武装した鉄道車両である。
概要
軍事的な輸送列車と鉄道の防御がはじまりで、車両の重武装化や機関車の改造がされて、南北戦争や第一次世界大戦で盛んに使用された。
しかし、第二次世界大戦を最後に姿を消した。参戦国双方とも理由はほぼ同じで、敵地のレールの幅が合わなかったり、レジスタンスに破壊されて無力化したりと、レールがなければ行けず、走行できなかった。また、輸送手段も戦闘力も機動力のある自動車や航空機の方が優位となり、それらから格好の攻撃目標になってしまって、防ぐこともできなかった。
現実世界ではほぼ消えてしまった兵器だが、漫画やアニメ、架空戦記、SFの世界では生き生きと活躍している。
ちなみにロシア連邦軍には、いまだ「鉄道軍」と呼ばれる兵科が存在しており、少数ながら装甲列車が使用されている。