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編集者:george
編集内容:アリス・ハミルトン

HenryStickmin

へんりーすてぃっくみん

PuffBallsUnited氏による2008年から6作品が制作されているブラウザ用フリーゲームである。

概要

ヘンリー・スティックミンシリーズとはPuffBallsUnited氏による2008年から6作品が制作されている、棒人間ヘンリーを操り、ゴールに辿り着くブラウザ用フリーゲームである。棒人間なら、スティックミンじゃなくてスティックマンじゃないの?と思われるかもしれないが、これが正式名称である(ゲーム本編でもネタにされている)。

ゲームシステム

ゲームシステムは至ってシンプルで、数秒間のアニメーションの後、画面上に選択肢が表示され、正しい選択肢を選べば先に進め、また数秒間のアニメーションの後、再び選択肢が表示される・・・といった流れである。

簡潔に言ってしまえばそれまでなのだが、この間に挟まるアニメーションや選択肢がユニークで笑える物ばかりであるため、主にアメリカ等を中心に人気がある。

一例(牢獄に捕まった!どうする?→やすりで窓を切って脱出だ!→実は地上17階でした→落下→失敗)

(看守に見つからないように出なきゃ!どうする?→ダンボールを被ってメタルギアだ!→自身は見つからなかったものの、看守の暇つぶしのゲーム用の台に使われて身動きが取れなくなる→失敗)

中にはQTEの様に制限時間付きの選択もある。

各作品解説

  • Breaking the Bank(2008)

1作目。砂漠のど真ん中にある警備が厳重(と言うことになっているが結構ザル)な大銀行から大金を盗み出すと言うシンプルなストーリー。ストーリーとは言うものの、この時点ではストーリーと言えるストーリーはなく、プレイヤーは一人の棒人間、ヘンリー、そして6つの選択肢とともに何の説明もなく砂漠に放り出されることになる。最初の作品という事もあり、ヘンリーの外見も現在の物とは微妙に違う。

プロローグなのでシリーズでは最も短く、簡単な作品である。

オリジナルとリメイクでは、一部を除いてオチの演出が異なる。

例:シャベルで地中を掘る選択肢

オリジナル→地下鉄まで掘り進んでしまい、電車に轢かれる。

リメイク→ガス菅にぶち当たり、明かりのために点けたライターに引火して爆死。

  • Escaping the Prison(2010)

2作目。ストーリーとしては前回の銀行強盗の後日談である。

前回のエンディングで金庫の中に潜入したまでは良かったが、うっかり金庫内の赤外線に触れてしまうという大ポカをやらかし、捕まって牢獄に放り込まれてしまう。

もちろんゴールは脱獄であり、何者かから送られてきた秘密兵器入りの特殊バースデーケーキから脱出の糸口を見出していく。

ケーキはチェック済みのはずだったが、デイブはチェックしていなかった。

今作から選択肢やアニメーションが一気に増え、マルチエンディングにもなっており、個人制作のフリーゲームにしてはかなりクオリティが高くなっている。また、ヘンリーの外見も現在のデザインとほぼ同じであり、ここからシリーズの構想が固まったものだと思われる。小ネタも多く、ルートによってはあの弁護士(に似てる人)に弁護してもらい、無罪判決を受けると言うエンディングもある。

また、本シリーズが人気を博し始めたのもこの作品からである。

  • Stealing the Diamond(2011)

3作目。無事に脱獄したヘンリーがニュースで博物館に展示されている世界最高のダイアモンドの事を知り、金の目になりつつ、ダイアモンドを盗むために、博物館へ潜入しようとすると言ったストーリーになっている。 エンディングは3種類あり、強行突破するルートが一つ、残りは隠密行動だが、屋上に上がって潜入するルート、壁に穴をあけていくルートの2種類がある。3種類中の強行突破ルートは全部制限時間つき選択というもの。

特に前回と変わっていることはなく、順当な続編。相変わらず小ネタが豊富(特に任天堂ネタ) 。

  • Infiltrating the Airship(2013)

4作目。再び捕まったヘンリーだが、今回はその強靭な生命力と的確な判断力を買われ、政府に世界中で暗躍しているマフィア、トップパットクランの飛行船に潜入させ、組織を壊滅させるために利用された。

特筆して変わったことはない。だがキャラクター数が増え、後の作品にも関わってくるトップパットクラン、そしてヘリの操縦士チャールズが登場するので、ストーリーを追うならば、必ずプレイしなければならないであろう作品。エンディングは4つあり、マフィア側に裏切るか、政府に忠実になるか、マフィアのボスを引き渡して自由になるか、マフィアと政府を出し抜いて泥棒としての道を歩むかを選べる。ただし、中にはフェイクに騙されるハズレルートも存在する。

小ネタは更に増えた。

  • Fleeing the complex(2015)

5作目。前作の後、どうなったのかは不明だが再び捕まっており再び脱獄することとなるが、今回の刑務所の「ザ・ウォール」は脱獄者0と言う世界最高峰の警備システムを誇っており、今度こそは本気でヘンリーを出す気はないらしい。それに応じるかのように難易度はちょっぴり上がっており、時間制限付き選択肢がかなり多い。しかもあるルートの最後では・・・

今作では次の作品でパートナーとなる(ルートがある)赤髪の女の子、エリーが登場し、あるルートでは共同で脱獄することとなるが、手伝ってもらっておきながら見捨てると言う選択もできる。その選択肢を選んだ時はエリーが映り、「エリーはこの事を覚えているだろう」と左上に文字が出る。

  • The Henry Stickmin CollectionもといCompleting the Mission(2020)

6作目。もとい1〜5作目の集大成となる作品、今作だけは無料ではなく、Steamで販売している。

集大成と言う言葉通り、breaking the bankから今作に収録されている最新作、completing the missionまでの全作品を遊ぶことができる。全ての作品において作画がリメイクされており、高クオリティなゲームを楽しめる。更に最新作のcompleting the missionは、Infiltration the AirshipとFleeing the Complexのエンディングの組み合わせによってストーリーも選択肢も変わると言う凝りっぷり。重要キャラクターも多数登場し、まさに集大成にふさわしい作品となった。もちろんゲームシステムは変わってない。エンディングは16種類、失敗も100以上とシリーズ最多である。 字幕もつき、設定で字幕のON/OFFも切り替えられる。

また、所々のシーンにAmongUsのキャラクター達が隠れており、彼らをクリックで全員見つけ出すと解除できる実績がある。さらにムービー中で他のキャラクターにカーソルを合わせて右クリックを押すとキャラクター図鑑に登録される(ヘンリーのみ主人公だからなのか初めから記載されている)。

登場人物

  • ヘンリー・スティックミン(Henry Stickmin)

タイトルが示す通り、本作の主役の棒人間で、唯一の皆勤賞。

強靭な身体能力と迅速かつ的確な状況判断能力で幾多の困難を乗り越えてきた泥棒。銀行強盗や脱獄、ダイヤ強奪、マフィア壊滅、脱獄者0人の刑務所からの脱獄など、とんでもない経歴を持つ天才である…と言うのは全て正解の選択肢を選んだ時の話。

実際にプレイしてみると、(プレイヤーが間違った選択肢を選ぶことによって)コミカルヘタレポンコツ棒人間になって死んだり消えたり体が切れたりしたり、銃の扱いが下手(至近距離で全弾外したり、味方に誤射したり、博物館の銃が弾切れなことに気づかなかったりなど)だったり、先入観が災いしてミスをする事がある(パラシュートだと思って背負ったものがただのバックパックだったり、博物館に展示された爆弾のレプリカを本物だと思い込んで投げつけたり、通信衛星をレーザーが発射出来る攻撃用の衛星と勘違いして操作したり)。

