概要
スパイダーマンことピーター・パーカーが文字通り黒いスーツを纏った姿である。
黒いスーツの正体はシンビオートという寄生生物が本家のスパイダーマンを模して生成した生体スーツであり、纏った途端にスパイダーマンとしての能力を向上させ、瞬時に装着できたり蜘蛛糸を無限に生成できたりするため、ブラックスパイダーマンとなったピーターは黒いスーツを気に入っていたが、やがてシンビオートが装着者を凶暴化させるという危険性に気づいてシンビオートを脱ぎ捨てた。
だが、ピーターとの一体化でスパイダーマンの能力をコピーしたシンビオートはのちにヴェノムやカーネイジ等の怪物を生み出す事となった。
シンビオートと決別した後、ピーター自身は布製の黒いスーツ(デザインは同じ)を着用していたが、ヴェノムが登場したために破棄する。
※当時ピーターとMJは結婚していたが、MJは初対面したヴェノムのあの面相に脅かされ、恐怖を感じてしまった。ピーターはMJを怖がらせまいと、ヴェノムを連想させる自分の黒いスーツを暖炉に入れて燃やしてしまう。そしてMJから、以前の赤と青のデザインのスーツを送られ、それを着用する。
他メディア展開
- スパイダーマン3
サム・ライミ版の3作目で初の実写化。
誕生の経緯やシンビオートの性質が原作に近いが、ブラックスパイダーマンとなったピーターはベンおじさんの仇であるフリント・マルコをはじめとした様々な要因で闇落ち寸前にまで追い込まれた。
本編後半では原作と同様にシンビオートを引き剥がした後にヴェノムが誕生していた。
終盤で登場。
こちらもピーターであるが、とある理由で正気を保っている。
なお、登場シーンでは本家のスパイダーマンスーツを着た主人公尾ノ前侑がその場に居合わせており、結果的に本家のスパイダーマンとブラックスパイダーマンが共闘する展開となった。
関連タグ
スパイダーマン・ノワール…黒のスパイダーマン繋がり。
グウェノム…シンビオートを纏ったスパイダーウーマン。
小森ユウ…池上遼一版におけるスパイダーマン。作中ではシンビオートは登場しないものの、終盤ではある意味ブラックスパイダーマンに等しき存在となってしまった。