解説
ケンタウリIV出身で初代ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのメンバー。
全身が結晶の『マルティネックス』、巨大な身体を持つ『チャーリー27』などの仲間と共に行動していた。
この頃は普通に弓を扱っていた。
また、部下のクラグリンは元々原作『アントマン』の超マイナーキャラで、ヴィランとして立ち塞がったことがある。
MCU
宇宙海賊団ラヴェジャーズのリーダーで、クラグリンを始めとした多くの部下を従えている。
青い肌のケンタウリ星人。
厳つい見た目のわりには可愛いもの好きで、小さくヘンテコなオモチャを収集し、座席に飾るのを趣味としている。
かつてはクリー帝国の奴隷闘士だったが、スタカー・オゴルドのおかげで解放されて自由になり、ラヴェジャーズに加わった経緯を持つ。
弓の類は持っておらず、口笛を吹いて遠隔操作を行う使い方をし、その際モヒカン型の制御装置が赤く光る。
鉄の壁を容易く貫通する威力を誇り、かつ複数体の敵に対応できるほど精密で、赤い軌跡が残るほど素早い。
1、2作目に見せる、彼のスマートかつスピーディーな無双っぷりは必見である。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
オーブを持ち逃げしたクイルを連れ戻すために彼に賞金をかける。
中盤、クイルらガーディアンズを捕まえるが、オーブを持ったロナン・ジ・アキューザーが銀河を滅ぼすと聞き、さらに事態が解決した暁にはオーブを渡すといわれ、共闘の申し出を受け入れる。
決戦中、宇宙船を撃墜されて地上に落ちるが、襲ってきたロナンの部下たちを、矢で鮮やかに瞬殺する。
最後、オーブを手にしたが、それはケースだけであり、中にはヨンドゥの私物の人形が入っていた。が、それを見ても上機嫌に高笑いするのであった。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
冒頭、とある星の歓楽街でスタカーと再会し、実はラヴェジャーズを破門されていたことが判明。
理由は、かつてクイルを地球から誘拐したこと。つまり、20年以上前に破門されていたことになる。
そのクイルたちを捕まえたい惑星ソヴリンの女王アイーシャから直々にクイルの拿捕を依頼されるが、その気を見せなかったため、チーム内のテイザーフェイス派に反逆され、自身は拘束、部下たちは全員殺された(生きたまま宇宙空間に放り出されるという、きわめて残酷な仕打ちだった)。
が、テイザーフェイスに寝返ったと思われたクラグリンの協力で脱獄し、ロケットラクーンやグルートとともに、テイザーフェイス派を粛清する。
その後、惑星エゴにいるクイルたちのもとに駆け付け、ともにエゴを打倒するが、宇宙空間に放り出されたクイルに自分用の宇宙服を渡し、自らはクイルの目の前で死んでいった。その死因は、前述の部下たちと同じであった。
死後、ガーディアンズによって宇宙葬にされるが、その場には20年前に袂を分かった、かつての仲間たち(ラヴェジャーズ)が現れ、宇宙花火を供してくれた。
長年、ラヴェジャーズから放逐されたとして蔑まれてきたヨンドゥが最後に成した善行を、彼らも認めてくれたのだった。
余談
MCUでヨンドゥを演じたマイケル・ルーカーは、『GotG』3部作を監督したジェームズ・ガンによるDCコミックの実写映画『ザ・スーサイド・スクワッド』にサヴァント役で出演している。