概要
『ゾイド-ZOIDS-』
CV:岸尾大輔
辺境の村ウィンドコロニーに住む少年。少年編ではレオン神父の発言から14歳である事が明言されている。
両親はすでになく、面倒見のよい姉マリアとの二人暮らし。亡き父親ダン・フライハイトのようなゾイド乗りになることを夢見ている。
遊びに出た先で盗賊団に追われ、逃げ延びた砂漠の遺跡でオーガノイドのジークと、同じ型のカプセルから出てきた記憶喪失の古代ゾイド人フィーネと出会い、彼女の過去を探るため旅に出ることになった。
性格は明るく天真爛漫で好奇心旺盛な熱血少年。
裏表の無い性格だが悪く言えば口下手でどんなに目上の人間に対しても敬語を一切使わないせいで、時折無礼者扱いされる事もある(そもそもアニメゾイドの主人公で敬語を使えるのは基本的にはルージぐらいしかいないが)。
ただ礼儀作法を除くと最低限の常識はあるようで、フィーネの天然な言動には戸惑っているところもある。
一度言い出すとなかなか引き下がらない頑固な所がある半面、自分に非がある場合にはなんだかんだきちんと謝る素直さも併せ持っており、根は他人を思いやる事の出来る心優しい性格。
しかしその優しさからトラブルに巻き込まれる場合もあり、アーバイン達からは「お人好し」とも呼ばれている。
パパオという果物が大好物で、レモン水も好きらしいが、シールドライガーの飲料水タンクにレモンエキスをたっぷり入れていた所、何も知らないフィーネに「水が酸っぱいから傷んでいる」と勘違いされ水を全部捨てられてしまった事がある。コーヒーはミルクと砂糖派。
また、風車があると元気になる。
最初の搭乗ゾイドはジークの力によって復活したシールドライガー。
このシールドライガーは20年前に共和国軍から登録が抹消されていた事が劇中で明らかになったものの、前の搭乗者について語られる事はなかった。
レイヴンのジェノザウラーによる荷電粒子砲を受け、ゾイドコアを破壊され死んでしまうが、ジークとフィーネの作り出した「エヴォリューション・コクーン」の力によってブレードライガーに進化し、以降はブレードライガー愛機としている。
レイヴンとの三度目の対決でジェノザウラーを撃破する際、ブレードライガーのブレードが荷電粒子を切り裂ける事に気付き、その後のデスザウラー戦でも荷電粒子砲を防ぐことに成功している。
荷電粒子砲に対抗出来るバンのブレードライガーによって、プロイツェンの野望はデスザウラーごと打ち砕かれた。
(※Drディーによれば、ブレードライガーのブレードは分子レベルの微弱な振動を発している為、荷電粒子を拡散させる力があるとの事。作中ではブレードライガーのEシールドは通常ピンク色だが、ブレードを前方へ展開する事でブレードの振動をEシールドへ付加させている間はシールドの色が黄色(金色)に変化する。)
その後のルドルフが皇帝となった式典には「俺には勲章なんて似合わない」と言って出席しておらず、フィーネとジークを連れ再びゾイドイブを探す旅に出た。
少年編の最終話である34話からGF編第1話にあたる35話の間は約2年ほどの期間が空いていると言われているが、その間にクルーガー大佐の下で1年ほど訓練を受けたらしい事が35話でのクルーガーとのやり取りで語られている。
第35話(GF編)では立派なゾイド乗りの青年に成長。GF編が2年後と言われている事から恐らく16歳であろうとファンの間では推測されている。共和国軍内での階級は少尉。
フィーネと再会し、再びゾイドイヴを探す旅に出ることを決意するも、同時にダークカイザー一味が暗躍し始めた事により、クルーガー大佐の推薦でガーディアンフォースとして任命される。ガーディアンフォース内での階級は少佐。
性格は以前に比べ冷静かつ思慮深くなり、険しい表情を見せることが多くなったが、トーマやアーバインをからかったりする事もあり、茶目っ気や陽気なところは健在。規律の厳しい軍の生活に若干辟易していた様子だが、お陰で上司などには敬語を使えるようになった。
少年編の頃から身体能力はずば抜けていたが、軍できちんとした訓練を受けた事で更に磨きが掛かっており、GF編では白兵戦の腕前を披露する機会が増えている。
基本的には仲間と共に戦う事を選ぶが、戦況が悪化して来た場合は仲間を守る為に「悪いが足手まといだ。撤退してくれ。」と、あえて突き放す素振りをしている場面もあり、人間として成長した半面、自己犠牲的な描写や汚れ役が増えた。
イブポリス(レアヘルツの谷)での最終決戦はレイヴンと仲間達との協力で、復活したオリジナルのデスザウラーを撃破し、ヒルツの野望を阻止した。
余談だが、GF編第1話に当たる35話からウルトラザウルス登場に当たる60話までの間に作中ではおよそ1年が経過しているらしいニュアンスの発言がクルーガーの口から語られている事から、最終決戦時点におけるバンの年齢は17歳だと紹介している海外サイトがある。
機獣新世紀ZOIDS(漫画版)
こちらでは、最初に彼を襲ったのは野良ゾイドになっており、ジークと出会った後に合体能力を使って二人だけで撃退し、シールドライガーは登場しない(後にムンベイの兄が乗っていた“シーザー”を譲り受ける)。
フィーネとは第二話でキスをした。
また、漫画版では物語が未完で終わった為、彼やフィーネは少年期・少女期のままである。
関連タグ
リュック:担当声優は同じだが性格とポジションは真逆である。