同上を元にした他ゲームのキャラクターがいるので検索する時は注意。
また、こちらのキャラクターを投稿する際も混同を避ける為に『一文字則宗(刀剣乱舞)』のタグを推奨する。
プロフィール
「自分にないものこそ美しく見える。僕も、主も」
概要
2021年1月19日~2月9日開催イベント『特命調査慶応甲府』にて実装された太刀の刀剣男士。
評定優で獲得の他「甲府城本丸最終ボスに勝利」条件の10回目、15回目の報酬でも獲得出来る。
同イベントでは加州清光を部隊に入れると特殊会話が発生する。
最初は同年の1月9日に公式Twitterにて謎の人物としてシルエット公開。(PASH!2021年2月号にはシルエットの全身図が掲載されていた)
イベント開始から2日後の21日に時の政府から派遣された監査官として発表。公式のPVに『最後の特命調査』という文字があることから彼が政府から派遣される最後の刀剣男士と予想される。ただし、本来の正式な名前と衣装は公式には伏せられ、あくまで「監査官」とされていた。
そして1月28日にその姿と名前が正式に解禁された。
公式Twitterの紹介
福岡一文字派の作とされている太刀。
則宗は福岡一文字派の始祖であり、後鳥羽院番鍛冶の一人として名高い。
一文字一家の頭を山鳥毛に譲った後は気ままな隠居ライフを送る。
歪な存在を、それ故に可愛がる。
容姿
ハネっ毛が多い金髪に、金色と薄水色がかかった瞳の青年。手には赤い持ち手の黒扇を持っている。
監察官時(画像中央)は吉岡染(よしおかぞめ)に銅の釦が付いたインバネス付きのナポレオンコートを纏い、胸元に真紅 (裏地も同色) のリボンタイを結んだ西洋貴族風の装いで登場。
イベントをクリアし正式加入すると、コートを脱いで本来の刀剣男士としての姿(画像左)を見せてくれる。
こちらでは右の袖が黒い白銀のナポレオンジャケットと袴の上下に変わり、袴の左サイドには一文字一家特有の赤いスリットがある。襟には山鳥毛と同じく銀色で菊菱柄が描かれ、左肩のマントにもくすんだ金で菊の柄、真紅の長いストールをエシャルプの様に肩巻きしている。
武具は両手に黒と銀の篭手とフィンガーレスグローブ。
内番服(画像右)は丈の短い黒着物に白地に黒いラインのジャージズボンと黒サンダル。
その上から白と銀の菊柄の羽織りを着用している。手には黒の手袋。
刀紋は丸に大菊と一の字。
人物像
じじいらしく愉快でマイペースな性格。貴族のような見た目だが、一人称は『僕』
出自にもじって自らを「じじい」と言い、他の刀(特に年下の方)を「坊主」と呼び可愛がっている。
まるで孫と祖父のような光景だと想像する審神者もいるとか。
内番では「腰がやりそうだから、休んでいいか」と刀剣男士の*身体事情に言及している。何気に言っている刀剣男士は珍しい。
福岡一文字の祖であるため、同刀派からは『御前』という敬称を貰っているようだ。
モチーフの刀剣について
一文字則宗とは、備前福岡一文字派の始祖である鎌倉時代初期の刀工。
源氏と平氏の争乱によって、史上初となる皇位継承の象徴である神器が揃わないまま治世を過ごす後鳥羽上皇は、失われた宝剣を求めてか、山城国・備前国・備中国の刀工から十二人選抜して月番性で作刀させた。彼ら十二人の刀工を御番鍛冶と呼び、一文字則宗は正月番を務めた。(入電にて自分を「いつでも正月の監査官」と称したのはこれが由来)
一文字則宗は御番鍛冶の中では第一位の位を与えられ、後鳥羽上皇が定めた皇位の紋章である十六弁の菊紋を彫ることを許されたことから、通称「菊一文字」と呼ばれる。
ただし、あくまでも通称であり「菊一文字」という銘の刀は存在せず、則宗作のもので菊紋に「一」文字を彫ったものは現存しない。
顕現の傾向は、集合体を基本に自身に纏わる作り話についても把握していることから、既存刀剣男士で例えるなら「千子村正タイプ」もしくは「長曽祢虎徹を含んだ源清麿タイプ」辺りかと推測されている。
昨今有名な沖田総司の「菊一文字則宗」愛刀説は、司馬遼太郎の作品『新撰組血風録』が元である。作り話だから事実無根かというとそうでもなく、昭和三十八年夏に遺族へ取材した際に「菊一文字細身の作りだったと聞いている。総司の死後はどこかのお寺に奉納したそうだが、そのお宮の名前も場所も聞き漏らしたので分からない」と聞き、さらに沖田総司研究家・作家の森満喜子が新撰組血風録執筆中の司馬遼太郎に「せめて小説の中だけでも沖田の佩刀は鎌倉時代の則宗在銘のものにしてほしい」とお願いしたことに由来する。
明治維新後は新選組は賊軍扱いであり、加担した者や子孫も誹謗中傷を浴びていた時代背景を顧みると、切実な願いが込められていたことが想像される。
なお、ネット上で調べると菊一文字が沖田総司の愛刀として出てくるのは子母澤寛の作品『新選組始末記』が最初だという説が散見されるが、実際には作中には菊一文字の話は出てこない。つまりガセなので注意。
また、馬当番で言及する「講談」とは、江戸時代から存在する『天保水滸伝』だと思われる。
作中の人物「平手造酒(ひらてみき)」の愛刀として登場する。(講談によって平手の愛刀が異なる場合もある)
関連動画
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