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東雲枇文の編集履歴

2021-08-29 01:12:27 バージョン

東雲枇文

しののめひふみ

東雲枇文とは東方二次創作企画「異空郷」での主人公の一人であり、博麗霊夢のポジションとなる人物である。

東雲枇文(Shinonome Hifumi)が登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。

概要

種族人間
二つ名不羈奔放な人間()・常世の青白蝶()
Dream shaman()・東雲神社の巫女さん()
夢幻葬の巫女()
異空を漂う不思議な少女()・霽れの巫女()
光風霽月な人間()・摩訶不思議な巫女(MI)・小春日和の巫女()
寡欲の巫女()・異空の摩訶不思議なシャーマン()
驚異の人間幻覚剤()・夢幻の巫女()
慄然!降霊嬉戯の霊媒師()・終止符を打て!表裏一体の巫女()
夢心地な巫女さん()・春宵一刻な乙女()・青時雨の巫女()
幻葬的な推理小説マニア()・酩酊する少女()
職業巫女
能力感覚を支配する程度の能力・夢幻を漂う程度の能力
東雲の巫女としての能力
主な活動場所東雲神社
身長132cm(-0版時点)→146cm
年齢不明(夕星とは同い年)
誕生日1月23日(123=ひふみ)
五行
嘘テーマ曲乙女夢幻葬〜Visiting the fox's grave()・Float in illusion()
感覚少女〜Sixth sensation syndrome()・夢幻霊蝶〜Shaman fate()
フラグメントアルカディア〜Fear and sympathy()
幽明恋蓮華〜Shaman fate〜()・春夢恋心〜Shaman in love()

容姿

枇文ちゃん衣装詰め

青碧色の長いリボンと八重歯が特徴。容姿は異変事に違った見た目になっているが、普段描かれる姿としては、ハーフアップを青碧色のリボンでとめた黒髪ロング(紺色の場合もあり)。瞳の色は暗めのグラデーションがかかった青色(碧眼)で。だが、真剣な時などは目が鋭くなり、瞳の色は水色近い色になる。服は紺碧に近い色(青)を基調とし、そこに黄色のアクセントが入った巫女服らしきものを着ている。胸にはさらしを巻いている。スカートは膝上あたりまであり、靴の色は少し青味がかった黒い靴である。

性格

基本誰にでも優しく接し愛想の良い笑顔を見せているが、周りに人がいれど''仲間''としては見ておらず、彼女は常に一人である。気長な性格でマイペースなせいか、周りを意図せず振り回しやすいがその反面自身も振り回されやすい。少々短気な性格の夕星とは反対である。まだあどけなさが抜け切っていないように感じる面もある。根は親切で優しいのだが、度々毒を吐くこともありデレツンの片鱗も垣間見える。意識してブラックジョーク混じりの毒を吐くこともあるのだが、時折無意識に言葉にしてしまう時もある。喜怒哀楽はハッキリと分かるほうだが、普段そこまでテンションが高い訳でもなく、その場の反射的な喜怒哀楽でもある。冗談しゃれを好み、人をおちょくるのが好きなのだが、その一方で何かと人をからかうのが好きな輩に目をつけられやすく、本人は無意識だが嗜虐心を煽りやすい性格のようで、からかったりいじったりするのが好きな者にもよく好かれる。人や妖精、妖怪や神様を惹き付ける不思議な雰囲気の持ち主で、顔は案外広い、というか枇文が知らなくても相手が知っているということが殆ど。愛嬌もあるため誰でも好感を持てる性格といえる。常にだらーとした雰囲気なため危機感がなく親友の九霄夕星に心配されている。異変解決にもあまり意欲的ではないので、周りに言われて行動を始める事が多く、自ら思い立ち解決しに行くことはあまりない。ただし、いざ異変解決になると冗談を挟みつつも真面目に取り組む様子。


