円二つと白い半円でできたマーク。
雷車
忍界を走る鉄道で、木の葉隠れの里内を走る路線は勿論、他里への長距離路線もある。
ボルトは頻繁に雷車の客車ではなく車体の上に乗っては、車掌たちに叱られている。
なお、過去へとタイムスリップしたボルトがナルトに「人や物を運べる大きな乗り物」のことを話していたのを当時現役の忍者だったエレキが聞いたことが切っ掛けに構想が出来上がった。
雷バーガー
雷門カンパニー系列のハンバーガーショップ。ボルトやその同期の忍たちがよく集まる場所で、『NARUTO』における「一楽」のような場所になっている。
ハンバーガーやフライドポテト、ジュースなどを販売している。特にハンバーガーはボルトの、フライドポテトは鉄ツバキの大好物となっている。
激・忍絵巻
通称『ゲマキ』、雷門カンパニーの商品の一つであるトレーディングカードゲーム。
もともとは父親のエレキの趣味が高じて出来たカードだが、第二弾以降はデンキも積極的にカードの作成に関わっている。
ボルトたち世代の男子たちから特に人気がある。
余談
「週刊少年ジャンプ」の読者応募企画『BORUクラ』で最優秀賞に選ばれたキャラクターが元になっている。他にアニメに登場した読者応募キャラとして、海苔巻エホウや糸巻ユイナがいる。
うずまきナルトたちの世代が若くして結婚してボルトをはじめとする子供世代をもうけたのに対して、デンキの父のエレキはナルトが下忍になりたての頃に既に髭を生やし、成人に近い体格をしていたため、父親が高齢の時に出来た子供と思われる。