概要
それぞれ攻撃、探知、防御を司る、外部太陽系戦士(セーラーウラヌス、セーラープルート、セーラーネプチューン)最強の武器。モデルは三種の神器。
勘違いされることもあるが、外部太陽系戦士の追加戦士であるセーラーサターンの武器、沈黙の鎌(サイレンスグレイブ)はタリスマンではない。
原作版
「魔具」という当て字がついている。3つ揃うと共鳴し、世界を破壊するといわれる戦士・セーラーサターンが目覚める鍵となる。彼女たちはその守り人の役も兼ねる。
セーラームーンの「心を一つに」という呼びかけを受けた全セーラー戦士と共鳴し、「伝説の聖杯」に力を与えた。
アニメ・旧シリーズ版
伝説の聖杯が現れる鍵となる。
選ばれた人間の純粋(ピュア)な心の結晶が変化したもので、外部太陽系戦士の中に隠されていた。
初登場時、ウラヌスとネプチューンの2人は持っておらず、ユージアルの捕獲銃によって2人から出現、プルートが掲げるオーブの共鳴によりピュアな心の結晶が体内に戻り、その後それぞれの武器となった。
彼女らのタリスマンは転生時にピュアな心と同化し、そのことを忘れてしまっていた。
そして、3つのタリスマンが集まった時、伝説の聖杯が出現する。
宇宙の剣(スペース・ソード)
刀身から強力な風を操り敵を切り裂く攻撃を司るタリスマン。
形状
原作版
ダガーナイフ(小太刀、またはシャムシール)型で気を込めて必殺技を放つ際に刀身が伸びる。またタリスマン同士の共鳴でも同様のことが発生する。ただ劇中で伸びた形が殆ど直線状(ロングソード型)で表現されており、おそらくライトセーバーやビームサーベル等の原理のような刀身と思われる。
旧アニメ版
刀身は濃いピンク色や金色で攻撃の際に発光する。普段は真っ赤な刀身での状態が続いた。
基本的に伸び縮みせずシャムシールの形をしているが(一度SuperSの劇場版で伸びる描写があった)、宝石の付いた鞘つきで、共鳴の際に鞘に収められた状態で共鳴した。
深海の鏡(ディープ・アクア・ミラー)
セーラーネプチューンの武器。モデルは八咫鏡。
海を操り真実を暴く探知を司るタリスマン。
鏡には遠方を映し、近い未来を占うことも可能。予知の力も持っている。
普段は鏡を使って鏡占いをしたりメイクを整えている。
デザイン
原作版
全体は花の彫物が全体にあって穴もあり、鏡の縁の女性の顔の向きは鏡のほうを向いて、裏のデザインは金色で細かな花のデザインが楕円形にある。
一時的にちびうさに再会の約束の印しとして貸し与え、デッド・ムーンの感知にレイが借り受け最終決戦時には返却されている。
旧アニメ版
全体は皆無で、鏡の縁の女性の顔の向きは使用者のほうを向いて、裏のデザインは海の緑青色で真ん中に海王星のマークがある。(上記画像はアニメ版のデザイン)
Crystal版
原作と旧アニメを折衷したようなデザイン。
花の彫物が全体にあるが、原作では2つあった穴は1つに減らされ、鏡の縁の女性の顔の向きは使用者のほうを向いて、裏のデザインは海の緑青色で、細かな花のデザインが楕円形にある。また、バリアーを張る能力もある。
時空の珠(ガーネット・オーブ)
セーラープルートの武器ガーネット・ロッドの先端についている宝珠。モデルは八尺瓊勾玉。
この力は、時間移動や時間停止など時空を動かす強大な禁忌の力を持つ。また、どんな攻撃も防ぐ力を持っているが、力を発揮する場面は少なかった。原作ではこれで身を守るバリアなどを発生させている防御を司るタリスマン。
旧アニメでは宝珠部分はクロヌス・オーヴ明記だが、宝珠形態で登場したのは聖杯出現の際の共鳴状態の時だけで、後はガーネット・ロッドでの状態が続いた。また「R」と「S」ではオーブの形がかなり違っていて、オーブのデザインが決まった「S」でも「R」時代のデザインが使用されたこともあった。
時空の杖(ガーネット・ロッド)
セーラープルートが携える巨大な鍵の意匠をした錫杖。「時空の扉」を開く鍵となっている。先端部分の水晶玉のような形をした真紅色の珠玉「ガーネット・オーブ」をつけている。
余談
占星術用語で、それぞれのモデルとなった天王星・海王星・冥王星の三天体の総称に「トランスサタニアン」というものがある。