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キャルドン・ホックリーの編集履歴

2021-05-07 22:52:25 バージョン

キャルドン・ホックリー

きゃるどんほっくりー

映画『TITANIC』の登場人物。

「確保してるさ。君は恩恵に預かれないがね。俺は常に勝者なんだよ、ジャック」


演:ビリー・ゼイン(日本語吹き替え:江原正士/山寺宏一


概要

アメリカの鋼鉄王の一人息子である若き資産家。 ローズ・デウィット・ブケイターの婚約相手でもある。


愛称は「キャル」で、劇中ではもっぱらこの名前で呼ばれる。


婚約者であるローズを愛してはいるが、一方で彼女の心情や嗜好を省みておらず自身の財力をアピールするのみで、当のローズからは内心敬遠されていた。また自身よりも下位の人間に対する偏見意識も根強い。


1912年、イギリスサウサンプトン港よりブケイター母娘と側近であるスパイサー・ラブジョイと共にアメリカへ帰国すべくタイタニックに一等客として乗船。


出港2日目の夜、ローズを船尾からの転落から救い出した三等客の青年・ジャック・ドーソンと出会い、その礼としてローズの提案でジャックをディナーパーティに招待する。その翌日、ランチの席で昨日のディナーの後ローズがジャックと共に三等客のパーティに参加していたことに激怒し罵声を浴びせテーブルをひっくり返したのを機に性根の醜さを露わにしていく。


タイタニック沈没の夜、ラブジョイに命じてジャックのコートのポケットにローズにプレゼントした碧洋のハートを忍ばせ彼を宝石泥棒に仕立て上げローズとの仲を引き裂こうとするも失敗。

彼女が完全に自分から心離れ出逢って間もないジャックと愛し合っていることが明確になると、これに逆上してラブジョイの懐から拳銃を奪い取り、沈みゆく船の中二人に向けて連射するも海水と障害物に阻まれた挙句弾切れとなり結局取り逃す。


その後、デッキにて親とはぐれ泣いていた一人の幼女を抱え込み、船員に「自分はこの子の親で身寄りが他にいない」と虚言し救命ボートに乗り込むことに成功し、更に強引に自分の乗ったボートに乗り込もうとする他の乗客をオールで叩きつけ退けた。


そして事故からは辛くも生還し、救助船であるカルパチアでローズを必死で探すも結局見つけ出すことは出来ず、以後二度と生涯彼女と再会することはなかった。

当のローズもまた事故からは生還したものの、カルパチアの船員から名前を尋ねられた際に偽名を名乗ったことで、生存者にはカウントされなかった。


その後事故から17年後の1929年、世界恐慌の煽りを受けて破産したことに絶望し、自ら拳銃自殺をするという呆気ない最期を迎えた。


事故の数少ない生還者でありながら最期は自ら命を絶つという皮肉な顛末は、同じく生還者でありながら自らの意志で生き抜き続け100年以上生きたローズや、そのローズに生きる希望を後押しし海へと消えたジャック、延いては自らの責務を全うし殉職し結果後世で評価されることとなったスミスやマードック、アンドリュースといった事故の死者たちと対比されていると言える。


更にラストのジャックとローズのタイタニックでの念願の再会の場では、多くのかつてのタイタニックの乗員、乗客たちが二人の再会を満面の笑みで祝福するも、そこにキャルの姿はなかった。


関連タグ

TITANIC ローズ・デウィット・ブケイター ジャック・ドーソン

碧洋のハート


品川祐しくじり先生でキャル目線での本作を解いた日本のお笑い芸人。


柳沢誇太郎…大社長の息子、他者を過剰に見下す傲岸不遜な人格、婚約者の心情を蔑ろにした結果軽蔑対象の一つと見做していた一人の男に心変わりされた挙句、最後は全てを失い虚しい末路を迎える、など、人物像や境遇がかなり共通している。

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