ただ上記のマフィアや政府から脅威に見られてるのは変わらず、基本的には仲間思いのいい奴である。チャールズに友達だと呼ばれ、エリーには慕われ、トップパットのボスから追放されても彼を慕う部下がいたり、(上述の経歴から)軍の特殊チームの隊員から伝説の人と呼ばれたり、トップパットから衛星ロケットを奪った際に、中に取り残されていたトップパットの団員をホテルの従業員に再教育するなど、ある程度のカリスマ性がある模様。

主人公だからなのか他のキャラクターと比べ喋る機会はなく、叫び声の方が多いが、「あー…誰が運転してるんだ?」「ハッハッ!待て…」「スティックミン・パーンチ!!」など稀に話すシーンはある。銃を向けられるとよく手を上げる。愛車はエンジン付きスクーターで、CtMでは宇宙仕様も登場する。CtMではItAでレジナルドを逮捕する賞金稼ぎルートでトップパットから奪った戦車も登場する。

体重が重いらしく、体重で落ちた時にはおまけ文章によく「おデブ」と言われる。

BtBからの登場

  • テッド・マカダムス(Ted McAdams)

他EtP(?)、StDで登場。

BtBではトラックで走っていたのだが道に現金袋が落ちている事に気づき、しっかり入れていたはずなのだが、なぜか落ちていたことに困惑していた。

StDでは警官をやめて警備員になっている。他の警備員に「夜の方が安全」というのが警官をやめた理由と話しているのを見られる。

  • ウィンストン・デイビス(Winston Davis)

他にもEtP、ItAで登場。

BtBではヘンリーが隠れている現金袋を中身を確認せず普通の現金袋だと思い、念のためとトラックに入れて銀行に運び込んだ。

EtPでは法的な脱獄ルートで証言したのだが、フェリックスに「ヘンリーを殺害し、現金袋に放り込んで拾った風に装って金庫に遺体を放置しようとした」という罪をなすりつけられ逮捕される(ヘンリーが入っていた袋には外側から締めた痕跡があったらしい)。

ItAでは何があったのか、トップパットのメンバーになっている。変装したヘンリーを睨んでいたのだが彼はヘンリーだとわかっていたのかもしれない。

  • チャド・ハンセン(Chad Hansen)

BtBのみ登場。薄い茶色のサングラスをかけている。

外見と立ち位置からして恐らく警備員。

フィリーに「お前さー…「なんでこんなとこに銀行があるんだろ」って思った事あるか?」とメタい質問をしている。

  • フィリー・コリン(Philly Colin)

BtBのみ登場。藍色のサングラスをかけていて、口髭が生えている。

チャドと同じく警備員。

チャドに上記の質問をされた際、少し考えた後、「金庫のような物なんじゃねえの?」と答えた(チャドは「あー、なるほどな!」と納得していた)。

EtPからの登場

  • 失敗画面ナレーター

EtPよりすべての作品で登場(BtBではリマスター版で登場)。失敗画面でおまけ文章の文字をコメントしている。あまり人間味を見せないが、ヘンリーに時々感情移入する時(主にガジェット・ゲイブシリーズのアイテムを使用した時)も有る。

コメントは基本的にユーモラスで、ジョークを言ったり等も有るが、ヘンリーが欲張って大型貨物船を奪った結果乗組員に暗殺されたり、自分が見捨てたエリーに命乞いしようとするヘンリーに対して突っ込みを入れたり叱責をしたりする事も度々有る。中にはカオス収容機関のダークパワーボムで地球が消滅する際は、ブラックホールで消滅してホワイトアウトした際は彼自身も消滅したのか何もコメントしなかった。

  • デイブ・パンパ(Dave Panpa)

EtP、StD、ItA、CtMで登場。

EtPでは牢獄に入れられ落胆してるヘンリーを「釈放だ」などと言ってからかう先輩(ルパート・プライス)と共に登場、上記のケーキを渡しに来るが、先輩に「ちゃんと検査したよな?」と聞かれた際、「えっ?ああ、はい!もちろんですよ!」とはぐらかすような返答をしたため、実際はろくに検査してなかったと思われる。

ある意味ヘンリーを脱獄させた全ての元凶。

StDでは前述の失敗によって看守をクビになっており博物館の夜間警備員に転職している。

ItAではなぜかマフィアに捕まっているが、あることをすると助ける事ができる。

CtMでは一部のルートで登場する。一応戦おうとする勇気はあるのだが弱くてすぐに地面に叩きつけられたが、そのお陰でヘンリーを助ける事になる。

  • ルパート・プライス(Rupert Price)

EtP、StD、ItA、CtMで登場している。

囚人をからかうのが好きで、EtPでヘンリーを「釈放だ」とからかった後に嬉しそうなヘンリーを見て笑ったりしている(その後は「まあ冗談だが」とすぐ真顔になったが)。

StDではダイヤモンドを奪って逃げようとするヘンリーをパトカーで追いかけた。

ItAでは警察から軍隊に移っている。クールな性格になっていて全く喋らなくなっている。

CtMでは一部ルートで登場しているがやっぱり喋らない。

  • ブレイド・マギー(Blade McGee)

EtPのみで登場。ヘンリーの独房の隣の房に収監されている囚人。刑務所に収監されているにも関わらず、何故か右手にナイフを堂々と持っている。

Biosによると過去に複数の殺人事件を起こした為に終身刑判決を言い渡された模様。彼自身は「ナイフマン」と言うニックネームを自称している。

  • ローランド・カンタベリー(Roland Canterbury)

EtPでのみ登場。冒頭でテレポーターを選択した際に登場する警察の射撃訓練の顧問を担当している男。非常に厳しい性格らしい。

  • 白歩堂龍二(フェリックス・ホワイト)(Felix White)

弁護士。有名な裁判ゲームに出てるあの人に見えるが別人である。

EtPのみで登場。法的な脱獄ルートでヘンリーを弁護することとなる。ヘンリーが銀行強盗をしたのは事実なのだが、証言者のウィンストンに無茶苦茶な理論で罪をなすりつけ、見事ヘンリーを無罪にすることに成功した。ちなみに失敗すると「えーっと…あはは、これは冗談で…」と焦るがもう一度やらせてくれることはなく、ヘンリーは有罪になり刑務所にまた戻されてしまう。

  • ウラジミール・フォンブラウン(Vladimir VonBraun)

検事。こちらも有名な裁判ゲームに出てるあの人に見えるが別人である。

EtPでのみ登場。

  • ガジェット・ゲイブ(Gadget Gabe)

EtPより名前のみ登場。ヘンリースティックミンシリーズ全体で使用されているさまざまなデバイスをレビューする謎の人物。彼のコメントがデバイスの説明書に一緒に載っている・・・ものの、彼がレビューするアイテムは有用そうに見えて実際はどれも致命的な欠陥が有る上使用方法もほとんど実際に使用してみなければ分からない代物であり、「一度使うともう二度と通常の状態に戻れなくなる(物体通過機、液状化機)」「説明が使用者の誤解を招く(多次元相互移動機)」「誤作動は無いが場合によっては使用者が死ぬ(シャドーザー)」等碌な事にならない。

FtCまでは彼がレビューしたアイテムは全てハズレだったが、シリーズ集大成であるCtMでは漸くヘンリーが遂行するミッションの役に立つアタリのアイテムも登場した。

  • SHOOP DA WHOOP

EtPより登場。Mr G W氏、Master-o-Darkness氏製作の論外キャラ。海外のネットで流行ったネタが元。役物として口から巨大レーザーを発射するのがお決まりとなっている。

