概要
埼玉高速鉄道2000系とは、埼玉高速鉄道が2001年より運用を開始した、埼玉高速鉄道の通勤型電車である。川崎重工業と近畿車両が、6両編成10本の計60両を製造した。
車両の概要
埼玉高速鉄道の開業の前年の2000年より、製造が開始された。製造は第1編成から第7編成までは川崎重工業で、第8，9，10編成は近畿車両のOEMとなっている。(但し、製造銘板は「川崎重工業」となっている。)この車両は、営団、東急、都営、埼玉高速鉄道の4社の直通規格である、「相互直通運転における東急目黒線・南北線・三田線・埼玉高速鉄道線との車両申し合わせ事項」に合わせた規格となっており、ATOによる自動運転に対応している。設計に関しては、「すべてのお客様に優しく快適な移動空間の提供をできる車両」、「21世紀に開業を迎える路線にふさわしい清潔で未来感あふれる車両」を目指し、同線が2000年に開業するため、2000系という形式が与えられた。
相鉄線直通に際して
2022年に直通先の東急目黒線は相鉄と相互直通を行う予定である。そのため、都営三田線では6500形電車を投入して6300形電車の初期車を廃車し、3次車の一部に組み込んだり、東急でも3020系電車による8両編成での運転を行うが、本系列は直通の予定はない。