元々不思議な力を色々使えるが、それを自慢したりはしない。「一生懸命頑張る」事や修業は好きでなく、彼女も努力が報われることを信じていない者の一人である。 なので、修行は誰かに言われなければまずやろうとも思わない怠け者でもある。しかし、境内の掃除は朝早くからやっているので最低限のことは面倒くさがりながらもやる模様(時々他の人に押しつけている時もあるが)。神社に祀られている神様とは親しげ。自身が使う道具の陽玉陰(ようぎょくいん)もあまり使いこなせていない。神社の信仰の減少や神社付近の妖怪の増加は少しだけ気にしているが真剣には考えておらず追い出したりもしないよう(ただし困ってはいる)。信仰の減少を一番気にしているのは神社に祀られている神様だろうが。常識と外れたビックリ発言をする時もあるのだが、気遣いや空気などはきちんとよめる。真剣な場面や、本気では滅多に怒らない彼女を怒らせたり異空郷でのルールを破ったり、許されない程のことをしでかした者には容赦せず、いつもの穏やかな口調や優しさは消え雰囲気もガラッと変わり、「無慈悲な東雲の巫女」となる。


巫女なのに怖いものやおばけが苦手。でもおばけらしくないならギリギリセーフらしい。困っている人は放っておけない性格ではあるが、面倒ごとは出来るだけ避けて通る。お人好しなのも相まって甘く見られがちだが、が高評価するほどに戦闘面での頭の回転が凄まじく、状況把握能力が高い。また、普段の頭の回転も早く巧妙かつ狡猾。約束や秘密はちゃんと守るタイプなのだが、逆にその約束や秘密などに囚われやすい性格のため、秘密事や約束をするという行為を極力避けている。単純な性格で、褒めれば照れるし、怒れば謝る。夕星には到底勝るが、人並みの好奇心はある。責任感が強い。夕星が寒いものが苦手なのに対し、彼女は熱いものや、暑いのが苦手で猫舌でもあるそう。非常に照れ屋で、目立つことを好まない性格も彼女が照れ屋なためである。本人は思っていないらしいが、酒癖が悪く酔わせない方が良いと夕星が証言しているそうで、宴会ではその噂を聞きつけ面白がった妖怪達などに酒を進められることもあるが、大体が夕星などによって阻止されている。一人称は「私」、二人称が「名前呼び、あだ名、あなた、君」など。語尾に「〜だよ」、「〜だね」とつくことが多い。

根の性格は真面目で律儀。冗談を言うようなおちゃらけた性格は自分や相手を騙すためのもの。今でもふとした拍子に見える素の姿がちらちらと垣間見えるときもあるが、それを指摘されたところで冗談や洒落などでちゃかしてしまう。

仕事

東雲神社の巫女、妖怪退治、異変解決を生業としている。

巫女としては掃除や行事の儀式を行っている。しかし肝心の神社への人間の参拝客は、境内に妖怪

がたむろしているのでさっぱり途絶えてしまっている。

妖怪退治屋としては人里からの依頼で妖怪を退治したり、妖怪に近付く人間や危険な場所に対しては

消極的ながら監視を行っており、里の人間が妖怪になることがあれば成敗している。

妖怪退治がない日は必要な物を買い出しに行ったりパトロールなどを鶯と交代制で行なっている。滄溟館や他の妖怪達などに招待され、遊びに行ったりしているが異変規模の妖怪退治後は家で英気を養っていて、ダラダラしている。

収入・お金

裕福でもないし貧乏でもない。ただ貯金するタイプなので無駄なことに使いたがらない。お金は鶯からお小遣いのような形で渡されている。一様妖怪退治で貰うこともあるがお金は稀で、大体が食材など。なので食べ物にはあまり困ってないが、お金は受け取り辛く申し訳ないので貰っていない。時々そのお金で買いに行くが、物欲はあまりない。ほぼ毎日誰かが来て、食料や料理、ご飯のお誘いなどを受けている。

能力

感覚を支配する程度の能力

その名の通り全ての感覚を支配する。基本的には相手の五感をいじったり、自身の第六感を解放したりする事ができる。感覚をいじることで幻覚や錯覚を見せることも可能。支配する為、幻覚系の能力では効果が最優先される。トリッキーな能力のため、どちらかというとサポート系の能力である。

夢幻を漂う程度の能力

夢幻とは、夢と幻という意味と、今にも消えてしまいそうな、非常に儚いものの例えであり、鏡花水月の如く、幻のように蜃気楼のように、時には宇宙空間の様に目に見えてはいるのに触れない。そんな状態となる。それはどんなものも一切通さず、触ろうとしてもただ空をきるだけとなってしまう。ただしこの能力は非常に不安定であり、長時間使用し続けると枇文自体が夢幻となってしまうらしく、初めは記憶からどんどんと消えていき、最終的には枇文自身の存在にすら干渉していく。