基本的に太陽や月に隠れて居たり、カオス収容機関の攻撃用レーザー衛星だったり、バハムート零式よろしくヘンリーの召喚獣だったりと、扱いはまちまち。基本的にストーリーには関わる事は無いが、エンディングの太陽や月をクリックすると現れヘンリーに向かってレーザーを発射するが、逃げられるか、咳でむせて不発する。

StDからの登場

  • ジョニー・パンツァー(Johnny Panzer)

StDのみ登場。ダイヤモンドを盗んでスクーターで逃げるヘンリーをルパートのパトカーに乗って銃で狙っている。

だがヘンリーが勢い良く投げた石に当たり銃を落としパトカーから落ちてしまう。

ItAではジョニーは死亡したことが判明した。

  • ジーン・フレドリクソン市長(Gene Fredrickson)

StD、CtMで登場。オープニングでテレビでダイアモンドを紹介している。セキュリティガバガバな博物館に税金を充てるようなことはしなかったようだ。

CtMではトップパットの飛行船やロケットにいたのでトップパットクランのメンバーだと思われる(ItAで政府がチュニジアのダイアモンドを盗んだのがヘンリーだと認識しているにも拘わらず、ニュースではトップパットに盗まれた事になっている)。

ItAからの登場

  • チャールズ・カルヴィン(Charles Calvin)

ItA、FtC、CtMに登場する政府のヘリ操縦士。様々な方法で飛行船に乗り込むヘンリーをサポートする。凄腕パイロットに見えるが実際はただのダメダメパイロットで、人一人を殺すためだけにヘリごと突っ込んできたり、重力バブルの操作を誤りヘンリーを地面にめり込ましたり、マシンガンでヘンリーを誤射したり、ヘンリーが銃を向けられている時に「トラブルならフランクステーキって言って」と変なことを言っていたり、果てにはスナイパーライフルでちゃんと狙ってるにも関わらずヘンリーの急所を的確に貫き誤射するなどいろいろとヘンリーより酷いかもしれない心配な奴。

だが捕まったヘンリーを助けてくれるなど優しいパイロットではある。ヘンリーがトップパットクラン側に着かない限り、気さくに話しかけてくる。

また、CtMのあるルートの最後では…

  • キャプテン・ヒューバート・ゲイルフォース(General Hubert Galeforce)

政府のマフィア対策組織のトップ。ヘンリーに目的と任務について伝える。

チャールズの事を「チャーリー」と呼んでいる。

ItAのあるルートでヘンリーが政府を裏切りボスになった事を知るとヘンリーの名前を叫んで怒鳴る。怖い。

CtMでも一部ルートで登場。どのルートでもキャプテンからジェネラル(将軍)になっている。

ヘンリーがトップパットのボスになったルートでも一部ルートで少しだけチャールズと登場している。

トップパットのボスルート以外で、ヘンリーが政府側に味方すると、過去の悪行を水に流して感謝してくる。

  • レジナルド・コッパーボトム(Reginald Copperbottom)

マフィア組織「トップパットクラン」のボス。ItAでは彼を逮捕する(または機密情報を盗み出す)のが任務だった。

ボスではあるものの小心者で、ヘンリー一人が乗り込んできただけで取り乱し逃げ惑い、自分が追い詰められるとボスの立場と引き換えに見逃してもらうよう交渉するなど、ボスの器にしては精神的にも物理的にも弱い。と思ったらFtCのあるルートでは(ボスとなった)ヘンリーを「お前がいなくなれば俺はまたボスになれる」と見捨て海に投げ捨てる。そして再びボスに復帰すると言う狡猾さを見せた。恐らくこうして彼はボスの座を手に入れたのだろう。CtMではヘンリーがいない間、代理のボスとしてのさばっていたらしく、ヘンリーが帰ってくるや否や慌てて誤魔化していた。

ただし、CtMのあるルートでは同じ状況で「君の覚悟を見た。君こそトップパットのボスにふさわしい」とヘンリーを助けており、別のルートではロケットの打ち上げを助けてくれた(及びItAでトップパットから盗んだ赤いルビーの返却に応じた)ヘンリーとエリーの入団を部下共々祝福している。ヘンリーがエリーと関わらずに自力で(死を偽装して)ザ・ウォールから脱獄し、政府軍の襲撃を独力で止めた際も、ヘンリーをボスとして認めるに至っている。

一方でヘンリーがFtCでエリーを見捨てたエンディングでのルートでは、部下達と共に彼を粛清しようとした(もっとも、ヘンリーを合法的に始末する建前ができたとも言えるが)。だが、ヘンリーを追い出そうとして逆に飛空艇から突き飛ばされ、ライトハンドマンに助けられるが、直後にヘンリーと彼を慕う団員達が乗った脱出ポットに直撃してライトハンドマン共々死亡する上に、エリーにトップパットを乗っ取られる。

この事から、ヘンリーがトップパットのために働いたり、組織の理念に反する行動を取らなければ、彼をボスとして認めていたらしい(トップパットのボスの座も、経緯的にヘンリーが彼を脅して手に入れたようなものである)。

  • ライトハンドマン(右腕の男)(Right Hand Man)

トップパットクランのナンバー2兼ボスの護衛。赤髭が特徴の強面の男。本名は不明で、Biosによると誰も彼の本名を知る者は居ない模様。戦闘能力は高く、複雑にジェットパックで飛ぶヘンリーやチャールズのヘリのローターをハンドガンで撃ち抜いたりなど若干人間離れしている。そのため、レジナルドから強く信頼されている。

ボールに入って飛んできたヘンリーを止めようとするがヘンリーが椅子に乗って走ってきた事に驚き避けてしまい一度はヘンリーを逃したものの、天井を突き破り再びヘンリーと戦闘することとなる(ここではFF風の戦闘かmother風の戦闘かを選べる)。だが負けてしまい消滅してしまったので恐らく死んでしまった…

と思われていたがCtMでサイボーグになって戻ってきた。執念深い男である。

ヘンリーがレジナルドを引き渡したルートではライトハンドマンがボスの座を継ぎスヴェンがナンバー2となるも、ライトハンドマンはその名を変える事は無かった。

ヘンリーと戦っていないルートではサイボーグにはなっていないのでCtMでも一部ルートでサイボーグになってないライトハンドマンも登場している。ルートによっては共闘することもある。

PuffballsUnited氏のお気に入りのキャラクターらしい。

  • ヴィルヘルム・クリーグハウス(Whilhelm Krieghaus)

ItA、FtC、CtMに登場したトップパットクランの上位団員。

チャールズ曰く「とんでも無くバカ」らしく、ItAでは情報保管庫に入ろうとするものの、カードキーの開け方さえ知らなかった為マインドコントロールで操られたりした(結果はチャールズが誤ってカードキーをグシャグシャにして使用不可能にしてしまった為失敗したが)。

最終的にチャールズはどうやったのかは不明だがヴィルヘルムの骨をドロドロに溶かしてヘンリーはカードキーを奪取した(因みにこのルートとFtCの推定死亡ルートの組み合わせでプロローグに登場していたので生きていた模様)。

FtCでは裏切りルートに登場。ドリルポッドに乗ってそのままザ・ウォールの8階の食堂にてヘンリーの救助を行う事となった(レジナルドがヘンリーを裏切る事については何も聞かされなかった模様)。その後飛行船に戻ってこれたのか、ザ・ウォールに収監されたのか、戦闘で死亡したのかは不明。

CtMではエメラルド強奪ルートにて登場。ライトハンドマンと共にラウンジで寛いでいた最中にヘンリーがエメラルドを盗んでいるのを発見したが、最終的にヘンリーが凄まじい叫び声を挙げてガラスを粉々に粉砕した事で宇宙空間に投げ出され死亡した。

  • ハンサム・ハロルド(Handsome Harold)

