概要
『魔法戦隊マジレンジャー』に登場する魔法は本来、天空聖界マジトピアの天空聖者のみに許された超自然的な力である。それ故、地上世界の人間が使おうと思ったら、彼らと何かしらの契約を結ぶ必要が有る。故に同じ発音の呪文でも個々の契約者によって用途は異なる。
人間が魔法を使う場合、当然ながらその魔力は本家の天空聖者よりも下回る。だが、修行や心の絆などにより魔力が向上した場合、天空聖者となってより強大な力を得るものの、人間としての記憶を失うリスクが伴う。
五兄弟は幾多の戦いを経て湧き上がる勇気を糧に魔力を向上させ続け、レジェンドマジレンジャーに変身可能になってからは自分の奥底の魔法力を出せるようになった。しかし、それと同時に制御が効かなくなった上に天空聖者になりかけたが、後にヒカルの魔法でコントロールが可能になった。
大体1話に1回ほど新しい魔法が天空聖界からマージフォンに送信され使えるようになるが、それは地底冥府インフェルシアとの戦いで自身に芽生えた勇気から新呪文を編み出すという展開。
魔力が低い場合は体力を大きく消耗したり、呪文を唱えても何も起こらなかったりする。マージ・マジュナに至っては消えるのはいいが、その後知らない場所に飛ばされてしまう。
呪文の詠唱はマージフォンに特定の番号を入力する事でなされ、マジレンジャーはこれによって変身する。
魔法の言葉について
本作に登場する魔法は基本的に10の言葉に分類されており、単独またはそれ等の最大4つの組み合わせで1つの魔法となって発動する。
番号 | 意味 | マジレンジャー | 天空聖者 | 魔導騎士ウルザード | 魔導神官メーミィ |
---|---|---|---|---|---|
1 | 自身 | マージ | ゴール | ウーザ | メーザ |
2 | 他者・物体 | ジルマ | ルーマ | ドーザ | ドーザ |
3 | 召喚 | ジジル | ルルド | ザザレ | ザザレ |
4 | 解除 | マジーネ | ゴルド | ウー | メー |
5 | 合成 | ジンガ | ゴンガ | ザンガ | ザンガ |
6 | 変化 | マジーロ | ゴルディーロ | ウザーラ | メザーラ |
7 | 強化 | マジカ | ゴジカ | ウガロ | メガロ |
8 | エレメントパワー | ジー | ゴー | ザザード | ザザード |
9 | 消失・移動 | マジュナ | ルジュナ | ウジュラ | メジュラ |
0 | 魔法力増強 | マジ | ゴル | ウル | メル |
上記の法則に則るなら、マジレンジャーの変身呪文である「マージ・マジ・マジーロ」は「自身・魔法力増強・変化」と言う意味合いになり、此処から「魔法変身」と言う意訳が成り立つ事となる。
余談
マジレンジャーの場合、レジェンドマジレンジャーになるまでは全員の力を合わせた必殺技が一定しておらず、その回限りの合同必殺技がほとんどであった。
そんな中、全員で放つ飛び蹴りのファイブファンタスティックキックは繋ぎ技でありながらも使用回数は多く、冥獣トロル(2体目)相手には唯一であるが決め手になっており、この事もあって、『海賊戦隊ゴーカイジャー あつめて変身!35戦隊!』ではマジレンジャーの必殺技として採用された。
ファイブファンタスティックキックが多用されたことに関しては同年の作品がキックがメイン必殺技ではなかったことが影響していると思われる。
関連タグ
その時不思議な事が起こった:『仮面ライダーBLACKRX』における魔法の力。