東雲の巫女としての能力

宝物である陽玉陰(ようぎょくいん)、御幣と錫杖を足したような見た目の修祓棒(しゅうばつぼう)。他にも封怪針(ふうかいしん)、枇文特製のお札などの道具を使って妖怪退治を行う能力。枇文のメインウェポンである。の指導により、修祓棒で空間を鶯のように裂いて、狭間や次元の中に入り零距離移動をすることも可能。

幸運、直感

本気を出せば丁半博打で負けなしの幸運と危険を寸でのところで回避する直感。

特に異変解決時の直感は非常に優れており、手掛かりがなくても勘に従って動けば真相に辿り着いてしまう。これは昔から感覚を鍛えてきたためのものである。そのため彼女は能力を使わずとも五感が鋭い。運が絡むゲームでは彼女は圧倒的に勝率が高く、負ける方が難しいほど。ジャンケンなどの確率が絡む勝負は「相手が枇文」という時点で勝率が大幅にダウンしてしまう。

身体能力、体術

基礎体力も人間としてはかなり高い方であり、同じ人間である夕星より遥かに並外れた身体能力を見せる為、度々「妖怪巫女」と言われることも。

-0版

-0版枇文ちゃん

今より幼い、-0版での枇文の性格は旧巫女のような強くて優しい大人を目指している。ただ、所詮は子供であって素直じゃなかったり、強気な態度をとってしまうが、いざピンチという場面では自分の実力とか立場とかを忘れてとにかく助けるために体が動いてしまうタイプ。根は純粋で真面目、律儀で情に厚い。心の奥深くでは真面目・必死にやらなければ良くならないということは理解しているのだが、あくまで憧れているのは速やかに悪を倒して退ける母親であるため、必死に戦った後に負ける、真面目な性格を見せることは彼女自身恥ずかしく思っているため、ツンとした態度をとってしまいがち。しかし、前述の通りピンチや真剣な場面では体が先に動いてしまうのだが、それは枇文が旧巫女の戦う姿だけでなく、その性格にも憧れているためである。多分、助けた後に恥ずかしくなるタイプ。子供扱いが嫌いで子供扱いされるといじける。しかしある人物との出会いを境に段々と今の様な性格になっていく。

備考

和食全般を良く好んで食べる。貰った食料などを使い自分で自炊している。料理の味は普通の人よりかはかなり上で特に和食系が得意。料理は鶸に教えてもらった。作り方さえ分かれば何でも美味しく作れる。滄溟館に行った際は雨夜にお菓子の作り方を教えて貰ったりしている(ベティやベリーが食べたいと言うのでお手伝いついでに教えて貰っているらしい。)何かない限りは一日三食を守っている。好きな物は和菓子や和食、特に紅茶・お茶・お餅を食べている。


好きなものは『和食全般・おはぎ(特にきなこ)・カステラ餡蜜・お茶(特に雨夜紅茶を好む)・動物(特に)・自然・睡眠・冗談(大抵のことは冗談と言って誤魔化せるから)』など。