ItA、CtMで登場したトップパットクランの情報管理を担当している上位団員。

肝が備わっており、蜘蛛を間近で見ても怖がらない。ItAでは私立探偵ルートにて犯罪の証拠ファイルを読んでいたがヘンリーによって釣り竿で殴られ気絶、そしてその後政府によって逮捕されたと思われる。

CtMではトップパットのボスとなったヘンリーがエリーを見捨てた事で彼はヘンリーに失望していた。

  • ジェフリー・プラム(Geoffrey Plump)

ItA、CtMに登場したトップパットクランの団員。顔が大きく、小さなシルクハットを被っており、パイプを吸っている。

ItAではルビー強奪ルートに登場して、ルビーを盗んだヘンリーを報告したものの、政府のミサイルが彼がいる廊下の窓にぶつかり、(おそらく)死亡した。

CtMのあるルートではヘンリーの板歩きの刑に於いてヘンリーを擁護した為、トーマス共々牢屋に閉じ込められた。その後、ヘンリーとデイブによって牢屋から脱出成功。そしてヘンリー達と一緒に脱出ポッドで脱出した。

  • トーマス・チェスターシャー(Thomas Chestershire)

ItA、FtC、CtMに登場したトップパットクランの団員。長いシルクハットをかぶっており、両目に灰色のモノクルを着けている。

ItAとFtCではモブだったが、CtMではあるルートに本格登場。ジェフリー同様ヘンリーを擁護した為牢屋に閉じ込められるも、ヘンリーとデイブによって救出され、ヘンリー達と一緒に脱出ポッドで脱出した。

ライトハンドマンがボスとなった別ルートではライトハンドマンが捕らえられた事でトップパットクランは新しいリーダーを決める為の内部抗争が勃発し、彼はその内部抗争に巻き込まれそのまま軍に投降した。

  • ビリー・G.(Billy G.)

ウィルフォードⅣ世卿の先代のトップパットクランのボス。ウィルフォードⅣ世卿によって倒されボスの座を奪われた模様。

名前の由来はマイケル・ジャクソンの曲から。

  • ウィルフォードⅣ世卿(Sir Wilford IV)

ItA、CtMの肖像画でのみ登場した、テレンスの先代であるトップパットクランのボス。作中では既に故人となっている模様。トップパットクランのボスでは実力は最強だったとされる。それを示す様に肖像画からは怒りと荒々しさを醸し出している。

金歯で左目に大きな傷が有り、3つの大きなシルクハット(1つは濃い灰色、1つは灰色、もう1つは黒)を被っており、葉巻を吸っている。無能な者を軽蔑しており、その生涯に於いて冷酷でタフな人物で有ったとされる。先代のビリーを破りボスとなったらしい。その後投獄されたか死亡したのか、テレンスが新たなボスとなった。

  • テレンス・スアヴェ(Terrence Suave)

ItA、CtMの肖像画でのみ登場した、レジナルドの先代のトップパットクランのボス(CtMで新たなボスとなったヘンリーorライトハンドマンorスヴェンから見れば先々代)。作中では既に故人となっている模様。肖像画では金のデザートイーグル(ItAのブラウザ版の肖像画ではリボルバー)を左手(CtMでは右手)に持っている。

純粋なスリルの為に無意味な襲撃を繰り返した事と貧弱なリーダーシップが原因でトップパットクランの中では歴代最悪のボスとされた。その結果、レジナルドに裏切られたか粛清され帽子を奪われた模様。ItAの幹部にスピード昇進エンドでヘンリーがレジナルドから与えられた帽子は上記の経歴から恐らくテレンスの物と推測される。

  • ラリー・ゴードン(Larry Gordon)

ItAのルビー強奪ルートに登場した、中央カオス収容機関の職員。

ウィルソンに外がトップパットクランと政府の戦いでカオスな事になり、俺たちだけではどうしようも無い為早く逃げろと言った。

  • ウィルソン・ストーン(Wilson Stone)

ItAのルビー強奪ルートに登場した、中央カオス収容機関の職員。

トップパットクランと政府の戦いを止める為、引き出しから出したディスクを使用して、使用した兵器で混乱を鎮めようとした。

妻のアビゲイル・ストーンと、息子のティミー・ストーンがおり、ダークパワーボムにより地球が滅びる際には涙を流していた。

  • マート・スティール(Mert Steel)

ItAのルビー強奪ルートに登場した中央カオス収容機関の職員。カートとは双子の兄弟。

政府とトップパットクランの激闘を止める為にマートとブッカーと共にプロトタイプスーツを着て激戦区に現れ、崩壊装置でトップパットの団員を撃破した。その途中用を足す為スーツから降りたが、そのスーツはヘンリーに盗まれ帰りの移動手段にされた。

  • カート・スティール(Kert Steel)

ItAのルビー強奪ルートに登場した中央カオス収容機関の職員。マートとは双子の兄弟。

プロトタイプスーツのブレードで軍のヘリの後部ローターを切り裂いた。

  • モルデカイ・ブッカー(Mortdecai Booker)

ItAのルビー強奪ルートに登場した中央カオス収容機関の職員。

プロトタイプスーツを「カッコいいから」と言うだけの単純な理由で着させてくれと懇願し着用した模様。

FtCからの登場

  • エリー・ローズ(Ellie Rose)

FtCで初登場するキャラクター。シリーズ初の女性のメインキャラクターである。

ヘンリーと同じ房に入れられていた赤髪が特徴的な女囚。協力ルートでは彼女と協力して脱獄を目指していく。性格は基本的に男勝りで、ヘンリーを超える行動力や判断力を持っている。また、バイクの運転が非常に上手い。そしてなぜかフォースが使える。

CtMではFtCで協力脱出エンディングを達成した時のみ、パートナーとして登場。道中でヘンリーをサポートする。ItAでトップパットと敵対したエンディングのルートでは彼女もトップパットと敵対し、赤いルビーを盗んだかトップパットのボスになったルートではトップパットに入団しようとする。ただし前者の赤いルビールートの場合、ヘンリーが政府側に着くと迷わずそれに従うため、自分を助けてくれたヘンリーを慕っている様子である。

あるルートではヘンリーといいコンビであると語るチャールズに、対抗するかの様に脱獄時のヘンリーとのコンビネーションの良さを語っていた(チャールズは「じゃあもの凄いチームになりそうだ」とポジティブに言った)。

FtCで見捨てたCtMのあるルートでは、どうやらヘンリーがトップパットのボスだと知って脱獄に協力したものの(エリー自身がそう言っただけで真相は不明)、それにも拘わらず見捨てたヘンリーに敵対し、AK-47を構えてくる。そして、エンディングの描写ではトップパットのボスとなったらしい。

あるエンディングで、ヒューバートが彼女の事を知っている事と、ヘンリーと同様に動向を探っていた事から、腕の立つ悪党であった事が推測される。

  • ディミトリ・ヨハネス・ペトロフ(Dmitri Johannes Petrov)

同じくFtCのキャラクター。脱獄者0の最強刑務所ザ・ウォールの所長であり、本作の敵。

自身の刑務所に有名なヘンリーを入れることを喜んでいたのでヘンリーの知名度は相当なものだったと思われる。しかしそのヘンリーにまんまと脱獄されてしまい、脱獄者0の称号も囚人も信用も失ってしまった。CtMにも一部ルートで登場。FtCでエリーに道路標識で殴られたからなのか歯がたくさん抜けてしまっている。ヘンリーとエリーに復讐するために襲撃してくる。

トップパットについたルートではヘンリーとエリーに撃たれて死亡した…と思われたが左目を失明しただけでまだ生きており(直前のシーンをよく見ると撃たれて倒れた時、苦しそうに目を開けている)、ヘンリーとエリーに再び襲い掛かろうとしたものの、最終的にヘンリーに持ち上げられロケットから投げ落とされると言う壮絶な死を迎えた。

