ファウナッハ
ふぁうなっは
概要
聖剣伝説2の登場人物。ヴァンドール四天王の紅一点たる赤毛の女性。
一人称は「私(わたくし)」で、ランディのことを「ボウヤ」と呼ぶ。
同作品のスコーピオンと並び、オカマ疑惑をかけられやすい人物。
初登場シーンは帝都ノースタウンであり、宮殿の中でヴァンドール皇帝、シーク、サイボーグになったゲシュタールと共に顔を見せ、ゲシュタールが戦っている隙に皇帝、シークと共に各神殿の元に急いだ。
その後、マナの神殿でランディたちと遭遇。祭壇にてヴァンドール皇帝を殺害(殺した理由は「マナの要塞があればわたくしたちが世界の王」と述べている。タナトスと自分さえいれば皇帝などいらない、ということなのだろう……)。タナトスと共に世界の王になろうと目論んでいることを語り、魔界と契約して手に入れた姿であるラミアンナーガに変身。シークとゲシュタールの仇を討つべくランディ達の行く手を阻む。
変身後のウネウネした動きがトラウマとなっているプレイヤーは多い。
変身後はMPが69しかなく、MP切れになると魔法を撃ってこなくなる。
また、ちびっこにらみで小人にして、尻尾で叩き潰そうとしてくる。
使う魔法の属性に合わせて尻尾の色が変わる凝った演出がされている。
散り際に「そんなバカな……タナトスさま…なぜ?…」という物寂しげな断末魔を残すが、目先の栄誉と復讐に狂った女に返る答えはなかった。
四天王のリーダーのシークは呼び捨てで呼んでいるのに、タナトスは「タナトス様」と呼んでいることから、タナトスには特別な感情があった様子が窺える。タナトスがディラックを求める理由も知っているらしく、タナトスの正体についても知っている様子。そういった事情から皇帝以上の存在として忠誠心を抱いたと思われる。
ちなみにスーパーファミコン版では戦闘終了後に侵攻できなくなるバグが頻発しており、この後で戦うマシンライダー3号戦も同様のバグが起こるので彼女と何度も戦ったプレイヤーは多いと思われる。
仲間思いな性格でシークやゲシュタールの敵を討とうとランディたちに怒りを見せているが、皇帝には「そんなガキども放っておけ!」と止められている。ランディたちを退ける時に、光の目眩ましのような魔法を使っていたが、何の魔法なのかは不明。
変身後のラミアンナーガは、聖剣伝説3ではリースの召喚獣として登場している。
聖剣伝説CIRCLEofMANAでは三枚ものイラストが描き下ろされ、サイトのTOPにも載った。
片目を隠したイラストが多いが、上記作品のイベント「決戦!マナの要塞」イベントでは両目がしっかりと見えるイラストが公開された。プリムには「蛇女」と呼ばれていた。
SoM版では、衣装が黒のチャイナドレス姿から上半身を蛇のような紐で隠したエロ衣装(サクマナでも近い衣装を着ていた)になり、髪もランディのような髪型からエアリーボブに変わった。
また、彼女の衣装が原因でSoMがCERO-B(12歳以上対象)になるという伝説を作った。
キャラ設定集には、SFC沿いの衣装の案も残されている為、ファンアートでは好きな露出度に設定しよう(笑)。
待望のリメイクとなったSoM版だったが、ファウナッハに関する掘り下げは特に無い。彼女の過去は他の四天王同様に謎が多く、幾らタナトスの為とは言え、生粋の人間である女性が何故あのような姿にならなければならなかったのか…。その辺は公式でもっと描写してほしいところであり、欲を言えばラミアンナーガとなる前に人間状態のファウナッハとの戦闘シーンがあってもよかった。
余談だが「エルフ耳」「異性に特別な感情を抱いている」「お姉さんぶっているが実は怒りっぽい」などプリムと似通った点がある。
(数少ない)二次創作上の扱い
- タナトスに恋愛感情を抱いている。
- ラミアンナーガのMPの低さはゲーム中の戦いで初めて知り、変身しても思ったほどの魔力が湧き上がってこなかったのに絶望した。
- 仲間思いなことから、帝国サイドにおける善悪両方キャラとして描かれている。
- 悪女なので、仲間に毒舌を使う(ゲーム本編でもシークがメガゾーンになるのを止めていなかったり、ゲシュタールがタナトスに魔改造されていることに気付いてなかったり、どうしようもない面がある。スピンオフの「乖離性ミリオンアーサー」では「他の四天王がだらしなく思えてくる…ああ、もちろんタナトス様は別よ。」と言い放った。)。
- ビッチであり、ランディやポポイにも色目を使う(だが、本命はタナトスだけである)。
- タナトスに構われているエリニース、ディラック、パメラに羨望・嫉妬の感情を抱いている。
- 本当にオカマであるというネタも多い。
- シークやゲシュタールに対する態度がタナトスとは露骨に違う(でも仲間として思っているのは確か)。
- 人間の姿よりも真の姿であるラミアンナーガの身体こそ美しいと思っている。
- 契約直後は人間を捨てた事に後悔と絶望しかなかった。しかし、ラミアンナーガの身体を愛し、順応した結果、今まで人間だった自分がいかに脆弱で哀れだったのかを痛感している。
- それゆえに。もう人間に化けるのを毛嫌いし、常にラミアンナーガとして生きたいと懇願。
- 実はタナトス以上の巨悪になりうる可能性を秘めた美女。