真理の扉
しんりのとびら
荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』に登場する謎の存在。禁忌とされる人体錬成を成した者の前に現れ、"真理"を見せてくる。ただし、そのための【通行料】も発生し、己の肉体など何かしら大切なものを奪われることになる。
ようこそ、身の程知らずのバカ野郎
人体錬成など、禁忌とされる強大な錬成を成すことで出現する『扉のような物体』。
見た目は石などの鉱物でできた一枚の壁で、モノリスを彷彿とさせる奇怪な雰囲気を放つ。普段は真理と呼ばれる存在とともに、無限に続く白亜の空間にぽつりと存在している。
真理曰く「"扉"はすべての人間の内に存在する」らしく、その門の彫刻も人物によって千差万別である。
03年アニメ版では、扉のデザインが原作と異なり、門構えがある。扉が開くテンポも後のFA版と違い、早くなっている。
劇場版「シャンバラを征く者」では、錬金術世界のアメストリスと現実世界のドイツを結ぶ扉の入口と出口が錬成された。
バカだな、また来たのか
タグとしては本項で紹介したもの、もしくそれに類似したものに付くが、別の意味で「真理を覗いてしまった」と感じた際に付くタグとしての一面もある。
それがこの世の真実なのか、あるいはなにかの性癖なのかは当事者にしか理解できないであろう…。
ネタとしての心理の扉
DVD「鋼の錬金術師PREMIUM COLLECTION」に収録さているオリジナルショートストーリー「実写編」では、
なぜか日本にいる鎧姿のアルが、とあるアニメ制作会社の入り口を「心理の扉」と勘違いして入ろうとするが、鎧の頭を扉(ドア)の上にぶつけてしまい「つっかえちゃった…」とつぶやき、そのまま幕を閉じる。