概要
その名の通り、ポケモンこと『ポケットモンスター』シリーズの版権管理を行っている会社。
1998年4月23日、初期の発売・販売元である任天堂が32%出資し、開発会社のゲームフリーク、クリーチャーズとともに設立された。当初は各地のポケモンセンターの運営を手がけていた「ポケモンセンター」という会社であったが、ポケモン市場が巨大化するにつれて版権管理が複雑になっており、任天堂の手にすら余る状況になってきていた。そこへ2000年に任天堂に移籍してきた岩田聡の主導で関係調整が行われて版権管理業務を集約し、社名を現在の「ポケモン」へ変更して、今日に至っている。
なお、元スクウェア・エニックス社長の和田洋一が元任天堂社長である故・山内溥にお詫び行脚に行った際に質問があるかと聞かれて「ポケモンというコンテンツの評価」の事を質問した。そうしたら山内は「あれ(ポケモンのコンテンツ成長)は出来すぎやね。だから任天堂とポケモンとの距離を置くのがええんや」と評価していた。この評価はまさに巨大化故のリスク分散を如実に表したものといえる(出典)。
主なサービス
家庭用ゲーム事業部
全世界で1億本以上販売されている。金字塔RPG、『ポケットモンスター』シリーズ。
GBの金・銀・クリスタルまで任天堂からの販売だったが、2000年にこの事業を任天堂から引継ぐ形で始めたため、GBA発売以降の各作品は、この企業が販売元になっている。ただし、基本的には任天堂のゲーム機のソフトとなる為、発売元は引き続き任天堂も名前を連ねている。
店舗事業部
当初からの事業分野。
グッズ専門店「ポケモンセンター」は東京をはじめ、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、横浜、広島の8店舗が開設されている。
こちらでは、他には無いグッズを手に入れることができる。
インターネット事業部
会員制サイト「ポケモンだいすきクラブ」の運営、ポケモングローバルリンクなどの管理はこの企業で行われている
「ポケモンだいすきクラブ」はクチバシティのかいちょうのクラブとして認定され、今でも学年別雑誌でも登場されていた。
現在、ポケモン大好きクラブの会員者数は300万人を超えるらしい。
カードゲーム事業部
ポケモンカードゲームは全世界で100億枚以上も販売されている。
以前はメディアファクトリー(現KADOKAWA)が販売元だった。
映画事業部
東宝が製作するPokemon The MOVIEシリーズで、その1つの製作委員会、「ピカチュウプロジェクト」の加盟となっている。
2003年からこの企業もピカチュウプロジェクトに加わる。