嫌いなものは『約束・束縛・努力・修行・辛い食べ物・暑い(熱い)ものや場所』。生き物に例えるとに当てはまり、イメージ花は『勿忘草鬼灯アネモネ・アンモビウム』。

チャームカード

名称登場作品
幻封「夢幻泡影」東西滄溟郷・東西彼岸魂・東西正翔船・東西聖霊廟・東西感呪論・東西城土封・東西怪奇録・東西奈落華・東西憑依談・東西幻獣鬼
幻符「鏡花水月」東西滄溟郷・東西蓮華道・東西童妖牙・東西隠林伝・東西無頂色天
幻封「夢幻泡影-陰-」東西蓮華道・東西隠林伝
幻封「夢幻泡影-陽-」東西蓮華道・東西隠林伝
結界「現世の空間領域」東西蓮華道・東西隠林伝
幻符「サイケデリックディジー」東西童妖牙・東西隠林伝・東西東天紅・東西無頂色天
幻覚「オーサムハルシノジェン」 東西童妖牙・東西東天紅・東西無頂色天
現象「感覚モダリティ」東西童妖牙・東西隠林伝・東西東天紅・東西無頂色天
宝符「ハイスペック陽玉陰」東西童妖牙・東西東天紅・東西無頂色天
現象「神秘的なシナスタジア」東西童妖牙・東西東天紅・東西無頂色天
反覚「エコーロケーション」東西童妖牙
色盲「エイクロウマトプスィア」東西童妖牙
譫妄「センサリー・デプリベイション」東西童妖牙
宝物「陽玉陰石」東西童妖牙
幻覚「セネストパチー」東西童妖牙
覚符「ストループビジョン」東西童妖牙
虚符「夢幻泡影-空-」東西隠林伝・東西無頂色天
狭間「東雲式大結界」東西隠林伝・東西東天紅
儚符「夢幻泡影-想-」東西隠林伝
夢現「フラジャイルユーフォリア」東西隠林伝・東西感呪論・東西怪奇録・東西憑依談
境界「表層弾幕-泡沫夢幻-」東西隠林伝
境界「八重弾幕結界」東西隠林伝
大結界「表層弾幕-夢限世界-」東西隠林伝
「如夢幻泡影」東西隠林伝・東西東天紅・東西無頂色天・東西感呪論
幻想「イーストイリュージョン」東西彼岸魂
東雲「枇文の超感覚世界」東西彼岸魂
空符「虚霊不昧」東西東天紅・東西無頂色天
神技「極楽舞天脚」東西東天紅・東西無頂色天
祈禱「百夜参り」東西東天紅
宝物「陽玉乱舞」東西東天紅
宝物「月華陰玉」東西東天紅
「深層弾幕-夢幻結界-」東西東天紅
幻符「昼想夜夢」東西正翔船
神域「夢幻結界」東西無頂色天
護符「巫女のお化け避け」東西無頂色天
囲符「夢幻泡影-廻-」東西無頂色天
「アナザーセンセイション」東西無頂色天
封魔「対パパラッチ用撃攘結界」ミステリアスインシデント
祈祷「戒めの調伏札」ミステリアスインシデント
狭間「夢狭異次幻」ミステリアスインシデント
神技「陰陽飛翔天」東西感呪論・東西怪奇録・東西憑依談
錯覚「パレスシージャー」東西感呪論
異常「ディセスシージャー」東西感呪論
心像「白昼夢幻想」東西感呪論
「妖怪大修祓」東西感呪論
「神仏習合の道」東西感呪論
「宗教家達のドグマ」東西感呪論
「終幕のトリニティアドレイション」東西感呪論
妖器「血も涙もない修祓棒」東西城土封
封魔「反則級結界」弾幕レジスタンス
「クロノスタシスの封怪針」弾幕レジスタンス
「※巫女にお賽銭を与えないでください」弾幕レジスタンス・ゴールドバーゲン
「反則級弾幕」弾幕レジスタンス・ゴールドバーゲン
「最もリッチな弾幕結界」弾幕レジスタンス・ゴールドバーゲン
*夢のようなひとりかくれんぼ*東西怪奇録・東西憑依談
衝動「第六感症候群」東西怪奇録
封針「邪を滅する針地獄」東西怪奇録
夢符「スリープパラリシス」東西怪奇録
幻符「臨死体験」東西怪奇録
春夢「春宵-夢幻朧月-」東西異天崩
夢鬼符「戸隠の鬼と紅葉狩の巫女」(スレイブ/更科紅葉)東西憑依談
幻星符「アステリズムミラージュ」(スレイブ/九霄夕星)東西憑依談
夢幻符「ルーシッド・ドリーミング」(スレイブ/メア・マーヴル)東西憑依談
「異空最強の異変解決巫女」東西憑依談
「戒めのスターバースト」異想ドリームフォトグラフィー
「全方位からの敏捷戒め札」異想ドリームフォトグラフィー
「警告!無許可での撮影はご法度です」異想ドリームフォトグラフィー

非チャームカード

「オートマチックチャーム」

「封怪針」

「クロノスタシスニードル」

「東雲印のアミュレット」

「第六-グラビティ・センス-」

「第七-フィード・バックセンス-」

「五輪砕」

「封魔殺」

「夢幻感覚領域」

「第八-空間的把握能力-」

「陽玉陰」

「幻葬屠」

「夢幻結界」

「常闇舞天脚」

「ラジアータアミュレット」

「夢幻陣」

「夢現境次元」

「第九-ラプラス-」

「幽影変幻札」

「神極楽舞天脚」

「夢現狂世界」

「深層厭世弾」

「前方注意喚起札」

「天空昇降舞楽」

「摩禍不思議な修祓棒」

「ひとりかくれんぼの極意」

「枇文お手製大神札」

「アロディニア」

「パーフェクトセンス」

「アジュナセンター」

「ハルーシネイション」

人間関係

九霄夕星


禍津ナギ

自分にとって最悪の存在ではあるが、切り捨てきれないでいる。

枇文自身も何故切り捨てられないのか分かっていないが、過去の記憶である

誰も見捨てないということが影響しているか、ナギの時たま見せる良心や、ナギの救ってほしいという気持ちに無意識に反応し、助けようとしているのかもしれない。

(それこそナギの望む共依存関係に近づいているのだが)