軍についた側では正確な描写がないため不明。(おそらく爆発に巻き込まれて死亡したと思われる)

上記以外のルートでザ・ウォールが復讐に来ない理由は、推定:死亡ルートではヘンリーは死亡したとペトロフは断定してそのまま撤収し、囚人の幽霊ルートではヘンリーは気付かれずに逃げ出したので、ヘンリーは誰にも気付かれずに遠くに行った為、再び彼を捕まえる方法がない事が分かる。国際レスキュー隊員ルートではヘンリーはアメリカ軍と協力している為ペトロフはヘンリーを捕まえる事が出来ない状態となっている。裏切りルートではヘンリーは実際にレジナルドに裏切られ海に落ちて死亡する。ItAの政府から要請された私立探偵ルート、又は冷酷なバウンティハンタールートと暴動を起こしたルートを組み合わせた場合は国際レスキュー隊員ルートと同じくヘンリー(前者の場合エリーも)は政府と協力している為ペトロフ達は何も出来ず、幹部にスピード昇進ルートと暴動を起こしたルートの組み合わせではヘンリーは世界最大規模のマフィアのトップパットクランのボスである為捕まえるのはリスクが大きすぎる為と推測される。

  • グリゴリー・オリヤット(Grigori Olyat)

FtCで登場。ペトロフの右腕で、見るからに用心棒な外見が特徴。

CtMでも登場するが前作でスピード違反のトラックに突き飛ばされたことが原因なのか腕を骨折しているのでギプスをしている。

台詞は少ない。トップパットについたルートではヘンリーとエリーに撃たれて死んでしまった。

軍についた側では、ディミトリ同様正確な描写がないため不明。

  • レイ・ルドルフォ(Ray Rudolpho)

FtCで登場したザ・ウォールの囚人。ハンセン病を患っており、隔離施設にて隔離されていた。

姿はヘンリーと似ているが、輪郭が灰色で顔色が薄く、歯が欠けており、眉が片方無い。仮病を選んで隔離されたヘンリーに挨拶した瞬間、彼の腕はすぐに落ちた。この後、ヘンリーは必死にドアを叩いて隔離施設から出してくれと頼んだが、ドアはしっかりと閉まっていて脱獄は失敗に終わった。

  • ゴードン・スミス(Gordon Smith)

ItA(名前だけ)、FtCで登場しているマイナーキャラクター。

ItAではトップパットメンバーが変装したヘンリーを「スミスだよな?」と間違えて(ヘンリーはとりあえず頷いたが)脱出ポッドで病院に運んだり、FtCで逃げたヘンリーをザ・ウォールの二人の看守が「誰が出たんだ?」「スミスだろ」「そうか、じゃあ家族に会いに行ったんだろうな」と言っていたりなどヘンリーによく似ているらしい。

FtCのあるルートでは寝ているので顔は見えないがどこかにスミスがいる。

  • カイル・バクスター(Kyle Baxter)

FtCで登場した、中央カオス収容機関の職員。CCCの連絡係であり、混乱が起こりうる事件の際にCCCに連絡を与えるためにこの役職についた模様。ヘンリーとエリーにより暴動が起こったザ・ウォールにて「もうこんな所はイヤだー」と暴動から身を守る為に石の後ろに隠れていた。

エリーと脱獄するルートでの脱獄方法を選ぶ選択肢では、よく見るとトラックに乗ろうとしている。

  • ショーン・S.E.・レミング(Sean S.E. Lemming)

FtCで登場したザ・ウォールの囚人で、プロフィールによると自然と割り当てられたリーダーらしい。緑髪で有り、暴動発生の際に靴を紛失したのか裸足で有る。

エリーと脱獄するルートでの脱獄方法を選ぶ選択肢で脱獄の選択肢を選ぶ際、彼はフェンスに空いた穴から逃げる様に囚人達を誘導するものの、フェンスの下は断崖絶壁だった為ヘンリー達は真っ逆さまに海へと落ちて行った(ショーン自身もこの後海に落下し死亡したと思われる)。

実はヘンリー達はフェンスの穴に走り込むのではなくフェンスと崖の境目を慎重に歩けば脱獄出来た可能性が有る(焦っていた為気が付かなかったと思われる)。名前の由来は恐らくレミングス

  • ウォーレス・ペンバートン(Wallace Pemberton)

FtCで登場した、ザ・ウォールに潜入していたトップパットクランのスパイ。

Biosによると収監されている団員をいずれ解放する為、秘密裏に潜入工作員として3年間過ごして来た。一見有能そうに思えるが実際は無能スパイで、トップパットクランのボスとなったヘンリーを逃がす為に、8階の食堂で自分がスパイであると他の看守の面々で堂々と発言すると言うスパイにあるまじき行為をやらかし、ヘンリーの脱獄計画と彼自身の潜入工作を台無しにする。

一方国際レスキュー隊員ルートではヘンリーはトップパットクランと敵対している為、脱獄の方法としては使えない。だがウォーレス自身は脱獄するヘンリーを攻撃したり止めたりはしなかった。

  • アレックス・ケンプター(Alex Kempter)

FtCで登場したヘリポートの看守。

チャールズに救援要請を頼むルートの最後に登場し、最後の選択肢で彼を選ぶと、ヘンリーは彼を倒して無力化に成功する。他の3つの選択肢のどれかを選んだ場合は彼のロケットランチャーよってチャールズのヘリは撃墜される。

  • ケイドリュー・ヨハンセン(Kerdrew Johensen)

FtCで登場したザ・ウォールのヘリポートに居る看守の1人で、ライフルを装備している。

最後の選択肢でヘンリーがアレックスを倒すとケイドリューがライフルでヘンリーを攻撃しようとするも、チャールズのヘリに押し潰された。

CtMからの登場

  • キャプテンH.J.カンタベリー(Captain H.J. Canterbury)

CtMで登場したアメリカ海軍の情報収集担当のメンバーで、EtPに登場したローランド・カンタベリーの兄。階級は大尉

  • スヴェン・スヴェンソン(Sven Svensoon)

CtMで登場するトップパットクランのメンバー。金髪で青い帽子を被っている(名前から察するにスウェーデンの国旗がモデルらしい)。どのルートでも衛星ロケットの運転手を勤めている。

レジナルドやライトハンドマンが捕まったルートでは、彼がトップパットクランのボスになっている(この時には部下から「Sir」と呼ばれている)。ただ、ライトハンドマンがボスになり彼がナンバー2となったあるルートでは彼が仕切ろうとすると反感を買われていたため、リーダーになるまで相当苦労したらしい。

そのためか、あるルートでヘンリーと対面した際には銃口を突き付けつつ長々と不満を口にしていた(ヘンリーも手をあげることしかできず困惑していた)。だがチャールズのラッパに驚き銃を落としてしまい素手で戦いを挑んだがヘンリーに一回殴られただけで気絶した。また、あるルートでエリーに組み伏せられてあっさり拘束されるところを見ると、レジナルドに似たような感じで素手での格闘は苦手と推測される。

また、別のルートでは前日の夜にヘンリーによってロケット内の宝や荷物などをすべて奪われ、翌日部下と共に意気揚々に乗って、空っぽになったロケットを見て愕然とする。

  • バート・カーティス(Burt Curtis)

CtMで登場するトップパットクランのメンバー。

いつもコンピューターの前に座っていて、黒い帽子とダークオレンジ色のヘッドセットを身につけている。

そのヘッドセットがチャールズのヘッドセットに似ているのでファンからは「トップパットチャールズ」と呼ばれている事もある。

かなり無感情で、ヘンリーがロケットに乗り込んだりソーラーパネルが壊れたりしても淡々と職務に着いていた。

だがあるルートでは、ヘンリーへの復讐に燃えるライトハンドマンの暴走に呆れている所を見られる。

また、別のルートでは衛星にレーザーを撃たれると、「攻撃を受けた!?すぐにシールドを最大にしろ!!」と、すぐさまバリアを張ったりと危機感が無いわけではない。

―アリス・ハミルトン(Alice Hamilton)

CtMの一部ルートで登場するBCC News(BBCのパロディ)のニュースキャスター。

Biosによると新参らしいが仕事ぶりは素晴らしい模様。

作中ではトップパット軌道ステーションが打ち上がった事やノルウェーのエメラルドが強奪されたニュース、更にヘンリーによってロケットが破壊された際のニュースをしていた。

  • マーティ・O (Merty O.)

