概要
「ツンデレ」の対義語、もしくは派生語の一つ。
そもそもの「ツンデレ」自体が「仲が深まるにつれて起こる心境の変化」と「本当は素直になりたいのについ冷たくしてしまう葛藤」という2つの(あるいはそれ以上の)意味で使われており、「デレツン」も大きく分けて2つの使われ方がある。
1の解説
ツンデレを「ツン」(冷たい、辛辣)な態度が、親密度の向上やと時間の経過により軟化して「デレ」(優しい、甘い)な態度になる変化のシチュエーションとした場合、デレツンは当初は「デレ」だったのが、時間の経過とともに「ツン」な態度に変わっていく様を表す。
これは「嫌いになった」というわけではなく、最初は(大して好きでもないのに)「デレ」を演じていたのが、本当に好きになって元々の性格の「ツン」なところが出てくるようになった、いわば「素」の自分を見せられるようになったことを表し、いわば「デレ」と思われていた部分が実は「ツン」、「ツン」と思われていた部分が実は「デレ」、という形に入れ替わっているツンデレの一種と言える。
しかし、ある意味では「上げて落とす」ことになるため、ツン(実はデレ)を向けられた側が愛情表現だと分かっていなければ「仲良くなったと思ったのに冷たくなった…」と思われてしまい、精神的ダメージは大である。
いわゆる「釣った魚に餌をやらない」は「自分のモノにするまで(つまり、恋人や夫婦になるまで)」は甘やかしておいて、いざそうなると飽きてしまって突き放す、放置することを指すが、デレツンは「デレの一環としてのツン」なので別物である。
概要2の解説
ツンデレを、もともと内心では「デレ」の状態になっているのがつい「ツン」の虚勢を張ってしまう、いわば心の二面性だと解釈した場合、デレツンは第三者から見て明らかに「デレ」になっているが、それを指摘されたり二人きりになったりすると「ツン」になってしまう状態を表す。
本人は「デレ」を自覚していないものの、すでに「デレ」は態度として現れており、自覚しそうになると照れ隠しや混乱から「ツン」が出てくる、いわばツン→デレの過程の一つと言える。
この場合のツンは完全に見せかけだけで、傍から見れば外面もデレッデレである。例えば好きな人のことを考えて笑顔になっている状況下でそのことを指摘したり本人が現れたりすると、ムキになって自分の好意を否定するものの内面はまんざらでもない、というのがそれに該当しよう。
デレツンに該当するようなキャラ
1タイプ
2タイプ