普段のナギに対してはあまり良い印象はなく、ナギが自分に対して求めて

いるものの話を聞いたり、敵対し歪んだ部分に触れることを嫌っていて、その度に

やはり悪であり狂った者であることを再認識する。

ナギが自分にだけ理解できると言われても、理解できない、というより過去のトラウマを理解したくないという気持ちがあり、ナギが豹変したときの態度や喋りなどを

凄く嫌って、苦手としている。だが、ナギが自分に対して軽めの特別アピールをしても、狂った発言としてスルーしたりと、ナギが比較的前述のような雰囲気にならなければ慣れが見られ、軽くあしらったり、悠々と会話をしている。枇文はナギに固執されることを好いてはいないが、逆に他の者と関わっているのを見ると何か企んでいるのではと心配事が増えるため、結局は自分の視界内に収めておいた方が安全と知り、今のところは傍に置いている。ナギとは本心を打ち明けやすい、打ち明けないといけない状況も多く何かと気にすることなく、本音を言える相手でもある。

狭霧鶯


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(随時追加中)

バックストーリー

人喰い妖怪との関係

彼女が今より更に幼い時、彼女は今は亡き母親と神社で暮らしていた。実親かは不明。枇文は母親の様な巫女に憧れており、努力を惜しむことはなかった。ある日、最近人里を騒がせていた人喰い妖怪が枇文の前に現れた。その妖怪は様子を見る限りかなり飢えている様で、一人森で遊んでいた枇文に襲い掛かろうとしたところを旧巫女が妖気を察知したのか現れ、呆気なく返り討ちにされ捕まる。旧巫女はそのまま妖怪が野垂れ死んでも構わなかったが、娘の枇文がその妖怪を可哀想と思ったのか自分のご飯を妖怪にあげるようになってしまったので、このままじゃ枇文がご飯を食べなくなると思い、渋々妖怪を開放することにした。旧巫女は妖怪に「解放するかわりに枇文の遊び相手兼稽古をつける係をしてくれ」と頼んだ。旧巫女の方も巫女としての仕事があるため、中々枇文に稽古をつけてあげられないというのが現状な為、私の仕事が落ち着くまでで良いからということで妖怪に引き受けるよう言った。妖怪の方も初めは自身の性格上面倒ごとはごめんだと断ったが、旧巫女に「成仏させるわよ」と半ば脅される形でやむなく承諾した。そのかわりに食事や寝床などは提供すると旧巫女は言った。しかし旧巫女は「妖怪退治のプロフェッショナル」なため、妖怪を余り信用できる立場でもなかった。そこで旧巫女は自身の妖力を込めたリボンを妖怪につけることを約束させた。リボンにはお札の様な効果があり、妖怪などが触ると激しい痛みが体を襲うようになっている。もう一つ効果があり、それはそのリボンをつけた妖怪の妖力や能力を著しく低下させるというもの。そしてこのリボンは決して破れたりはせず、リボンを煙黙が自力で外した場合には旧巫女に直ぐ外したことが分かるようになっている。最初は奇妙な関係だった巫女達と妖怪は、日を重ねていく事に本物の家族の様な間柄になっていった。妖怪を倒す存在の巫女と妖怪が仲良くするのには嬉しい気持ち半分、少し心配な気持ちもあった。妖怪と巫女が家族の様に本当に心から信頼しあえるのかということを。