CtMの一部ルートで登場するトップパットクランの団員。名前と外観と顔はあのキャラに似ている。Biosによると彼はジャンプする度テニスプレーヤーのように非常に大きな音を立てるとの事。

特別秘密作戦ブラザーズルートでは弟のルーイ・Gと共に新しいボスであるスヴェンの話をしていた。その後政府によって弟や他の仲間たちと共に逮捕された。

三位一体ルートではヘンリーとエリーの陽動ダンスで踊っていた。その後ザ・ウォールに収監された。

  • ルーイ・G (Louie G.)

CtMの一部ルートで登場するトップパットクランの団員で、マーティの双子の弟。名前と外観と顔はあのキャラに似ている。Biosによると元ネタのキャラ同様兄よりも背が高いが影が薄いらしい。

特別秘密作戦ブラザーズルートでは兄と共に新しいボスであるスヴェンの話をしていた。

  • ヘンリー・スティックマン(Henry Stickman)

主人公のことではない。CtMにて登場するトップパットクランの団員。黒い帽子をかぶっている。いくつかのルートで姿を見せるが、所謂モブ団員であるため目立った活躍はなく、大抵のシーンでは後ろを向いているため顔を確認できるシーンは少ない。

  • ヴィンシュピンシルスティエン博士(Dr. Vinschpinsilstien)

CtMの復讐ルートで登場する軍の人体増強の専門家。

FtCでレジナルドに海に投げ捨てられたヘンリーを助けた。どうやらヘンリーはあの世に行きかけていたらしく、左腕と背骨を機械にすることでヘンリーをサイボーグにしてなんとか死亡を防いだ。まだ休むように説得するもヘンリーの回復は早く、ジェットウィングでトップパットの飛行船に飛んでいくヘンリーを「頑張って」と見送った。

どうやらトップパットの元メンバーだったが、裏切られたらしい。また、ヘンリーに倒されたライトハンドマンにサイボーグ手術をして蘇らせたのも彼女である模様。

  • ミスター・マクベス(Mr. Macbeth)

CtMで登場するトップパットのメンバーで、列車の運転手。単独による現金輸送車強奪ルートではUndertale風のバトルとなり戦うことになる。謎の銃火器を装備しており、正解以外では回避ほぼ不可な弾幕の嵐、絶対に命中するレーザービームを使ってくるが、アイテムの鏡でレーザービームを反射され灰と化した。

運転中では雑誌を読んで暇をつぶしている。エリーとの現金輸送車強奪ルートではこれが仇となり、落石の対処に間に合わず列車を止められなくなり「止められねえええ!!!!」と激突して(おそらく)死亡した。電車にもかかわらず乗り物すべてにおいて危険なのでわき見運転は絶対に真似しないように。

  • ハッティ卿(Sir Hatty)

CtMのあるルートで登場するトップパットクランの団員。ヘンリーがStDの博物館の銃で失敗した際の様な変な顔をしており、常に涙を流している(Biosによると、古い友人を喪った為だとされている)。

特別秘密作戦ブラザーズルートではヘンリーとチャールズの手によってそのまま他のメンバー全員共々逮捕された。

内乱ルートではヘンリーがエリーを見捨てた事でヘンリーに失望していた。

  • ジョン・ピルキシン(John Pilksin)

CtMのあるルートで登場する、ヘンリーと共闘する軍の特殊チームの隊員の一人。30年のキャリアを持つ潜入任務のエキスパート。コードネームは「フロッグ」。外見は何処と無くあの人に似ている。伝説の人物であるヘンリーと会えて光栄に思っている。彼やヒューバートによると「厄介事の後始末」が得意分野らしい。最期はライトハンドマンのレーザー攻撃によってゴードンとアメリア共々消し炭となって戦死した。

  • ゴードン・バンクス(Gordon Banks)

CtMのあるルートで登場する、ヘンリーと共闘する軍の特殊チームの隊員の一人。電子工学の専門家。あらゆるインターフェースを知り尽くしており、ハッキングでは役に立つ男。コードネームは「イール」。

  • アメリア・エステバン(Amelia Esteban)

CtMのあるルートで登場する、ヘンリーと共闘する軍の特殊チームの隊員の一人。爆発物のスペシャリスト。コードネームは「タートル」。ヒューバートによると、どんな問題にも正面から立ち向かい爆発で解決してしまう事に定評があるとの事。

  • ケイン・ウェスト(Kayn West)

CtMの一部ルートで登場するトップパットクランの団員。トップパットロケット発射基地の入口ゲートの見張りを担当している。近接格闘術に精通しており、CQCを仕掛けようとしたヘンリーを返り討ちにする程。

Biosによると元々は音楽制作の仕事をしていたらしいが、後に盗作の疑いを持たれた為にトップパットクランに入団したらしい。

ロケット強奪ルートではエンジン付きスクーターで堂々とやって来たヘンリーをうっかり通してしまった為レジナルドに報告した。

別ルートではヘンリーの転向呪文によってトップパットから政府軍の特殊チームの隊員に転向した。

  • カルヴィン・ブコウスキー(Calvin Bukowski)

ブコウスキー兄弟の双子の(おそらく)兄。CtMで少しだけ登場。

CtMの2年前に政府に加わったらしい。いつも二人で行動している。

一回しか喋っていない。

  • コンラッド・ブコウスキー(Konrad Bukowski)

ブコウスキー兄弟の双子の(おそらく)弟。CtMで少しだけ登場。

カルヴィンと似すぎていて見分けがつかない。

ちなみにBiosの情報は名前と画像以外はカルヴィンと全く同じ。

  • エリアス・バーチン(Ellias Bahtchin)

CtMで登場。CCCモバイルユニットA113に乗っている中央カオス収容機関の職員。

ビッグボーイが暴走しているドゴボゴジャングルの政府軍の駐屯地の混乱を鎮める為、モバイルユニット内に有るボタンで起動する兵器を送り込む。

  • リファレンス(Reference)

復讐ルートで登場するヘンリーのスタンド。名前の由来は「Jojo reference」(海外におけるジョジョパロのスラング)。ライトハンドマン曰くパワー型のスタンド。

ヘンリーと位置を一瞬で交換したり、殴った対象を別次元の同一人物の体と入れ換える能力を持っている。

連続パンチも登場する。この時、リファレンスは「Failure!!Failure!!」と言う(直訳すると「失敗失敗!!」)。

組織、機関、場所等

  • 銀行

BtB、ItAに登場。ヘンリーが大金を盗もうとして襲撃しようとした大銀行。特に名称は無い。何故か砂漠のど真ん中に建てられている。銀行と言っても実際は現金を保管する金庫の様なものらしい。

外観はブラウザ版ではコンクリートのブロックに入口の正門に続く道が有るだけのシンプルなデザインで、銀行と言うより刑務所の様な外観だったが、リマスター版では四方に柱が有り、屋根の上にはドームが設置されている他、入口の近くには車が4台停車している。地下には地下鉄(リメイク版ではガス本管)が通っている事から、街からはそれ程離れていない場所にある模様。

