『美少女戦士セーラームーン』に登場する、敵組織ブラックムーンを率いるプリンス・デマンドと、上級幹部のサフィールの兄弟。ブラックムーンの別名が黒い月の一族であることから、pixivでは黒月兄弟と呼ばれている。
一族のカリスマ的リーダーである兄とその腹心で技術者の弟。しかし、デマンドが得体の知れない占い師のワイズマンに心酔し、敵対する白い月の女王ネオ・クイーン・セレニティに一目惚れしてから変わってしまったことを、サフィールは腹立たしく思っている。
原作ではそれほどでもないが、旧作アニメのサフィールは彼女持ちでありながら、アニメアルバムに「だれよりもデマンドのことを思い、兄以外のだれをも愛さず、理想を追い求めて散っていった」と記載されたほどの公式ブラコンである。
原作
サフィールはワイズマンに与えられた邪黒水晶のピアスを一族で唯一着用せず、デマンドだけに忠誠を誓っていると意思表示している。
デマンドもサフィールに信念があると理解しており、サフィールの耳に邪黒水晶のピアスを見つけ、意思を操られていると気付いて介錯した。
旧アニメ
ワイズマンの真意を知ったサフィールは逃亡してペッツに匿われるも、デマンドに真実を伝えるために引き返す。ワイズマンに裏切ったサフィールの始末を命じられたデマンドは動揺し、代わりにブラックレディが出撃。セーラー戦士がサフィールを助けに行くも間に合わずにワイズマンに殺害され、亡骸はデマンドが抱きかかえて行った。
回想に登場した幼いデマンドとサフィールは仲の良い兄弟であり、暗黒のエナジーで溢れた惑星ネメシスに花を咲かせることを夢見ていた。
関連イラスト
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