数ヶ月を過ぎたある日、一人の外来人が東雲神社の参道で気を失い倒れているところを掃除をしていた旧巫女に発見され保護される。保護された子供、メアリーは行く場所も見つからないし妖怪に襲われても胸糞悪いからという理由で行くあてが見つかるまで旧巫女が神社で預かることになった。枇文は人喰い妖怪と共にメアリーを異空郷の色んな場所に連れて行きそこで遊んだり喋ったりこの世界のルールについて教えたりしていた。それから数日がたち、メアリーが異空郷に馴染んできた頃、二人で遊んでくると枇文が言いだす。人喰い妖怪は危ないから自分もついて行くと言ったのだが、枇文が頑なに拒みつづけるため、近くで遊んで来るんだったらいいよと許可を出してしまう。2時間程過ぎた時、旧巫女が怪我だらけの枇文と心配そうにしているメアリーを連れて帰ってくる。話によると二人で人里まで遠出していたところに妖怪が現れ、それに枇文が立ち向かったらしい。しかし、敵いそうもない相手で枇文は一方的に痛めつけられていた。人集りを不思議に思った旧巫女が駆けつけた時には立っていられるのがおかしいぐらいにぼろぼろだったらしく、それを聞いた妖怪はなぜついて行かなかったのかと酷く後悔した。旧巫女はあなたのせいではないと言ったのだが、妖怪は暗い表情のまま森の中へと歩いて行った。それを見た旧巫女は枇文を連れて帰ろうとした時の人里の人間の様子を思い出しており、人里の人間はボロボロになった枇文に対し「次の巫女があんなに弱くて心配だ」「そんな力で本当に私たちを守れるの?」と不安の声や文句までこぼしていた。人里の人間は旧巫女に聞こえているとは思っていないだろうが。


森の中で人喰い妖怪は一人後悔の念に苛まれていた。こんな目に遭わせてしまった自分に不甲斐なさを感じ、枇文にどんな顔をすればいいのか分からなくなってしまう。

そして妖怪はもうあの時のような関係には戻れない、だからまた巫女とただの人喰い妖怪の関係に戻ろうと激しい痛みに耐えながら自身のリボンを外した。

その後、旧巫女の手により人喰い妖怪は救われる(詳しい内容はこちらの記事を参照)。神社に戻り妖怪は怪我を完治中の枇文に謝ったが枇文は私こそごめんねと一つの潰れた花を渡される。枇文は人喰い妖怪に日頃の感謝の印として何かプレゼントを渡したいと思い、家事などの手伝いをしてお小遣いをもらい、そのお小遣いで人里にある花を買った帰りに妖怪に出会ったらしく、その時の戦いで相手の妖怪に花を踏みつけられてしまったと枇文は泣きながら話した。妖怪はそのことを知ると平気といい、潰れた花を栞にして見せ、感謝の気持ちを伝えると枇文はまた涙を流した。

夕星との出会い

人喰い妖怪の事件から数日がたったある日、旧巫女の友人である雲翳朔丸が幼い夕星を連れて神社にやってくる。初め夕星は枇文が何を考えているか分からなかったが、毎日会うたび枇文の内面を垣間見て、芯が通っていて真面目で努力家な枇文に対し憧れを持ち始める。(詳しくは九霄夕星の記事を参照)夕星と同じく最初はおどおどして優柔不断な彼女に呆れていたが、枇文も次第に優しく素直で思いやりがある夕星に好感を抱いていた。だが、夕星は同じ魔法使いであるメイジーに劣等感を抱いており、凄く悩んでいた。その様子を見た枇文が神社でお泊まり会を開き、夕星を招待する。皆が寝静まった夜に、夕星が起きていることに気づいた枇文は縁側に座っている夕星を見つける。夕星は隣に座った枇文に対して悩みを打ち明けると枇文は夕星の手を掴み夜空に飛び立った。星の中を枇文とともに飛行している夕星は普段下ばかり向いていたため、夜空の景色に目を奪われていた。その後近くの丘に座り二人で満点の星空を眺めながら語り合い、また二人で観に来ようと約束を交わした。

メアリーとの戦い

枇文と夕星がよく遊んでいた頃、メアリーはよく一人で何処かに遊びに行っていた。

枇文が遊びに誘っても用事があると断られていた。メアリーは人喰い妖怪の事件の時、その膨大な妖力を前にし恐怖ではなく憧憬の念をもっていた。それからメアリーは妖怪になるというタブーをおかしてしまう。どの様な形でメアリーが妖怪になったのか、その時は誰も知ることはなかったのだが、人間が妖怪になるというタブーを見逃せるはずもなく、旧巫女はメアリーと敵対する。メアリーが力で旧巫女に勝てる筈もなく、粘ったものの窮地に追いやられてしまう。しかし、人喰い妖怪との和解もあってか旧巫女はメアリーを説得し、改心するように諭しメアリーを暖かく抱きしめた。メアリーも旧巫女の後に手を回し抱きしめ返そうと...せず、そのまま背後から薙刀状を模した弾幕で貫いた。