銀行の中の金庫内は赤外線センサーと暗視機能付きの監視カメラが設置されており、侵入者がセンサーに触れるとアラームが鳴り響き警備員が駆け付けるシステムになっている。

BtBではヘンリーは誤って金庫内の赤外線センサーに触れて警報を鳴らすという大ポカをやらかし、銀行強盗計画は大失敗に終わった。

ItAではトップパットクランのボスとなったヘンリーが雪辱戦も兼ねて再襲撃し、トップパットの援護もあって見事金庫内の現金を奪う事に成功した。

  • 監獄

ヘンリーが銀行強盗後に捕らえられた監獄。これも特に名前はない(リメイクでは正面玄関に「WEST MESA PENITENTIARY(ウエストメサ刑務所)」という名前が書かれている)。

砂漠のど真ん中にあるらしく、脱獄はかなり難しいようだが、職員の態度はデイブを始めあまり脱獄を警戒してないので、少なくともこれより後の舞台に比べるとかなり優しい部類。

32〜33階建てで有り、ヘンリーの独房は17階に位置する。因みにヘンリーの独房の壁の傷によると、ヘンリーは銀行強盗をしてから33日間この監獄に収監されていた模様。ゲーム中ではヘンリー以外の囚人はヘンリーの隣の独房の囚人のブレイド・「ナイフマン」・マギー以外には居ないが、実際はもっと多くの囚人が収監されていると思われる。

他のフロアへの移動はエレベーターや階段を使用する。牢屋の他にも会議室や封鎖されたシャワールーム等の様々な部屋が存在する。また、外には射撃訓練場も有る。駐車場にはルパートのパトカーが有る(StDの強行突破ルートで同じナンバーのパトカーをルパートは運転して居た為)。

ちなみにFtCのとある選択肢ではここの監獄に逆戻りしてしまう。

  • ヘンリーの家

StD、ItA、CtMに登場。その名の通り、ヘンリーの自宅。家の中は壁紙が剥がれていて家具もボロボロでテレビの調子も悪く、仕事リストの近くに家賃を滞納しているメモが貼られている等、生活に困窮している様子が見て取れる。

ItAでは盗んだダイアモンドを売った金で引越し、若しくはリフォームしたのか家はすっかり綺麗になっている。また、ItAの私立探偵ルートのエンディングやCtMのエメラルド強奪ルートのプロローグを見る限りテレビも最新型に買い替えた模様。

中はキッチンやダイニング、寝室、リビング、ガレージ等が存在しており、ガレージ内にはヘンリーの愛車のエンジン付きスクーターや、EtPの最高の脱走ルートで奪ったパトカー(ブラウザ版のみ)、CtMではItAの冷酷なバウンティハンタールートをクリアした際のルートではトップパットクランから盗んだ戦車が駐車されている。

CtMの復讐ルートではヘンリーはドゴボゴジャングルにて死亡するが、家は誰かに売られたのか放棄されたのかは不明。また、ヘンリーがトップパットのボスか団員、或いはホテルのオーナーとなりロケットが打ち上がったルートではヘンリーの拠点はトップパット軌道ステーションとなるが、このルートの場合も家は放棄されたのか誰かに売られたのかは不明。

  • 博物館

ヘンリーが脱獄後に目をつけた博物館。これも特に名前はない。

チュニジア考古展として例のダイアモンドが保管されており、その他にも第二次世界大戦エリア、中世エリア、レトロゲーム(?)エリアがあるので、もしかしたら歴史博物館なのかもしれない。

目玉はもちろんダイアモンド(市長曰くチュニジアのダイアモンド)だがヘンリーに盗まれてしまってからどうなったかは不明。

  • S.S.Stickmin号

影の様な泥棒ルートでヘンリーが盗んだダイアモンドを売って得た1億1200万ドル(ブラウザ版では1200万ドル)で購入した大型ヨット。中はプール、シルクハットやモノクル、ファンシーケインと言った様々なアクセサリー(リマスター版ではトップパットクランの影響で削除)、豪華な食事等の様々な設備が置かれている。

ヘンリーが軍に捕まった後は船は政府に押収されたのか運用されているのかは不明。

  • トップパットクラン(Toppat Clan)

マフィア組織。相当な規模を誇っているようで、世界中に支部があるらしい。

また、移動本部として巨大な赤い飛行船を所有している。

幹部から下っ端までシルクハットを被ることを義務付けられており、ボスは特別なのか帽子の上から帽子を被っている。CtMのある会話によると、帽子の交換は禁じられているらしい。

ItAのエンディングによっては飛行船が墜落し、別のエンディングでは上層部、若しくはボスであるレジナルドが逮捕される。また、別のエンディングではボスとの取引に応じたヘンリーがボスになり、組織を支配することとなる。

CtMではItAで上層部が逮捕された場合はスヴェン、レジナルドが逮捕された場合はライトハンドマン、FtCでヘンリーがレジナルドに裏切られた際はレジナルドがボスとして復帰し、ヘンリーがボスとなったルートとエリーを見捨てたルートの組み合わせではエリーが本勢力を乗っ取りリーダーとなる。ヘンリーがボスとなりエリーを助けて仲間にスカウト、或いはヘンリーが軍を独力で止めた際はヘンリーがボスとしてレジナルドから認められる。

CtMでは上層部が逮捕されようがされてまいが、何と人工衛星を飛ばす計画を建てている。ルートによって結末は様々だが、ヘンリーがボスか関係者になっていない限り、全てにおいてヘンリーに計画を阻止されてしまうか、打ち上げられた人工衛星を破壊もしくは機能停止されてしまう。いずれにせよ、ロケットを飛ばす技術に作る費用があることから、莫大な資金を持っていたことが窺える。

  • 飛行船

トップパットクランの移動拠点で有る巨大な赤い飛行船。外観や風貌はゴリアテに近い。

飛行は4箇所にあるプロペラと後部にあるローターで飛行している。

ノーズアートにはトップパットクランのシンボルマークが描かれており、中はコックピット、会議室、資料室、囚人を収容しておく牢屋、盗んだお宝を保管しておく金庫、物資保管用の倉庫、白黒写真を現像する暗室等様々な部屋が存在する。

エレベーター型の脱出ポッドも作中では2箇所存在し、一つは純血の泥棒ルートでヘンリーがエレベーターと間違えたもの(内乱ルートでヘンリー達4人が脱出用に使用したものと恐らく同じもの)、もう一つは会議室に存在する。

武装は少なくとも吸うとゾンビ化する神経毒ガス弾を発射する大砲や、目的地に素早くアクセスするためのドリルポッドが存在する。

CtMでは政府から要請された私立探偵ルート、マスターバウンティハンタールートのエンドの場合は政府が押収。純血の泥棒ルート或いは復讐ルートでは前者はカオス収容機関の近くの砂漠、後者はトップパットロケット発射基地に墜落し破壊された。ヘンリーがボスとなったルート、或いはヘンリーがレジナルドを軍に引き渡したルート、またはロケット発射に関わっていないルートでは飛行船はロケット発射に伴い放棄され、トップパット内乱ルートではそのままエリーが乗っ取ったトップパットクランの本勢力と共に運用された。

読んで字の如く軍である。

ヘンリーと司法取引をし、犯罪歴をチャラにする代わりに全国のマフィアや犯罪組織撲滅に協力するよう近づいた。ItAではトップパットクランの飛行船を襲撃しており、一ルートを除き全てのルートで成功している。しかし、FtCではヘンリーの身柄をロシアに奪われてしまっている。また何かしでかしたのだろうか(ただ、脱獄したヘンリーを快く出迎えている辺り、ディミトリ側の独断だったのだろう)。

CtMではトップパットクランの衛星計画を阻止するため、ジャングルの秘密基地を襲撃している。だが、ヘンリーが発射に関わっていない、またはヘンリーがトップパットのボスルートでは阻止に失敗している。

失敗したルートでは世界中でトップパットクランの犯罪が断続的に行われてるらしく、衛星からの支援で軍でさえ収集がつかなくなっているらしい。このマフィアはどれだけ強いのだろうか。

  • ザ・ウォール(The Wall)

監獄だが最初の監獄ではなく、ロシアの極寒の僻地に位置する史上最強の刑務所。少なくとも50年前から運営されている。

脱獄者0と言う偉業を達成しており、所長、ペトロフの厳しい管理もあってか、恐らくシリーズでは突破は最難関。実際、ヘンリーを最も追い詰めた施設であり、あるルートではギャグ抜きで死ぬ寸前まで追い込んだ(実際世間では死んだことになっているがヘンリーはギリギリで生き残り、生きた亡霊として過ごす事になった)。ルート次第ではトップパットクランに襲撃され、更にはチャールズもといアメリカ軍にヘンリーを奪還される。巨大な準軍事組織であるとも知られている。看守は拳銃からレーザーを発射できる槍までさまざまな武器で武装している。さらに軍用車両や戦車やロケットランチャーなどの武器が大量にあるが、独立して運営されているのか、政府が管理しているのかは確認されていない。隔離施設も存在し、すべての病気の受刑者はどんな病気にかかっているかに関係なくここに投げ込まれ、健康に戻す試みはなされない。

8階には職員用の食堂や小さなオフィス、16階には囚人の待合室、17階には保管施設、屋上にはヘリポートが存在する。

CtMでも戦車部隊を率いてヘンリーとエリーの奪還のために登場するが、政府、トップパットと三つ巴の状態で対立する。

  • ドゴボゴジャングル(Dogobogo Jungle)

南米のボリビアブラジルペルー辺りに位置する熱帯雨林。

ここにはトップパットクランのロケット発射基地に続く道や列車、そしてロケット発射を阻止する為に政府軍の野営地も存在する。

  • トップパットロケット発射基地

トップパットクランがロケットを発射する為極秘建造された秘密基地。外界とは少なくとも正門のゲートと駐車場側の2箇所の道と列車で繋がっている。

入り口のゲートの近くには上記の飛行船を停泊しておくエアポートも存在するが、政府から要請された私立探偵ルートで政府によって押収された場合と、純血の泥棒ルートでヘンリーによって墜落し破壊された場合は停泊していない。

基地内は上空からの敵を迎撃するSAMの砲台が設置されたオフィス兼倉庫、管制塔、団員用の駐車場等様々な設備が存在する。

  • トップパット軌道ステーション

トップパットクランがロケットを打ち上げた後に完成するトップパットクランの新たな移動本部である人工衛星。

発射はドゴボゴジャングルのトップパットロケット発射基地から発射される。

テレポート、防御シールド、ミサイルなどの迎撃用レーザービーム、スプリート・ドミナンス(巨大レーザー砲)等と武装も豊富、下手な小国の軍よりも強い。

電力は16枚のソーラーパネルで発電し、人工重力で常に一定の方向へ重力が向いている。

内部にはトップパットクランが今まで盗んで来た貴重品を保管して置く宝物庫、その隣にはラウンジ(オリオンラウンジ)、武器庫、緊急用の脱出ポッド、地球の眺めが一望出来る大食堂、団員用の居住区など様々な部屋が存在する。

また、トップパットクランの歴代ボスの肖像画が飾られた部屋も存在する(特別秘密作戦ブラザーズルートでは現在のボスであるスヴェンの肖像画が飾られている事から、この枠にはトップパットの王ルートorトップパット・フォー・ライフルートではトップパットのボスverのヘンリーの肖像画、純血の泥棒をクリアした2ルートでは何も無し、スティックミン・スペース・リゾートルートではホテルオーナーverのヘンリーの肖像画、冷酷なバウンティハンタールートをクリアしたルートではライトハンドマンの肖像画が飾られていると思われる)。

ヘンリーが発射に関わっていない、或いはボスの場合は発射に成功するが、ヘンリーがトップパットと敵対しロケット発射に関わるルートでは発射に失敗し、ロケットは破壊されるか機能停止させられてしまう。

  • 中央カオス収容機関(Center for Chaos Containment/CCC)

その名の通り、軍でもマフィアでもヘンリーでも収集がつかなくなったカオスな状況を収容するため、ありとあらゆる手段で混乱を止めようとする機関。

StD、ItA、FtC、CtMで登場。StDではヘンリーのある選択肢によって現れた無茶苦茶になった博物館を修正するため活動した・・・・だが、その実態は次元の違う喧嘩両成敗であり事態の収集をつけるためなら巨大ロボット衛星ビームまで繰り出してくる。

ItAでは軍vsマフィアの壮絶な戦争を止めるべく、地元の職員によって活動を開始した。

ここでは再び衛星ビーム(地球は破壊される)ブラックホール(地球は滅びる)最強兵器(重すぎてゲームがクラッシュした)などを繰り出してくる。

FtCではチョイ役として登場。暴動が起こったザ・ウォールに職員の1人で有るカイルが「もうこんな所ヤダー」とぼやいていた。

CtMでも登場するがItA程アグレッシブではなくなっている。

また、今作ではMultiverse imbalanceと言う謎のメーターが組織の装置についている、それだけでは何も起きないが、全てのエンディング、全ての成功、全ての失敗を見た後にこの場面に辿り着くと・・・?

主要アイテム・行動・選択肢

HenryStickminシリーズの選択肢一覧を参照。

余談

CtMのみだが、字幕を日本語化できるパッチが存在する。(メニューなどは非対応)

これにより、ヘンリー・スティックミンの世界観をより深く体験できる。

ただし、非公式であるらしいので使用は自己責任。

なお、Yout|Tubeでは独自に日本語化編集した動画もあるのでそちらも見てみるのもよい。

【日本語訳】ヘンリースティックミンコレクション

関連タグ

ゲーム ブラウザゲーム フリーゲーム 棒人間

AmongUs:作者が開発者の1人として参加しているゲーム。そのため、ゲーム内には本作に関連した小ネタが混ざっている(例:ゴミの中に混じっているダイヤモンドやテレポーター、クルーメイトのペットに混じっている棒人間など)。後にトップパットクランの飛行船がモデルの新マップ「The Airship」が実装され、サイボーグのライトハンドマン風のスキンなども追加された。

ネタバレ注意

Multiverse correction

全てのエンディング、全ての成功、全ての失敗、つまりこのゲームで考えられる限り全ての選択肢を見た、実質100%クリアした際に、Toppat for lifeルートに登場したカオスコンテインメント機関の職員、エリアス・バーチンの乗ったCCCモバイルユニットA113の装置に有る、Multiverse ImbalanceメーターがMAXになり、fixと書かれたボタンが下に現れる。

そしてこのボタンを押すと・・・

しばらくの暗転の後、舞台はCtMの一年前、あの監獄に移る。

Escaping the Prisonの最初のシーンのほんの数分前である。

監獄の入り口にカメラが映った後、一つの箱が異世界から送られる。

そこへ来たのはデイブ。

デイブ「おっ箱だ!」

「おい、デイブ!」

デイブ「はい、囚人にプレゼントが届きました。ヘンリー・スティックミンっていうやつ宛てらしいです。まったく荷物届けは最高だぜ。」

画面が暗転し、作者のメッセージが表示される。

ありがとうございました。…何年もヘンリー・スティックミンのゲームをプレイしてくれて。

これが、ヘンリースティックミンシリーズの、最後の隠しエンディングである。

編集者:george
編集内容:アリス・ハミルトン