その後旧巫女の帰りが遅く心配した枇文は探しに行こうと外に出ると、神社の鳥居に体を預けている旧巫女の姿を見つけた。ここまで歩いてきたらしく、参道には血が滴っていた。旧巫女は「最後にあなたの顔が見れて嬉しい。私の分まであなたは幸せになってね」と残しそのまま息を引き取った。母親の死を目前で見た枇文は絶望、虚無感、悲しみの感覚に襲われる。未だに死を受け入れられない枇文は母親の好きな食べ物や思い出の品を持ち出して見せるが反応はなく、枇文は旧巫女に抱きつくと静かに泣くのだった。

泣き疲れて寝てしまった際、夢に旧巫女が現れ、東雲巫女として情けないなどのガッツをいれられ目覚めた枇文は旧巫女の髪についたリボンをつけ、旧巫女のお祓い棒を持ちメアリーに立ち向かっていった。

メアリーは妖精などにも手を出しており、森の中の妖精たちは騒然としていた。枇文がメアリーを見つけた時には、メアリーはメイジーと戦っており、その後ろで夕星は恐怖で体が震えていた。メイジーは今にも負けそうになっており、とどめを刺されそうなところに枇文が割って入った。しかし、枇文の力はメアリーに一歩及ばず、後ろの二人に攻撃が行かない様に心血を注いで防御することしか出来なかった。しかし、防御のために使っていた結界が力に耐えきれず割れ始め、全ての攻撃を防御しきれなくなりそうになった時、夕星が勇気を振り絞りメアリーに体当たりをした。

その隙を見計らって漸く一撃与えた。夕星は頭を打ったのか既に気を失っていたため、まだ動けそうなメイジーに夕星をおぶって逃げるよう伝え逃した。


攻撃を受け放心していたメアリーは、はっと我に帰るとメアリーは鋭い目つきで枇文を睨んだ。攻撃を受けたことによってこの力が有れば誰にも負けないというプライドを傷つけられたためである。枇文は怒ったメアリーの力に圧倒されなす術もなく攻撃を受けていたが、その時枇文に付き纏っていた禍津ナギに完全に憑依させてくれるのなら力を貸すと言われ、交渉を飲んだ枇文はナギに意識を支配され、その支配した体でナギはメアリーをいとも容易く返り討ちにした。意識が戻った枇文は自身につくメアリーの血を目にしてまだ子供だった彼女はその光景に絶句し、気を失う。その後夕星の膝の上で目を覚ました枇文は夕星に感謝の言葉を告げ、また眠りにつく。後々分かったことで、メアリーは妖怪になったのではなく、妖怪に唆されてその身を妖怪に捧げ操られていたらしい。メアリーはメノウの手によって記憶を消され外の世界へと帰された。守るべきである人間を瀕死の状態まで追い込んだことに枇文は酷く気に病み、かつての友人を傷つけてしまったという罪悪感から神社に引き篭もってしまう。次の代である巫女がこのままだとまずいと感じた鶯は母親との思い出、人喰い妖怪やメアリー、夕星との記憶を藪谷メノウに消させたのだった。メノウは記憶削除には反対しており、枇文をこの感情に立ち向かわせるべきだと述べたが、旧巫女を失い、同時に起こった異変の影響もあり枇文が立ち直るまで待っていられる状況ではなかった鶯はメノウの意見を却下し、記憶削除を行わせた。その記憶削除は枇文に限らず異空郷全体で行われ、当時の事件や旧巫女のこと、枇文の元々の性格について知っている者はごく僅かとなった。


しかし、夕星などは記憶を消された後、記憶を消される前憧れだった枇文の様な性格になったり、枇文が本能的に人間が妖怪になることを酷く嫌っていることもあり、理屈では語れないが体に感覚的に染み付いているのかもしれない。

関連イラスト

ひふみちゃんとナギさん

夢幻霊蝶〜Shaman fate

異空郷でのCP

詳しくは異空郷のカップリング一覧の東雲枇文の項目を参照。

関連タグ

博麗霊夢・・・元のポジションとなった『東方Project』のキャラクター。

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